合コンや友人の紹介で、恋人を見つけようと努力しているビジネスパーソンも多いでしょう。恋人を作るならまずは出会いの場を増やすことが大切ですよね。
ではあなたはどんな場を、出会いの場として期待していますか？ 合コン？ 友達の紹介？
すでに結婚している方は実際にどのような出会いから結婚に至ったのでしょうか。今『婚活』を行っている方は必見の、結婚相手との出会いの場が、調査の結果判明しました。
明治安田生活福祉研究所は、全国の20～49歳の男女を対象に『第7回 結婚・出産に関する調査』を実施しました。
20～30代で結婚した人を対象に出会ったきっかけを調べたところ、トップは『同じ職場』でした。男性の20代は29.7%、30代は29.4%、女性の20代は30.0%、30代は28.4パーセントと、4人に1人以上が同じ職場で出会って結婚に至っています（5.（2）図表5-2）。
2位には『友人の紹介』。男性20代25.2%、30代19.1%、女性20代20.4%、30代22.8%とこちらも高い数字です。
そして3位には『学生時代（クラス・サークル等）』が入っています。学生時代の出会いが結婚につながったのは20代が圧倒的に多く、男性20代が14.7%、女性20代が14.5%。しかし30代になると男性5.2%、女性5.2%と大きく減少していました。早く結婚したいと思っている方は、学生時代のつながりを大事にした方がよさそうですね。
出会いの場として期待値も高い『合コン』ですが、5位と意外に低い順位。4位の『インターネット』よりも順位が低くなっています。独身者が出会いの場として期待する場と、結婚に至った出会いのきっかけには、意外とギャップがあることが分かりました。
実際に結婚につながる出会いの場と、婚活場所は別物だった！
調査では『既婚者の出会ったきっかけ』を『独身者が期待するきっかけ』で割り、100をかけた数値で『結婚につながる期待値』を算出しました（5．（2）図表5-3）。
『同じ職場』での出会いに期待している人は32.6%、実際に結婚した方は29.5%で、結婚につながる期待値は90.4。100に近い方が期待通りの結果になるという数値ですので、同じ職場から恋人を探すのが、結婚への近道のようです。
調査によると『友人の紹介』は43.6、『コンパ・合コン』は35.2と、実は思ったほど結婚につながっていないことが分かりました。
また、結婚につながりやすいと思われている『お見合い』は18.3、『上司・同僚の紹介』18.1。気の合う人が見つかりやすい『趣味やスポーツのサークル』では14.3と非常に低い数字になっていました。
婚活ではコンパや合コン、趣味やスポーツのサークルの参加募集をよく目にしますが、実際に結婚に至るかと言われると、そうでもなさそうです。結婚をしたいと思って婚活をしている方は、活動の内容を見直したほうがいいかもしれませんね。
意外と職場でいつも顔を合わせている人の中に、将来の伴侶がいるかもしれませんよ。
