心理学とは人間の行動を研究する学問のこと。そんな心理学、実は恋愛にも効果があるってご存知でしたか？ しかもビジネスパーソン、特に営業職の方が意識せずに仕事でも使っているテクニックが、相手を射止めるのに有効なんです。
果たして営業職のどんなテクニックが、恋愛に有効なんでしょうか？
お客様と信頼関係を築く手法は、恋愛にも有効！
営業職の方はお客様と信頼関係を築かなくてはいけません。信頼関係を築く鍵となるのは会って話をすること。しかし初対面で長時間話をしても、打ち解けない場合がほとんどです。ダイヤモンドオンラインで連載されていた『トップ営業マンの売れる営業テクニック』によると、お客様との信頼関係を築くためには「初対面で1時間話すよりも、たとえ1分間でも10秒間でも複数回にわたって顔を合わせるほうが結果的にうまくいく」と言います（【第1回】また会ってみたいと思わせる工夫より）。
実はこれ、心理学の『ザイアンス効果』と呼ばれるもの。日本語では単純接触効果と呼ばれ、何度も見たり聞いたりしたものには、次第によい感情が生まれてくるという効果。
このザイアンス効果、当然恋愛にも通用します。例えばある人をデートに誘おうとしましょう。できればお休みの日にじっくりと遊びたいと思うかもしれません。しかしそれよりも効果があるのは、時間は短くてもこまめに会うことです。最初のデートから何回かは、少ない時間でも会う。これが、恋愛を実らせる秘訣なんですね。
お客様の話をじっくり聞く『応酬話法』も恋愛に有効？
もう1つのテクニックは『イエスアンド話法』。営業職の場合はお客様の話をじっくり聞き、否定しないことが重要です（【第9回】「ノー」というお客様には、「そのとおりです」より）。
例えばお客様が「この店の商品は高い」とおっしゃったら、営業マンは「その通りです」と答えます。ここで「でも高いのには理由があります」と続ければ、お客様は耳を傾けてくれます。お客様の話を受け入れることで相手から信頼され、肯定した状態でこちらからの提案を話すという手法です。このテクニックも恋愛には有効です。
相手の話を聞いている最中に、自分の話をし始めてはいませんか？ そうすると相手は「自分の話を聞いてくれない」と感じて、信頼関係が築けなくなってしまいます。相手が話しているときは、相づちを打つだけで口を挟まずにじっくりと聞く。聞き終わってから自分の意見や話をすることで、相手との信頼関係が成り立っていくという訳です。付き合い始めで信頼関係に自信がない方は、ぜひ実践して欲しいテクニックです。
今仕事で使っているテクニック、もしかしたら恋愛にも有効？
仕事においても恋愛にもいても、元を正せば重要なのはコミュニケーションです。人間の心理に沿った行動をとることで、仕事も恋愛もうまくいく可能性も高まるでしょう。
今仕事で使っているテクニック、もしかしたら恋愛にも通用するかもしれませんよ。
