パッケージ導入コンサルタント(ERP)の職務経歴書サンプルと書き方のポイント

パッケージ導入コンサルタント(ERP)の転職で書類選考を通過する職務経歴書を書くポイントは、経験した業務の実績や保有している専門知識を記載することです。特に製造業やサービス業、会計分野、システムエンジニアの経験は重宝されるので積極的にアピールしましょう。自分の得意分野やマネジメント経験を合わせてアピールすることで評価の対象になります。プレゼンスキルも重視されるため、職務経歴書はプレゼン資料のつもりで熱意をこめて作成しましょう。

パッケージ導入コンサルタント(ERP)の職務経歴書を書くポイント

経験した業務の概要と知識を記載する

パッケージ導入コンサルタント(ERP)の仕事には、クライアントの業界やIT技術に関する豊富な専門知識が求められます。コンサルタントや業務分析・要件定義・市場状況リサーチ・業務設計書の作成といった業務経験を明記しましょう。特に製造業やサービス業、会計分野における知識があると重宝されるため、別の業界の経験であってもPRポイントになる可能性があります。また、設計支援や経営企画関連のシステム開発、運用経験などのシステムエンジニアの経験があればアピールしましょう。導入したシステムが自社開発したものかどうかも重要なので、OSや開発言語など、担当したプロジェクトの内容と併せて開発環境も忘れずに記載しましょう。

プロジェクトの実績やマネジメント経験はPRポイント

コンサルティングをおこなったクライアントの業種や実績はPRポイントになります。情報漏えいにならない範囲で、時間・コストの圧縮や業務プロセスの簡素化など、課題解決力が分かるような実績を記載しましょう。ヒアリングや市場リサーチといった自分の得意分野をアピールするのも有効です。
また、予算管理やスケジュール管理などのマネジメント経験も評価の対象になります。プロジェクトの規模やメンバーの数と合わせて自分の役割を記載しましょう。

高いコミュニケーションスキル、プレゼンスキルも有効

パッケージ導入コンサルタント(ERP)の仕事には、クライアントの現場やシステムの開発者とのスムーズなコミュニケーションが不可欠です。クライアントへのヒアリングや、開発者との打ち合わせの中で得た経験や、成功するために工夫した点をアピールしましょう。コンサルタントには会社の顔としての信頼性も重視されるため、人間性がわかるエピソードを記載するのもいいでしょう。
また、コンサルタントにはプレゼンスキルも必要です。職務経歴書は自分を企業に売り込むプレゼン資料のつもりで、熱意を持って作成しましょう。

パッケージ導入コンサルタント(ERP)に求められる能力

ERP案件では会計分野のシステムを導入するケースが多いため、会計分野の資格や業務知識があると高く評価されます。特に、税や会計は法改正やルールの変更が多く、簿記・会計といった基礎知識が求められるため、エンジニアから転職する場合でも簿記などの資格があるとよいでしょう。

ERPパッケージ市場でのシェアが大きいSAP ERPシリーズ（R/3シリーズ）を導入する場合、SAP社が認定しているコンサルタント資格の取得が役立ちます。取得には費用と時間がかかりますが、企業が求める人材ニーズに合わせて取得を検討しましょう。

グローバル化の影響もあり、パッケージ導入コンサルタントには語学力も求められます。TOEICの点数のほか、電話やメールの応対といったビジネスレベルでの英語スキルは高く評価されるでしょう。

IT以外の専門知識を持つエンジニアは少ないため、パッケージ導入コンサルタントの需要は高く、高収入が期待できます。経験を積むことで転職による年収アップもしやすい職種といえるでしょう。

あなたの持っているスキルを人事に伝える方法

あなたの持っているスキルを職務経歴書に記載することは企業の採用担当者にアピールする上で大事なことですが、職歴の欄に書くのか、自己PR欄に書くのか、箇条書きがいいのか文章にした方がいいのか、書き方に悩まれることもあるでしょう。

実は、転職サイトからWebで応募する場合、職務経歴書とは別の項目でスキル・能力を人事に見てもらうことができます。

マイページで登録できる「経験業務」に関する項目

typeで登録できる経験業務の一例をご紹介します。
もしあなたに当てはまる項目があれば、ぜひスキル登録しておきましょう。

上記は一例であり、他にもフレームワーク・API、データベースなど、さまざまな入力項目をご用意しています。
選択してチェックを入れるだけなので、職務経歴書のために時間が割けない場合にこちらだけ登録しておくのもおすすめです。

パッケージ導入コンサルタント(ERP)の職務経歴書サンプル

この職務経歴書はパッケージ導入コンサルタント(ERP)を経験している30歳 女性の書き方サンプル例になります。

職務経歴 概略

開発経歴

20××年×月～20××年×月　（株式会社〇〇総合研究所　第１開発部）

20××年×月～20××年×月　（○○コンサルティング株式会社　開発事業部）

自己PR

私は、現職ではERPシステムの導入支援を行っております。電気、通信、自動車、ハイテクなどの業種に属する企業にERPシステムを導入した実績があり、業界知識が豊富にあります。コンサルタントとしての経験はありませんが、お客様に対する戦略立案、ビジネスプランの策定を行った経験があり、コミュニケーション能力や提案力にも自信がありますので、即戦力としてコンサルティングを行えると考えております。今後は、パッケージに関する知識・知見をさらに深め、お客様に喜ばれるように尽力して参ります。

職務経歴書のセルフチェック方法

完成度を高めるために、内容を再確認することが重要です。
以下を参考にして、職務経歴書をブラッシュアップしましょう。

職務経歴書のチェック項目

職歴を「5W1H」で明確に伝えられていますか？

• いつ（西暦表記・在籍期間）
• どこで（在籍企業・所属部署・常駐先）
• どんな立場で（役職・役割・責任の範囲）
• 誰に対して（社内関係者・社外担当者）
• 何を（具体的な職務・業務）
• どれくらい（業務の範囲・規模・金額など）

自己PRになる情報を盛り込めていますか？

• 成果・実績（業務経験・社内評価など）
• 得意分野（ヒアリングや市場リサーチなど）
• 専門スキル（業界知識・業務知識・資格≪日商簿記、SAP認定コンサルタント資格・公認会計士など≫）
• 応用スキル（語学力・マネジメントスキル・課題解決スキル・分析力・PCスキルなど）

情報が正確に伝わる内容に仕上がっていますか？

• ビジネス文書（名詞・体言止め）
• レイアウト（記号・改行・表で見やすく）
• 具体性（5W1H・数値・専門用語）
• PRポイント（得意分野・業務内容）
• 適性（求める人物像に合致）
• マネジメント（人数・成果）

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