コールセンタースーパーバイザー(SV)の志望動機例文

志望動機は、書類選考や面接の合否に関わる重要なポイントの一つです。例文を参考にして、あなたの魅力が伝わる志望動機を作成しましょう。ここでは、コールセンタースーパーバイザー(SV)の仕事内容や、求められる適性についても解説しています。より魅力的な志望動機を書くには、職種への理解を深めておくことが必要なので、事前に確認しておきましょう。

コールセンタースーパーバイザー(SV)の仕事内容とは

コールセンタースーパーバイザー(SV)は、コールセンターに所属しているオペレーターの応対品質チェックを含めた育成、シフト作成など勤怠管理を担当してコールセンターの運営品質を担う役割を果たします。また、オペレーターが応対できないクレームや問い合わせがあった場合には、SVが応対します。オペレーターを複数年経験し、業務知識・スキルはもちろん、リーダーとしての資質を認められてSVになることが一般的です。

担当するオペレーターの人数はコールセンター規模によって異なりますが、数名~20名程度のオペレーターを束ね、企業によっては業務設計やオペレーターの採用計画から面接・採用判断やコールセンターのパフォーマンス分析・業務改善提案、事業計画などまで行うこともあります。また、オペレーター間の人間関係の調整を行ったり、面談で仕事やプライベートの悩みを聞くといったコミュニケーションを通して人材管理をしたりするのも仕事です。

コールセンタースーパーバイザー(SV)に求められる適性

高いコミュニケーション力やチームをまとめるリーダーシップがある

コールセンタースーパーバイザー(SV)は、オペレーターの教育だけではなく、オペレーターの仕事の悩みなどを聞いてモチベーションに気を配ったり、人間関係の調整を行ったりも仕事のうちです。さらにクライアント企業の関係者や社内関係者等とのコミュニケーションも多く、高いコミュニケーションスキルが欠かせません。もちろん、人をまとめて成果を上げるリーダーシップも求められます。

冷静さを保てる

オペレーターが対応できないクレームなど難易度の高い応対は、コールセンタースーパーバイザー(SV)が行います。企業のイメージを損なわず、最後まで丁寧に適切な対処をするだけでなく、時には悪質なクレーマーに対して毅然と対応することも求められます。冷静さを保てることはSVの業務にとって重要な資質でしょう。

クレーム処理やハードワークに対応できる体力、精神力

コールセンタースーパーバイザー(SV)は幅広く業務量が多いため、繁忙期などには一時的にハードワークになることも。また、クレーム対応やチームとしての成果を求められることなどの精神的プレッシャーもあるため、業務に対して常に前向きに取り組める人には適性があるでしょう。

コールセンタースーパーバイザー(SV)の志望動機の書き方

ポイント1、今後に活かせるスキルを伝える

コールセンタースーパーバイザー(SV)には、コールセンターの知識やオペレーターとしての高い業務遂行能力があることが前提です。オペレーターとしてどのような業務を行ってきたのかを詳しく記載して、自身の知識・スキルのレベルを採用担当者に正しく伝えましょう。SV未経験からSVへの転職を目指す場合にも同様です。また、SVを経験している場合はどのレベルのマネジメントを担当したのか、どんな工夫をしたのかを書きましょう。クライアント企業や社内関係者とどのような業務上のコミュニケーションがあったのかなども記載すると評価されるでしょう。

ポイント2、その企業を選んだ理由を記載する

志望動機に目を通した企業側が「この会社に転職してくる必然性がある」と思える内容かどうかは重要なポイントです。転職理由に納得感があることと、企業を選んだ理由に整合性があることを意識して志望動機を作成しましょう。そのためには、企業の社風、事業内容、顧客層など詳しく調べて、その企業の特徴を正しくつかんでから、自分自身の価値観や保有スキル、目指すキャリアの方向性と照らし合わせることが大切です。
注意点としては「事実を書くこと」が挙げられます。事実や本心に反したことを書くと選考が進んでいく過程で矛盾が生じ、企業側が不信感を抱く可能性があるからです。ネガティブな理由は避けるべきですが、嘘のない内容としましょう。

ポイント3、将来性を感じさせる内容に仕上げる

中途採用では、現時点で保有しているスキルが重視されやすいですが、「将来性の高さ」も大きな評価ポイントになる可能性があります。まずは習得した知識や実務スキルなどをアピールした上で、「どのようにして企業に貢献できるか」、「今後どのように成長していきたいか」といった将来のヴィジョンについても伝えましょう。コールセンタースーパーバイザー(SV)未経験の場合には、オペレーター経験での知識やスキルレベルを明らかにした上で、意欲や目指すキャリアパスを具体的に伝えて、今後の活躍に期待できる内容に仕上げることが大切です。

コールセンタースーパーバイザー(SV)の志望動機の例文

企業側に向けて自己PRできる志望動機を書くには、以下の例文(サンプル)をテンプレートとし、内容を自分らしく書き変えるのがおすすめです。例文をそのまま使用すると自分自身の個性や魅力が正確に伝わらなくなる恐れがあるので、適切に内容をアレンジして、より魅力的な志望動機に仕上げましょう。

コールセンタースーパーバイザー(SV)経験者の志望動機サンプル

私はクレジットカード会社のコールセンターに6年間勤めて新規申込から盗難・紛失時の対応など一通りの業務を経験しています。また、2年前からスーパーバイザーを担当し、12名のオペレーターの品質管理と勤怠管理の他、新規オペレーターの採用を行っています。月に1度、懇親会を行い、時には他のチームや幹部も参加できるイベントを企画し、風通しの良い雰囲気づくりを心掛けています。それにより、離職率が前年より●●%低下しました。SVとしての業務範囲を広げてスキルアップし、ゆくゆくは新規業務の設計やセンターのパフォーマンス分析などへもチャレンジしたいと考え、業界最大規模のコンタクトセンターを持つ貴社への転職を希望しております。入社後は即戦力として活躍しながら経験を積み、貴センターで上位の役職へのステップアップを目指します。

「職務経験あり」のアピールポイント・注意点解説

・スーパーバイザーの業務内容と、具体的な努力や成果を示して仕事ぶりや大切にしている点が伝わります。
・業務の幅を広げてスキルアップしたいという想いが伝わり、採用担当者が納得できる転職理由が記載されています。
・転職先企業での長い活躍とステップアップの希望を明確に示し、意欲と将来性を感じさせます。

コールセンタースーパーバイザー(SV)未経験者の志望動機サンプル

私は現在、通信会社のコールセンターで主に通信回線の新規申込や移転などの問い合せ業務を5年担当しております。現職で昨年からは、リーダーとして7名の勤怠管理と新規採用されたオペレーターへの初期教育を担当しています。毎回、アンケートを取ってマニュアルや指導内容へ反映させており、分かりやすく汎用的なプログラムになったと自負しております。将来にわたってコールセンターで活躍したいと考えて、他業種やコール以外の業務も経験してスキルアップすべく、転職を決意いたしました。新コンタクトセンターを立ち上げたばかりで、スーパーバイザー候補の採用を積極的に行っている貴社に強く魅力を感じております。〇月にはコンタクトセンター検定試験の「スーパーバイザー資格」を取得いたしました。今後は即戦力として活躍しながら、リーダーシップについても磨きをかけてスーパーバイザーへとステップアップを目指します。

「職種未経験」のアピールポイント・注意点解説

・リーダーとしてオペレーターの教育に携わったことが経験として詳しく記載されており、自分の強みをアピールできています。
・自身のスキルアップのため、新しく設立されたコンタクトセンターでスーパーバイザーを目指す、という転職理由と企業を選んだ理由に採用担当者が納得できる内容に仕上がっています。
・転職に向けて努力していることや今後のヴィジョンが示されており、意欲的で将来性の高さを感じさせます。

まとめ

コールセンタースーパーバイザー(SV)の志望動機を作成する際は、業務経験や保有スキルを具体的に記載し、職種や企業を選んだ理由を明確にして入社意欲や今後の展望などを自分らしい言葉で分かりやすく表現することが大切です。例文を参考にして、採用担当者の興味・関心を引ける魅力的な志望動機を作成してくださいね。

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