税金が上がると、収入にどの程度影響があるか把握していますか? 春に控えている消費税の増税。税率が5%から8%に上がりますが、消費税の場合、年収によって増税が与える影響が変わってきます。
収入による税金の増え方を把握することで、消費税増税に備える必要がありそうです。
消費税は買い物をすると必ず掛かる税金です。お金を使うと税金が掛かるので、収入が多い人ほど負担が増える傾向があります。では実際に、年収によりどのくらい税金は増えてしまうのでしょうか?
読売新聞が報じたところによると、年収200万円で約4万円の増税、年収300万円で約6万円、年収400万円で約7万円、年収500万円で約8万5千円もの増税となるといいます(読売新聞1月6日付 消費税増税に伴う年収別の負担増)。
そして、消費税は年収が低いほど負担率が高くなる傾向があります。予想されている増税額と年収の関係を見ても、年収300万円の人の負担増率は0.02%、年収400万円の場合は0.0175%、年収500万円の場合は0.017%と、年収が増えるにつれて、負担増率は下がっていきます。
アベノミクスの影響が給与に反映されていない今、この負担増はかなりの痛手です。もしも給料が上がらないなら、やはり打つ手は『節約』しかなさそうです。
増税額を月換算にすると、節約できない額じゃない!?
例えば年収300万円の場合、増税前と同じお金の使い方をしていれば、約6万円が消費税の増税分として余計に払わなくてはいけません。6万円というと非常に大きい金額に見えますが、ひと月に換算すると5千円です。ひと月5千円と聞くと、節約もそんなに難しくなさそうに思えてきませんか?
消費税増税の前に「毎月5千円を節約する」ということを考えておけば、いざ消費税が増税されても、生活が厳しくなることもなさそうです。
今のお金の使い方を見直して、毎月節約していこう!
まずは今、自分が何にいくらぐらいお金を使っているかを見直しましょう。すると必ず無駄が見えてくるはずです。例えば1日に何本も缶コーヒーを買っていた場合、本数を減らすことで無駄な出費が抑えられます。
また見直すことで、今使っているお金で減らせる部分も分かります。例えばスマートフォンなら、格安で通話と通信ができる契約に切り替えることで、出費額を減らすことが可能になります。
今から節約して、消費税増税の影響を少なくしよう!
今まで通りにお金を使っていたら、必ず増税の影響を受けてしまいます。しかし今のお金の使い道を見直すことで、消費税増税の影響を少なくすることが可能です。
増税前に今のお金の使い方でよいのかをしっかりと確認して、消費税増税に備えましょう。