OA機器・通信機器営業の仕事内容、やりがい、向いている人、未経験からなるには?

OA機器・通信機器営業の仕事内容、やりがい、向いている人、未経験からなるには?

OA機器・通信機器営業は、オフィス業務を効率化する機器を販売する営業職で、業務では商品の専門知識や営業関連のスキルが求められます。OA機器・通信機器営業の仕事内容、やりがい、向いている人などについて、未経験者にも分かりやすくまとめました。

OA機器・通信機器営業の主な仕事内容

OAとはオフィス・オートメーション(Office Automation)の略語です。OA機器・通信機器営業は、企業や病院などに対して、コピー機などの複合機やシュレッダー、ビジネスフォン、監視・防犯カメラ、パソコンや周辺機器などの導入を提案し、販売する職種です。自社で製造から販売まで行う企業での販売・リース契約営業や、リース会社で機器の代理店としての営業を行います。機器が故障した際の担当者へ取次対応、メーカーへの連絡に加え、企業によっては一部のメンテナンスを営業職が行う場合もあります。

OA機器・通信機器営業は、オフィス(法人)向け営業活動を行うことが一般的ですが、その規模は大小さまざまです。具体的な業務としては、テレアポや飛び込みによる新規開拓営業がメインです。営業先の企業規模によっては、ソリューション営業という営業スタイルになる可能性もあります。実際の機器の運搬や設置などを担当するスタッフや導入後のメンテナンス作業は通常、別のスタッフが行うことが多いですが、営業職が兼ねる場合もあります。求人内容を詳しくチェック調べ、企業情報もしっかり収集するなど、転職したらどのような働き方になるかを把握しましょう。

OA機器・通信機器営業の仕事のやりがい

・顧客対応力や営業スキルが身に付く
・いろんな業界や業種の会社と関われる
・機器関連の知識が身に付く

主にオフィス(法人)向けの営業活動を行い、時にはメンテナンスや修理も行うため、顧客対応を行うコミュニケーションスキルが身に付き、顧客との信頼関係を築く力も磨かれていくでしょう。20代にとって間口の広い求人が多く、営業未経験者がスキルを得る、実績を作るエントリー的なチャレンジもできるといった点も魅力の一つといえます。また、販売数が目に見える実績として分かることで達成感を得られることにやりがいを感じる人が多いようです。

この職種はありとあらゆる業種の会社へ営業を行うため、さまざまな企業形態を見ることができるという点もやりがいにあげられます。業界知識などが得られたり、人脈を築けたりすることもあるでしょう。
OA機器・通信機器に関する知識を身に付けられるため、特に機器・機械、通信機器・技術などが好きな人にとっては、好きが活かせる仕事です。

OA機器・通信機器営業の仕事の厳しさ

・シビアに営業実績を求められる
・働き方がハードになりやすい
・顧客の業界知識が必要になる

OA機器・通信機器営業では、新規顧客開拓数や売上などの数字をシビアに評価されることが一般的で、継続的に実績を上げることを求められます。また、歩合制を採用していることも多く、営業成績が収入にダイレクトに結びつくため、やりがいもありますがこの職種の厳しい面であるといえます。

また、テレアポや飛び込みによる営業を日々行い、既存顧客への対応や機器のメンテナンス、修理なども行う場合があるため、働き方がハードになることもあります。顧客の指定時間に合わせるなど終業時間が不規則になる、残業時間が多くなるなどの状況に厳しさを感じる人がいます。

OA機器・通信機器営業はメーカー、飲食、病院、行政関連施設など幅広い営業先に活動するため、さまざまな業界知識や業務知識などが必要になります。売上達成や顧客とのコミュニケーションのためにも、それらを学ぶ努力が欠かせないでしょう。

OA機器・通信機器営業の仕事に活かせる経験・スキル・資格

【経験・知識・スキル】
・コミュニケーションスキル
・法人・個人営業を行った経験
・OA機器や通信機器関連の知識

【資格】
・普通自動車第一種運転免許
・マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)

OA機器・通信機器営業の仕事は、飛び込みやテレアポでの新規顧客開拓がメインですから、人に良い印象を与えて人間関係を構築できるコミュニケーションスキルが必要です。主な営業先はオフィスのため、法人営業を行った経験があればオフィスの課題に気付きやすい、顧客から引き出しやすいといった点でも活かせるでしょう。個人営業、法人営業ともに経験があれば転職で有利といえます。また、OA機器や通信機器に興味があって詳しい、または業務で取り扱った経験がある人は、書類や面接でしっかり採用担当者に伝えましょう。

OA機器・通信機器営業に必須の資格はありませんが、企業によっては「普通自動車第一種運転免許」が必要になるかもしれません。また、営業資料や顧客管理資料の作成などが問題なくできるPCスキルをアピールできるので、「マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)」などの資格を取得していれば、忘れずアピールしておきましょう。

OA機器・通信機器営業に向いている人

OA機器・通信機器営業は、テレアポや飛び込みで新規開拓営業を行うことが一般的なので、フットワークの軽い人に向いている職種です。行動力があり主体的に動ける、体力があるといった人材は評価されやすいでしょう。

OA機器・通信機器営業には、誠実さや明るさ、ハキハキとした話し方など顧客に好印象を与える人間的な魅力があることも大切です。また、顧客への提案や契約後の連絡、機器の不具合が起こった際の対応など様々な場面での、丁寧で信頼を得られるようなコミュニケーションスキルが必要です。つまり、顧客との関係性を築ける人に向いている仕事です。

売上ノルマ達成へのプレッシャー、受注に結び付かないことなどのストレスが掛かる職種のため、精神的にタフな人に向いています。飛び込みで断られても、次へ次へと切り替えができることも必要でしょう。

OA機器・通信機器営業のキャリアパス

OA機器・通信機器営業へ転職するには、法人や個人営業職を経験していると有利になりますが、20代であれば企業のニーズも高く、未経験からでも目指しやすい職種です。転職後は会社内でマネジメント職にキャリアアップするか、または営業スキルを身に付けてさらに異業種の営業職に転職する人も多くいます。また、メーカーの場合なら自社内の企画職などにキャリアチェンジできる可能性もあるかもしれません。

OA機器・通信機器営業の最近の動向

OA機器と通信機器の業界はやや減収傾向にあります。しかし、メーカー同士の競争も激しい業界のため、市場に一定の求人数がありますので20代ならチャレンジしやすい職種でしょう。また、中堅企業同士が提携して販売網を広げるなどの動きがある企業や、ヒットする新製品を市場に投入できるメーカーなら求人を増やす可能性があります。ただし、転職する際には、働き方や待遇面をしっかり調べて企業を選ぶ、あるいは製品開発の技術者を積極的に採用するなど意欲的に開発を行っている企業を選ぶ、などの視点が大切かもしれません。

未経験からOA機器・通信機器営業を目指すには?

OA機器・通信機器営業には特別な資格が必要なく、求人も常に転職市場にありますので未経験からでも目指しやすい職種です。特に法人向けの営業職を経験している人は選考で有利になるでしょう。営業未経験者なら、意欲や体力、明るさなど、その企業の求める人材像に合う資質をアピールすることも大切です。さらに、今後のキャリアパスなどを明確に伝え、採用担当者に将来性を感じられるようにすることも効果的でしょう。

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