上司と会ったらまず会釈……。しかし、意外と知られていない正しい挨拶の方法とは?

上司と社外でばったり会った。当然挨拶をすると思いますが、どんな挨拶をしますか?一番多い答えは「会釈」だと思います。しかし正しい会釈の方法を知っているかと聞かれて、自信を持ってYESと答えられる方は意外と少ないのではないでしょうか?

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上司と社外でばったり会った。当然挨拶をすると思いますが、どんな挨拶をしますか? 一番多い答えは「会釈」だと思います。しかし正しい会釈の方法を知っているかと聞かれて、自信を持ってYESと答えられる方は意外と少ないのではないでしょうか?
正しい方法を覚えておけば、上司だけではなく社外の方への挨拶などのあらゆる場面で好感度がアップすること間違いなしです!

挨拶をする場合、まずは状況に応じた言葉を発さなくてはいけません。朝なら「おはようございます」終業時なら「お疲れ様でした」。これらは誰でもかんたんにできることでしょう。しかし、挨拶において一番大事なのは『お辞儀』です。
お辞儀は『頭を下げて礼をする』こと。しかし実際に動かすのは『頭』ではありません。腰を曲げることが正しいお辞儀になるのです。背筋をピンと伸ばしたまま、体を腰から前に傾ける。そして男性は両手をまっすぐに、女性は両手をおへその辺りで合わせる。これが正しいお辞儀の方法です。
さらに、お辞儀をするときの腰を曲げる角度によって、挨拶の種類が異なります。

腰を曲げる角度で、挨拶の種類は変わる!

会釈の場合は、腰を15度傾けます。主に会社の上司や先輩などに行う会釈。もしも歩いていたら足を止めて、腰を前に15度傾けることが、正しい会釈の方法です。
では社内でも社長などの上役、取引先の大事なお客様相手の場合はどうでしょう。この場合は『敬礼』をします。敬礼は腰を30度前に傾けること。特に大事なお客様を出迎える際に、この敬礼を行います。
そしてお見送りをする際ですが、敬礼よりもさらに深く頭を下げましょう。これは『最敬礼』と呼ばれ、腰を45度前に傾けます。

視線をもっていく位置により、角度を体で覚えよう!

ここまで3種類のおじぎを紹介しましたが、実際には角度までは覚えられないものです。そこで、視線でその角度を覚えるというコツをご紹介します。相手が自分の1mくらい前に立っていると仮定しましょう。その時、会釈15度の場合は相手の腰辺りに視線をもっていきます。背筋をまっすぐ伸ばすことを忘れずに相手の腰辺りを見れば、それが15度です。
敬礼30度の場合は相手のひざ辺りに、最敬礼45度の場合はつま先辺りに視線をもっていくと、自然とそれぞれの角度になります。

よく出張をするようなビジネスパーソンであれば、この腰の角度を変えて行う挨拶を頻繁に目にする場所があります。それはホテル。ホテルの場合は、ホテルマンからチェックインのときに敬礼を、そしてチェックアウトのときに最敬礼をされているのです。またホテルだけではなく、ちょっと高級なレストランでも、同じように敬礼・最敬礼をされています。
今度ホテルや高級レストランに行く際には、相手の視線がどこにいっているのか確認してみましょう。正しい挨拶をしっかりと見て、自分のものにしてみてください。


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