信じるか信じないかはAdobe次第~『月刊ムー』との直接対決で魅せたPhotoshopの魔力
画像を実物とは異なるほど加工することを指す「フォトショ詐欺」という言葉があるように、一般にもその名が知られつつある画像処理ソフト『Photoshop』。
そんな『Photoshop』を提供するAdobeと、UMAや超常現象などを取り上げる雑誌『月刊ムー』が直接対決をするという興味深いイベントが、11月27日お台場の東京カルチャーカルチャーを舞台に開催された。
『月刊ムー』の編集長である三上丈晴氏が出すUMAのお題に、マミヤ狂四郎氏ら著名イラストレーターたちが想像で絵を描いて回答するという第1部や、デイリーポータルZの林雄司氏ら有名クリエイターとコラ職人たちがコラージュで2014年の重大ニュースを振り返る第3部など、Photoshopの持つクリエイティパワーとオカルトが融合したカオス的エンターテインメントが繰り広げられた。
特に第2部では、ムーの三上氏と、AdobeでPhotoshop製品群のマーケティングを担当する栃谷宗央氏との直接対決が実現。その模様をレポートする。
Photoshopのマークには、あの秘密結社とのつながりが隠されていた!?
Photoshopは共産主義の国で重宝されていた?
しかし、ここからAdobe栃谷氏が反撃を開始。Photoshopによる画像加工を駆使すれば、オカルト写真どころか国際政治をも動かしかねない写真を簡単に作ることができると話した。
明日の都市伝説を作るのはあなたかもしれない
このように、Photoshopの持つパワーは計り知れない。それは、時として法規制の対象にもなりかねないほどだ。
身近なところで言うと、2014年3月、米国の連邦下院では人の顔や身体の行き過ぎた加工画像を用いた広告を規制する法案が提案された。若い女性たちが加工された画像を目標とした過度なダイエットにより健康を損っているのだという。
「Adobeとしては、Photoshopは生活が楽しくなるために使ってほしいと思っています。実は、犯罪抑止のために、あるころから紙幣のスキャン画像を取り込めなくしたりもしています」(栃谷氏)
ただ、以前は高価で手が出なかったイメージのPhotoshopも、今では年間約1万2000円、月換算で約1000円程度で利用できるようになっている。栃谷氏の言う「生活が楽しくなるため」の使い方に限れば、ほぼ誰もが想像を具現化することができるわけだ。
「明日の都市伝説を作るのは、あなたかもしれませんよ」(栃谷氏)
取材・文・撮影/佐藤健太(編集部)
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