会社への通勤は、朝夕の混雑にもまれながら1時間や2時間を電車の中で過ごさなくてはならないという大きなデメリットがあります。その点、在宅勤務なら、思い立ったときにすぐに仕事にかかれますし、時間の都合もつけやすく、自分のペースで働くことができますね。
昔は通信手段と言えば電話や手紙、ファックスでしたが、インターネットが普及したことで、仕事のあり方は大きく変化しました。特に、パソコンを使って仕事をしている人たちにとっては、どこで働くかはもはや重要ではなくなってきています。
会社に所属しているものの基本的に在宅で働いているという人から、主婦が副業を隙間時間に行うなど、幅広い働き方が浸透しており、在宅ワークは今や珍しいことではなくなりつつあるのです。
在宅ワークをしやすい仕事とは
在宅ワークが増えているとは言え、どんな職種であっても在宅での仕事が可能とは限りません。たとえば、建設作業員やアパレル店員などは、現場やお店に行かなくては働くことは不可能です。同じように、実際に会社を訪問する営業や、来社した人の案内をする受付、資材や財産を管理する管財部の人間などは、在宅ワークをするわけにはいかないでしょう。
一方、パソコンを使って図面をひくCADオペレーターや、文章や絵をかくライター、イラストレーター、また、SE(システムエンジニア)などは、どこで働いてもそれほど問題のない職種です。その他、在宅で企業からの問い合わせ電話などを受ける在宅オペレーターも昨今では増えてきています。在宅での秘書業務募集というのも目にすることが多くなりました。
現在、このような仕事を勤め先において既にしている人は、在宅ワークにも対応できると言えるでしょう。もちろん会社のスタンスにもよりますが、会社側も、出社させて交通費を支払うよりも在宅で働いてもらった方が良いと考えている場合もあります。
こうした仕事を在宅で行いたいと考えている人は、募集案件を探したり、勤務形態について会社に交渉したりしてみてはいかがでしょうか。
在宅ワークの給料とは
秘書やテレオペレーターは、時給で給与が支払われるところが多くなっています。開始と終了の際に電話やインターネット上で連絡を取り合い、規定時間の間、会社にいるのと同じように働きます。
一方、技術的な職種の場合、能力給や成果給の場合もあります。細かい仕組みは会社や業種によっても異なるため、働き始める前にしっかり確認しておきましょう。
在宅ワークを取り入れることで、より自分らしく働けるようになることもあります。充実した仕事と豊かな生活を両立させたいと考えている方は、自由な働き方ができる職種や業界を選んでみるというのも良いのではないでしょうか。