不動産営業(不動産業界)の職務経歴書サンプルと書き方のポイント

不動産営業(不動産業界)の職務経歴書を作成する際には、不動産に関する専門知識に加え、営業実績、マネジメント実績、表彰実績などを漏れなく記載することが重要です。実際に行っていた業務内容だけでなく、不動産営業としての能力の高さが伝わるよう、サンプル(見本)を参考にして適切に自己PRできる職務経歴書を作成しましょう。

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不動産営業(不動産業界)の職務経歴書を書くポイント

応募先企業の商品や営業スタイルなどを確認する

一口に不動産業界といっても、取り扱う商品の特徴や営業スタイルは企業によって様々です。職務経歴書を作成する前に、募集要項や企業ホームページなどを確認し、募集要項に「求める人物像」が明記されている場合には、それに合致する内容を偽りなく盛り込むことが重要です。
その上で、転職後にも活かせる知識やスキルを強調してアピールすることが有効です。得意分野や自己PRの欄を職務経歴書内につくり、別枠でPRポイントを記載するといった方法で、採用担当者にアピールしたい箇所が正確に伝わるように工夫しましょう。

業務内容を漏れなく明確に記載する

職務経歴書に過去に担当していた業務の内容を明確に記載することで、仕事に取り組む姿勢や、保有している知識・スキルなどが採用担当者に伝わりやすくなります。具体的には、顧客折衝スキル、営業資料などの作成スキル、契約手続きに必要な専門知識などが挙げられます。職務経歴書の作成に着手する前に業務内容について振り返り、ノートなどにメモを取って記載漏れを防ぐための対策を取りましょう。その上で、読み手の見やすさを考慮し、業務内容を簡潔に書くことが重要です。また、募集要項に必須スキルや優遇条件などが記載されている場合には、それらを強調することも有効です。

マネジメント実績でスキルの高さをPRする

中途採用では、幹部候補やマネージャー候補の採用を意図している可能性があるため、マネジメントに携わった経験や実績を職務経歴書で伝えることが有効です。チームや部署のマネジメントに携わった領域(教育・管理など)、人数、成果などをわかりやすく記載し、過去の実績を企業側に伝えましょう。不動産業界は高額な商品を取り扱う場合があるため、チームで業務に取り組むケースが多く、マネジメントに関するスキルが高い人材への需要が高いといわれています。個人としての成果・実績も大切ですが、マネジメント経験を添えてチーム単位の成果・実績もアピールしましょう。

不動産営業(不動産業界)に求められる能力

賃貸・分譲や戸建てを問わず、物件を売り込むための顧客折衝スキルが必要です。また、消費者は高額な商品ほど慎重になりやすいため、顧客に安心感を与える外見や話し方、説明スキルに加え、人に好かれやすい人柄などが成果に繋がる可能性もあります。

不動産契約書や重要事項説明書などの書類作成スキルが必要になる場合もあります。そういった基礎的なスキルを、過去に経験した業務で習得している場合には、PCスキルと合わせて職務経歴書でアピールしましょう。

不動産営業に必須の資格は基本的にはありませんが、宅地建築士や不動産仲介士、住宅ローンアドバイザーなどの関連資格、簿記や法律などの知識を保有していると業務に役立つ可能性があります。

マネジメント能力や管理能力に加え、社内関係者とのコミュニケーションスキルも必要です。対外的な営業力だけでなく、ビジネスマナーやビジネスメールなど、ビジネスマンの基本的なスキルについても職務経歴書に盛り込みましょう。

不動産営業職(不動産業界)の職務経歴書サンプル

この職務経歴書は不動産営業(不動産業界)を経験している29歳 男性の書き方サンプル例になります。

職務経歴 概略

2000年4月~ 株式会社 ●● 入社 住宅営業本部
現在に至る  

職務経歴

199X年X月~200X年X月(株式会社 ●● 住宅営業本部)
業務内容:不動産売買、不動産管理、不動産賃貸  【資本金:○億円/売上高:△億円/従業員:X名】

期間 業務内容
2000年4月

現在
(4年10ヶ月)
株式会社 ●● 住宅営業本部
住宅販売の営業職にて、約5年、個人を対象とした新規顧客開拓営業に従事しております。
2年目からは営業部チーフとして、5名のチームのマネジメントも行っております。

<営業内容>
分譲マンション販売業務を担当
投資用不動産を扱う(担当顧客:個人)
<業務内容>
・電話/飛び込みによるアプローチ
・営業資料用チラシの作成・配布
・商談、見積り作成、契約手続き、ローン契約手続きまで
<実績>
20XX年度年間成約件数13 件、社内の営業社員87名の内3 位

住宅営業本部 チーフに昇進
<業務内容>
     分譲マンションの販売及び部下のマネジメント業務
・ 営業社員5名のマネージメント、マーケット調査を行う
・ 部下の担当のアポイント顧客への商談、契約手続き、ローン契約手続き、
資金回収までの販売全般を担当
<実績>
20XX年度年間成約件数35 件、社内にて営業チーム10課の内4 位

その他実績

・人事評価・教育制度改革プロジェクト選抜メンバーに抜擢
・営業本部にて新入社員教育プロジェクトの確立・実施

職務経歴書のセルフチェック方法

完成度を高めるために、内容を再確認することが重要です。
以下を参考にして、職務経歴書をブラッシュアップしましょう。

職務経歴書のチェック項目

職歴を「5W1H」で明確に伝えられていますか?

  • いつ(西暦表記・在籍期間)
  • どこで(在籍企業・所属部署)
  • 何を(具体的な職務・業務)
  • どんな立場で(役職・役割・責任の範囲)
  • 誰に対して(社内関係者・顧客)
  • どれくらい(規模・人数・金額・期間など)

自己PRになる情報を盛り込めていますか?

  • 成果・実績(営業実績・マネジメント実績・社内評価・コミュニケーション能力など)
  • 得意分野(営業スキル・知識・マネジメント力など)
  • 専門スキル(資格・専門知識≪業界知識・業務知識≫など)
  • 応用スキル(語学力・ビジネスマナー・PCスキル≪Word・Excel・PowerPoint≫など)

情報が正確に伝わる内容に仕上がっていますか?

  • ビジネス文書(名詞・体言止め)
  • レイアウト(記号・改行・表で見やすく)
  • 具体性(5W1H・数値・専門用語)
  • PRポイント(得意分野・業務内容)
  • 適性(求める人物像に合致)
  • マネジメント(人数・成果)

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