機械設計経験者の自己PR例文とアレンジのコツ
「自己PR」は、応募書類の中でも採用担当者が特に注目する項目で、ライバルに差を付けやすいポイントの一つになります。職務経歴だけでは伝えきれない「自分自身の強み」をしっかりと伝えましょう。ここでは機械設計エンジニア経験者の自己PR例文集と、自分らしくアレンジするコツを分かりやすくまとめています。例文を参考に、オリジナルの自己PR文を作成してくださいね。
機械設計エンジニアのアピールポイントを自分らしく記載するコツ
技術力がイメージできる「実績」を記載する
機械設計エンジニアは、機械が動く仕組みを設計するために専門的な知識や経験が求められます。過去の職務での実績は、職歴欄で「どんな製品のどの部分を担当したか」「どんな役割でプロジェクトに関わったか」を記載し、「中でも得意なことは何か」をアピールするために自己PR欄を活用しましょう。
例えば、過去に開発に携わった製品、プロジェクトの内容・動作・規模などの概要、CAD・CAMなどの使用実績、設計に関わる担当業務での工夫したことなどが挙げられます。求められるスキルは企業によって異なるので、応募する求人の募集要件などをしっかりと確認した上で、アピールポイントを選択しましょう。
転職後に活かせる「ツール・ソフト使用歴」を記載する
機械設計エンジニアのように専門的なツールやソフトを使う必要がある技術職では、その技術をどの程度持っているのかをきちんと伝えることが重要です。ただ経験期間を記載するだけでなく、どのくらい使いこなせるのかが伝わる内容を盛り込みましょう。例えば「CADが使用できる」でなく、「AutoCADの最新バージョンで、図面の作成と編集ができる」といった具体性があった方が、採用側は業務のイメージがつきやすいでしょう。「最新技術」「希少性」「転職後の業務へのマッチ度」「市場ニーズの高さ」を意識して記載することで他者との差別化を図ることもできます。
経験の豊富さに直結する「経験期間」を記載する
転職市場では職種や業界の経験者は有利です。エンジニア系の職種は特に、「経験の豊富さ」は強みになるので、「何をどれくらいの期間経験したか」を明確にしてアピールしましょう。経験が浅い場合は、短い経験の中でどのようなことを身に付けたかを記載し、今後の成長を期待させる内容に仕上げましょう。
機械設計エンジニアの自己PR例文集
機械設計エンジニアの実務経験や保有スキルなどは人によって違いますよね。自分に合った例文を組み合わせて、自分だけの自己PRを作成しましょう。履歴書の自己PR欄は小さい場合が多いので、150~300字程度にまとめるのがおすすめです。「この例文を使う」を押すと、ページ下の編集エリアに自動的に反映されます。自分らしい自己PRになるように編集して活用しましょう。
私は●●製品の機械設計に関するスキルと経験に自信があります。●●の部品メーカーで機械設計エンジニアとして5年間勤務し、機械設計技術者試験2級と2次元CAD利用技術者試験2級の資格を取得いたしました。CAD、CAM、CAEを使用した経験がありますので、それぞれの業務に対応できます。また、現職ではIoTを取り入れた業務用機器の製品開発を主に行っており、8つの商品開発プロジェクトに参加した経験があります。
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例文の解説
機械設計エンジニアは専門的な知識・スキルや業務経験の必要性が高い職種なので、設計に関する知識・スキル・資格は大きなアピールポイントになります。求められる経験やスキルは企業によって異なる場合があるので、まずは募集要件などに記載されている情報を確認しましょう。その上で、適合性の高い内容にすることを念頭に置き「得意な業界・分野」、「過去に担当した業務」、「保有スキル・資格」、「ツールの使用期間」などの情報を盛り込みましょう。
私の長所はチームワークを大切にできるところです。設計チーム内でのコミュニケーションに加え、製品開発における各フェーズの担当者と打ち合わせを行う際にもチーム意識や協調性をもって相手を尊重することを心掛けております。他者の話にしっかりと耳を傾けた上で、設計担当者として必要な発言・判断をし、チームでより良い決定を生むことで製品のクオリティアップに寄与して参ります。
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例文の解説
機械設計エンジニアは、プロジェクトや組織の中でコミュニケーションを取りながら業務を行う可能性の高い職種なので、チームワークをもって業務に取り組み姿勢や協調性は大事な資質です。ただし、「他者を尊重しすぎて発言できない」、「自主性がない」などと捉えられてしまうとマイナスポイントになるので、発言力や主体性も併せてアピールしましょう。
私は現職で、設計補助として6カ月ほど研修を経て、詳細設計、基本設計と経験を広げていき、現在は概念設計や素材選定などにも少し携わっております。下流工程を満遍なく2年以上ずつ経験しているので、設計工程全体を把握することができると考えております。
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例文の解説
一言で「設計」といっても、その中には細かく領域が分かれます。その一部が得意なのであればそれをアピールしてもよいですし、例文のように全体を把握できるということをアピールするのもよいでしょう。また、機械設計エンジニアといっても、パソコンや携帯電話といった精密機器の分野と、自動車やプラントといった重工業では求められる技術も異なります。自分は何が得意なのかピンポイントで伝えるのに、自己PR欄を有効に使いましょう。
私の長所はどのような場面でも前向きに考えられる性格です。現職ではデジタルカメラ製品を扱っておりますが、試作品が想定通りの動きをしないといったトラブルを何度も経験して参りました。基本設計の見直しなど、一般的にしんどい場面でも「もっと良くするチャンス」と考え、コツコツと取り組むことができます。広く愛され、必需品と呼ばれるような電子機器を世に出すことが私の夢なので、今後もその目標に向かって前向きに努力してまいります。
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例文の解説
技術力だけでなく、機械設計エンジニアとしての適性や配属先のチームへの適応力も採用担当者は見ています。どんな機械を作るか考え、それを図面にし、完成まで徹底した検証を重ねることができる、緻密さや前向きさ、トラブルにくじけない継続性やチャレンジ精神といった、機械設計エンジニアに必要な資質を持ち合わせていることをアピールしましょう。
私は、新卒で現在の仕事に就き、2年間機械設計エンジニア(設計補助)として勤務して参りました。詳細設計を担当し、10以上の製品に携わってきました。経験を重ねる中で、より上流の概念設計に携われる設計者を目指し、機械工学の技術書を定期的に読み返すなど、日々勉強もしています。周囲の人を巻き込むリーダーシップもまだ足りないので、社外の技術者との交流の場やセミナーなどにも積極的に参加しています。
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例文の解説
技術者としての成長には終わりがないので、転職時点の能力だけでなく、転職後にどれくらい成長できるのかを採用担当者がイメージできる「将来性の高さ」が評価材料になる可能性があります。「どうなりたいか」、「何を成し遂げたいか」、「何をしていきたいか」などが明確にある場合には、それらを含めて将来性の高さが伝わる自己PRを作成しましょう。
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