建築施工管理技士(けんちくせこうかんりぎし)
「建築施工管理技士」は国家資格で、建築現場での工事計画や施工図作成などに従事し、四大管理といわれる工程管理・品質管理・安全管理・原価管理を行います。建設現場ごとに「主任技術者」「管理技術者」の設置が建設業法上で義務付けられており、「建設施工管理技士」の有資格者のみが要件を満たします。2級と1級があり、その差は建物規模の制限です。
2級は一般建設業の建設現場で「専任の技術者」や「主任技術者」になることができ、1級であれば「特定建設業」である大規模建設を含むあらゆる建築現場で「監理技術者」になれます。つまり、1級は建設現場の現場監督や現場所長になれる資格と言えるでしょう。
1級の応募資格は以下のいずれかを満たす必要がある
●指定の学科を卒業と3年以上の実務経験(学校の種別により、実務経験の変動あり)
●指定学科以外を卒業の場合、4年以上6ヵ月以上の実務経験(学校の種別により、実務経験の変動あり)
●2級もしくは2級建築士の資格と5年以上の実務経験(学校の種別により、実務経験の変動あり)
●15年以上の実務経験 など
(引用:一般財団法人 建築業振興基金 施工管理技術検定 1級 建築施工管理技術検定のご案内より)
2級の応募資格は以下のいずれかを満たす必要がある
●指定の学科を卒業と1年6ヵ月以上の実務経験(学校の種別により、実務経験の変動あり)
●8年以上の実務経験 など
(引用:一般財団法人 建築業振興基金 施工管理技術検定 2級 建築施工管理技術検定のご案内より)
建築施工管理技士の資格DATA
2級の合格率は学科が35%?40%、実地が30%から40%。
1級の合格率は学科が約40%、実地が約40%。
実地試験は記述式で、2級受験者は実務経験が少ないため1級よりも合格率が低いようです。建築業界の転職で非常に有利。
公共工事では建設業者の技術力評価に有資格者数が含まれることも、歓迎される理由。受験料:2級 5,400円(学科・実地それぞれに必要)、1級 10,800円(学科・実地それぞれに必要)
建築施工管理技士が活かせる職種例
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