「内定が出たけど転職を決断できない…」ときの対処法

転職活動で内定通知をもらっても、この会社に本当に転職しても良いのか迷い、「内定承諾を決断できない…」という心情、よく理解できます。迷った時にすべきことは、「決断するための材料を集めて整理、比較する」こと。内定が保留できるのは長くて1週間が目安ですから、迷うよりも実践していきましょう。
この記事では、内定承諾を決断できないときの対処法をご紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。

1.疑問点は全て質問して、解消する

内定をもらった企業にすぐに内定承諾を出せない理由が、面接で確認しきれなかった疑問点や後からわいた疑問点、労働条件を確認して気になった点などであれば、悩むより採用担当者に全て確認しましょう。
企業側も入社後、ミスマッチですぐに辞められることは避けたいですから、電話やメールで質問されたら、回答してくれます。内定通知後は遠慮せずに質問して、入社前には疑問や不安を解消しておきます。

2.転職理由を振り返る

転職活動を開始する前に自己分析を丁寧に行っていたなら、転職を考える「きっかけ」と「転職理由」とを分けて整理できていると思います。
例えば、上司との関係がうまくいかないことが転職を考えるきっかけでも、どのようなキャリアを築いていきたいのかをあらためて考えて必要な環境や条件、仕事内容について整理し、「譲れない条件を把握できていること」「自分なりの優先順位をつけていること」が出来ているでしょう。
もし、整理できていないなら、あらためて自己分析をしましょう。これが出来れば、内定通知を受けた企業に承諾するかの決断が早まります。

3.内定をもらった企業を整理する

複数の企業から内定を受けたら2で優先順位をつけた要素を並べて整理してみましょう。
歓迎要素だけではなく、不安要素についても比較してみることをおすすめします。例えば、自分がやりたい仕事ができて会社の雰囲気も好印象だったが給与や残業が多そうなことが気になる、といった点です。不安要素についてもどこまでなら自分が許容できるのかを検討してから、採用担当者に質問して回答を得て判断材料としましょう。
また、企業の将来性についても会社のビジョン、離職率など集められる情報を集めて、自分なりに判断することも大切です。

4.現職を退職するデメリットも整理する

在職中の転職活動をしているなら、現職の企業についても優先順位をつけた要素について整理し、内定をもらった企業と比較しましょう。退職するということは、その企業の良い部分も手放すということです。退職するデメリットを上回るメリットを感じられないなら、内定承諾に躊躇してしまうのも当然です。
自分が「決められない理由」をあぶりだすためには整理して比較することが欠かせません。

5.直観も大切にしてみる

ここまで説明したことを整理できていたら、入社したい1~2社に絞れているはずです。また、実際に転職面接を受けたら、第一志望の企業ではなくても、意外な企業に相性が良いと感じたり、ピンと来る会社というのも出てきます。そんな時、自分の直観に頼ることも一つの方法です。どこまでいっても、「100%の正解」ということは入社前にはわかりません。入社後に想定と違ったことが出てくる、と心づもりしておきましょう。
そのうえで、「最後は自分自身が決断して選んだ」ということが、どのような選択を選ぶにしてもその後に直面することに、自己責任で持って対処していけるからです。

まとめ

内定通知を受けたけれど、内定承諾の決断に迷う場合にやるべきことをまとめました。人生の大きな決断ですから、後悔しないためにも面倒くさがらずに決断までのステップを踏むことをおすすめします。

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