就業手当とは? 受け取るための条件は?

転職する際に、せっかくなら失業手当を受給してから再就職したいと考えている方も多いのでは? しかし、失業手当の受給期間に合わせてしまうと、再就職がスムーズにいかないといったことも考えられます。そこで注目したいのが「就業手当」。どんな制度なのか確認してみましょう。

就業手当とは?

「就業手当」とは、基本手当(失業保険)の受給資格がある人が、「再就職手当」の支給対象とならない常用雇用等以外で就業した場合に支給されます。 条件にあてはまる人が再就業した際に受けられる国の保障の一つであるため、求人広告に記載されていることはありませんが、転職を考える際に確認しておきたい手当の一つです。

「常用雇用等以外」とは、アルバイトや1年未満の契約期間で仕事をするなど、臨時的な雇用がそれにあたります。また基本手当の支給残日数が所定給付日数の3分の1以上かつ45日以上あり、一定の要件に該当する場合に支給されるなどの条件があります。

この場合の「就業」という扱いになるには、いくつかの条件があります。
・契約期間が7日以上
・労働時間が週20時間以上
・1週間に4日以上働く
正規雇用でなくとも、上記のような条件を満たせば、就業手当を受給できます。

しかし、1日の上限金額が6,105円の再就職手当と比べると、上限が1,831円と低い(上限金額は毎年8月1日以降に変更されることがあります)ため、注意が必要です。

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