広告代理店(広告営業)の職務経歴書サンプルと書き方のポイント

広告営業(広告代理店)の転職で書類選考を通過する職務経歴書を書くポイントは、新聞やWEB広告などの取り扱った媒体とクライアントの業種、業務経歴を明記することです。携わったプロジェクトの実績は目標達成率や売上、PV数といった具体的な数字と合わせてアピールしましょう。特に広告代理店は仕事に対する熱意が求められやすい業種のため、1日のテレアポ件数などもPRポイントになります。課題解決力が伝わるよう、企画・提案したプロジェクトはエピソードを交えて記載しましょう。

広告営業(広告代理店)の職務経歴書を書くポイント

取り扱った媒体と業務経歴を明記する

広告営業の職務経歴書で最も重視されるのが、取り扱った媒体の種類です。新聞、TV、ラジオ、雑誌、タブロイド、WEB広告といった、媒体の種類は必ず明記しましょう。できれば主に担当したクライアントや商品名、難しければ業界名やターゲット層とともに、携わったプロジェクトと自分のポジションを分かりやすく記載しましょう。
また、プランニング、提案営業、企画書作成、ディレクションなどの携わった業務も詳しく記載し、そこで得た経験をしっかりとアピールしましょう。

プロジェクトなど業務の実績は数字とともに具体的にアピール

広告代理店の仕事は、クライアントが売りたい商品やサービスをPRすることです。担当したプロジェクトやキャンペーンの実績は、達成率や売上、PV数などの数字とあわせて具体的な事例を記載しましょう。その際にメンバーの数や広告費の予算も記載しておくと、採用担当者が仕事の規模を把握しやすくなります。
また新規開拓営業の場合は、1日のテレアポや飛び込み件数を記載し、仕事に対する熱意をアピールしましょう。
そのほか、CMの広告賞といった受賞歴も選考に有利です。チームで受賞したものでもかまわないので、自分の役割とともに記載しましょう。

課題解決力、提案力はエピソードを具体的に記載する

クライアントに対する課題解決力や提案力も、広告代理店に必要とされるスキルです。「市場調査でターゲットの行動を分析した結果、WEBでのプロモーションが成功した」「媒体を変えることで集客率を維持しつつ広告費用を削減できた」というように、どんなことを企画・提案し、どういった方法で課題解決に導いたかを具体的なエピソードと共に記載するのがポイントです。実績が多い場合は、応募する企業の求める業種を中心にPRしましょう。

広告営業(広告代理店)に求められる能力

広告営業には何と言ってもフットワークの軽さが求められます。クライアントのスケジュールに合わせた訪問や1日のテレアポ件数の多さなど、仕事の数をこなし積極的に動ける人材が評価されます。

広告営業には、提案営業や企画のディレクション、打ち合わせなど、クライアントやチームのメンバーと仕事を円滑に進めるためのコミュニケーションスキルが不可欠です。電話やメールは社内外を問わず素早く丁寧な対応を心がけましょう。

その人の熱意で仕事が決まることもあるのが広告営業の世界です。職務経歴書も自分を売り込む気持ちで作成し、魅力をしっかりと伝えましょう。特に広告業界に誤植は厳禁なので、完成後は間違いがないか必ず確認しましょう。

現代はスマートフォンの普及もあり、出版・広告業界は新聞や雑誌といった紙媒体からWEB媒体への移行が顕著です。それぞれのメディアのメリットをよく理解し、クライアントのサービスに合わせて的確なPR法を提案できる能力が求められます。

広告営業(広告代理店)の職務経歴書サンプル

この職務経歴書は広告営業(広告代理店)を経験している27歳 男性の書き方サンプル例になります。

職務経歴 概略

職務経歴

■20××年×月～現在
株式会社 ○○
【事業内容：広告代理店／資本金：○億円／売上高：△億円／従業員：×名】

得意分野

■企画提案力
ヒアリング～仮説構築～課題解決法の提案といった一連の流れをクライアントに対して行い、顧客自身も気づいていない潜在ニーズを探り当て提案に生かしてきました。

■リレーション、パートナーシップ
大手クライアントを中心に、自分自身の個人的な営業活動だけではなく、上司や制作担当・他部門の営業担当（人材紹介部門）と同行を重ねることで、組織一体となって課題解決にあたるという方法をとりました。

自己PR

私の強みは、話題性の高い広告をお客様にご提案できることです。流動的にトレンドが変化し、短期的に新しいものを生み出す必要のあるアパレル業界の広告を取り扱う経験を積ませて頂きましたので、画期的な広告アイディアを営業活動に活かせるようになりました。また、課を統括する経験をさせて頂いたことでマネジメントを行うノウハウが身に付き、現職ではメンバーの教育に力を入れております。今後は、これまでの経験を活かして貴社にお役立てるよう仕事に取り組んで参りたいと考えております。

職務経歴書のセルフチェック方法

完成度を高めるために、内容を再確認することが重要です。
以下を参考にして、職務経歴書をブラッシュアップしましょう。

職務経歴書のチェック項目

職歴を「5W1H」で明確に伝えられていますか？

• いつ（西暦表記・在籍期間）
• どこで（在籍企業・所属部署・常駐先）
• どんな立場で（役職・役割・責任の範囲）
• 誰に対して（社内関係者・社外担当者）
• 何を（具体的な職務・業務）
• どれくらい（業務の範囲・規模・金額など）

自己PRになる情報を盛り込めていますか？

• 成果・実績（達成率・売上・社内評価など）
• 得意分野（テレアポ営業・ディレクションなど）
• 専門スキル（業界知識・業務知識など）
• 応用スキル（語学力・分析力・対人スキル・コミュニケーションスキル・PCスキルなど）

情報が正確に伝わる内容に仕上がっていますか？

• ビジネス文書（名詞・体言止め）
• レイアウト（記号・改行・表で見やすく）
• 具体性（5W1H・数値・専門用語）
• PRポイント（得意分野・業務内容）
• 適性（求める人物像に合致）
• マネジメント（人数・成果）

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