プログラマー（PG）の職務経歴書サンプルと書き方のポイント

プログラマー（PG）は、システムエンジニア（SE）が作成した仕様書に沿ってプログラミングを行う重要な役割を担い、幅広い業界で必要になる職種です。携わってきたプロジェクト内容や業務内容、環境、役割について振り返り、職務経歴書サンプル（見本）と書き方のポイントを参考にしながら、適切に自己PRできる職務経歴書に仕上げましょう。

プログラマー（PG）の職務経歴書を書くポイント

募集要項で求められる能力について確認する

プログラマー（PG）はコーディングを行うことが基本的な業務になりますが、企業によってはプログラムの設計や開発構想、動作テストなども担当業務に含まれる場合があります。企業側の募集要項を確認し、企業がどのような人材を求めているのかについて把握した上で、それに合致するスキルや経験がある場合には職務経歴書で適切にPRしましょう。技術職は職務上で必要になる知識やスキル、経験が重要視されるケースが多いです。事前にこれまでに経験したプロジェクトについて整理し、業務内容や役割についての記載漏れがないようにしっかりと準備しておくことが重要です。

各プロジェクトを編年体式（逆編年体式）で簡潔にまとめる

プログラマー（PG）はプロジェクト単位で業務を進めていくことが多く、短期的に新規プロジェクトへと移り変わっていくため、編年体式（逆編年体式）でプロジェクト毎に区切ってわかりやすく記載することが有効です。顧客の業種や業務内容、開発言語、開発環境について簡潔にまとめられた職務経歴書を作成しましょう。また、様々な業界のシステムのコーディングを行った経験や、有名企業や規模の大きな案件を担当した経験がある場合には、採用担当者からの評価が上がる可能性があるので、必要に応じて詳細な情報を盛り込むことも効果的だと考えられます。

プログラミング関連の得意分野や保有資格を記載する

得意分野や保有資格を記載することにより、保有している専門知識を応募先企業に正確に伝えることができます。職務経歴書サンプルを参考にして、「JAVA」や「XML」などの開発言語や、「情報処理技術者能力検定」、「情報システム試験」、「基本情報技術者試験」、「ソフトウェア開発技術者試験」などのプログラミング関連資格について職務経歴書に記載しましょう。また、「TOEIC」や「日商簿記」などの応用可能な資格についても同様です。プログラミングなどの知識やスキルに関して詳細にPRしたい場合には、それについて補足的に記述することにより、具体的な知識・スキルのレベルの高さを表すことができます。

プログラマー(PG)に求められる能力

C言語やJAVA、PHPなど、プログラミング言語に関する知識が必須です。確かな知識をベースに正確なコーディングを行うスキルが求められ、幅広い開発環境に対応できる知識の豊富さが必要な場合もあります。

システムの設計や開発構想、顧客対応などの業務を行う場合には、設計や開発に携わった経験や関連スキル、コミュニケーション能力、顧客対応能力、顧客折衝能力などが求められます。システムエンジニアとして活動した経験があれば役立つでしょう。

チームリーダーなどを任されてマネジメント業務を行う場合には、人材教育スキル、業務の進捗状況やスケジュールなどの管理スキル、担当者とのコミュニケーションなどといったマネジメント能力が必要になります。

プログラマーとして成長するための向上心や成長意欲、自己管理能力があると、技術者としての可能性を広げやすくなります。技術的な部分だけでなく、営業やマネジメント業務に意欲的に携わることで、ビジネス―パーソンとしても成長できるでしょう。

あなたの持っているスキルを人事に伝える方法

あなたの持っているスキルを職務経歴書に記載することは企業の採用担当者にアピールする上で大事なことですが、職歴の欄に書くのか、自己PR欄に書くのか、箇条書きがいいのか文章にした方がいいのか、書き方に悩まれることもあるでしょう。

実は、転職サイトからWebで応募する場合、職務経歴書とは別の項目でスキル・能力を人事に見てもらうことができます。

マイページで登録できる「経験業務」に関する項目

typeで登録できる経験業務の一例をご紹介します。
もしあなたに当てはまる項目があれば、ぜひスキル登録しておきましょう。

上記は一例であり、他にもフレームワーク・API、データベースなど、さまざまな入力項目をご用意しています。
選択してチェックを入れるだけなので、職務経歴書のために時間が割けない場合にこちらだけ登録しておくのもおすすめです。

プログラマー(PG)の職務経歴書サンプル

この職務経歴書はプログラマー(PG)を経験している33歳 男性の書き方サンプル例になります。

職務経歴 概略

開発経歴

20XX年X月～20XX年X月　（株式会社○○○○システムズ　第１開発部）

20XX年X月～20XX年X月　（株式会社○○○○　開発事業部）

職務経歴書のセルフチェック方法

完成度を高めるために、内容を再確認することが重要です。
以下を参考にして、職務経歴書をブラッシュアップしましょう。

職務経歴書のチェック項目

職歴を「5W1H」で明確に伝えられていますか？

• いつ（西暦表記・在籍期間）
• どこで（在籍企業・所属部署・常駐先）
• どんな立場で（役職・役割・責任の範囲）
• 誰に対して（社内関係者・社外担当者）
• 何を（具体的な職務・業務）
• どれくらい（規模・人数など）

自己PRになる情報を盛り込めていますか？

• 成果・実績（プログラミング実績・マネジメント実績・社内評価・コミュニケーション能力など）
• 得意分野（プログラミング言語・マネジメント能力など）
• 専門スキル（システム開発・専門知識≪業界知識・業務知識≫など）
• 応用スキル（語学力・ビジネスマナー・PCスキル≪Word・Excel・PowerPoint≫など）

情報が正確に伝わる内容に仕上がっていますか？

• ビジネス文書（名詞・体言止め）
• レイアウト（記号・改行・表で見やすく）
• 具体性（5W1H・数値・専門用語）
• PRポイント（得意分野・業務内容）
• 適性（求める人物像に合致）
• マネジメント（人数・成果）

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