結婚をしたい年齢は何歳くらいですか?
最近は晩婚化が進んでいると言われていますが、実際に結婚している人は、何歳くらいで結婚しているのでしょうか? 逆に結婚していない人は、なぜ結婚していないのでしょうか? 結婚と年齢に関する調査からは、結婚したい人が取り組みたいことも分かってきました。
厚生労働省が発表した『平成25年版厚生労働白書-若者の意識を探る-』。『第2節 結婚に関する意識』によると2012年の平均初婚年齢は、男性が30.8歳、女性が29.2歳(図表2-2-3)でした。平均初婚年齢は過去最高で、2000年の調査を見ても男性28.8歳、女性27歳。ここ10年ほどで約2歳年齢が上がっていることが分かりました。
また「いずれ結婚するつもり」という未婚者に結婚したい年齢を聞いたところ、2010年の調査によると男性は30.4歳、女性は28.4歳でした(図表2-2-14)。結婚したいと思っている人が思っている結婚したい年齢よりも、平均初婚年齢の方が若干高いという結果となりました。
年齢が上がると『結婚しない』より『結婚できない』に!
未婚者に、独身に留まっている理由を聞いたところ、年齢によって回答に差が出てきます。
18~24歳では男女とも1位が『まだ若すぎる』、2位が『まだ必要性を感じない』、3位が『仕事(学業)にうちこみたい』となっています。(図表2-2-17)。結婚することよりも大事なことがあり、どちらかというと『結婚しない理由』と捉えることができます。
しかし25~39歳のでは、男女とも『適当な相手にめぐり合わない』がトップになっています。例えば婚活でコンパなどに参加しても、参加者の中に『適当な相手』がいなければ、結婚どころか交際に発展することもありません。
また男性の25~35歳は『結婚資金が足りない』が3位に入っています。こちらも自分の給料や貯金の額が増えなければ解決しません。
実は25歳以上で未婚の人は、周りの環境や協力がなければ解決できない、どちらかというと『結婚できない理由』で、独身に留まっていることが分かりました。
婚活している人は、更に行動しないと問題は解消できない!
『結婚できない理由』で独身に留まっている人は、例えばコンパへの参加回数を増やすなど出会いの数を多くして、適当な相手を積極的に探す。結婚資金が足りないなら、自分のできる範囲で副業を始めたり、給与が上がる企業への転職を検討する。今よりも積極的な行動で、結婚できない理由を解消していくことが必要なようです。
今未婚の方は『結婚しない理由』なのか『結婚できない理由』なのかを分析してみましょう。もしも『結婚できない理由』なら、その理由を解決するべく積極的な行動を心がけてください。