キャリア Vol.1023

本当はもっと稼げるかも? エンジニアが副業で高収入を得る方法

2018年1月から副業・兼業が解禁となり、早くも2年の月日が経過しました。

世間的にも徐々に副業を始める方が増えてはいますが、「副業に興味はあるけど、何から始めればいいの?」というエンジニアの方もいるのではないでしょうか。

エンジニアは専門的な仕事のため、技術を身に付ければ短時間の副業でも高額案件になることもあり、多くの企業に必要とされています。

そこで今回の記事では、エンジニアの副業の探し方や稼ぎ方、メリット、副業をするときの注意点までを紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

副業をしているエンジニアの理由や目的は?

副業しているエンジニアの多くは、「収入アップ」「スキルアップ(成長)」のどちらかを目的としています。

・収入を増やしたい、副業で稼ぎたい
・開発の場数を踏んで自分のスキルを伸ばしたい

副業を始める際は、理由を明確にしておくことで、より目的に合った仕事を選び、価値のある時間にすることができます。まずは多くの人が掲げる二つの理由について詳しく見ていきましょう。

収入を増やす

エンジニアの副業は高額の案件も多いため、収入アップが見込めます。

高額案件が多い理由として、ものづくりをしたいと思っている企業の数に対して、エンジニアの数の方が少ないことが挙げられます。また、個人で仕事を請け負うには一定以上のスキルを身に付けている必要があり、スキルレベルの高いエンジニアの数はさらに限られます。需要と供給の観点から見ても案件が高額になるのは自然なことです。

また、エンジニア向けの案件は、成果報酬型で一つのプロジェクトに参加するものが多く、副業で手離れが良い仕事を請け負うこともでき、案件の選び方次第では、効率的に報酬を得ることが可能です。

副業で収入をアップすることができれば、「もっとスペックの良いPCを購入する」「日々の生活をより豊かに」など、さまざまなな希望を叶えることができますね。

開発の場数を踏むことでスキルを伸ばす

エンジニアを必要としている企業の中には、限られた技術や言語、フレームワークだけを使用し、専門性を追求している企業もあれば、さまざまな技術を使用している企業もあります。本業で前者のような企業に務めている方の場合、後者のような企業で副業を行うことで、多様な技術や知識を身に付けることもできます。

多くの技術に触れることでそれぞれの要点やメリット、デメリットを知ることができ、システムを開発する際の引き出しが増え、結果的にエンジニアリングスキルの向上につながります。幅広い技術を少しずつ学んでいる人が特定の技術の知見を深めたい場合も同様で、スキルアップを目的に副業をする場合は、本業とは異なるタイプの開発手法を採用している企業や案件を選ぶのがおすすめです。

もちろん企業によって開発するサービスが異なり、同じ条件で開発するシステムはほとんどないため、案件をたくさんこなすことで広い知見が身に付き、スキルアップを目指すことができるでしょう。

エンジニアが副業を行う3つのメリット

エンジニアが副業で高収入を得る方法の参考画像

お金やスキルアップ以外にも、エンジニアが副業をすることで得られるメリットはたくさんあります。副業を行うメリットを、具体的に三つご紹介します。

1.他社の情報に触れ、モチベーションアップできる

毎日同じ仕事を続けていると、自分の可能性に限界を感じてしまったり、刺激が少なくマンネリ化してしまい、仕事に対するモチベーションが下がってしまう人もいるようです。

そのようなときに、普段とは違うタイプの仕事に触れることで、仕事に対する気持ちをリフレッシュさせて、モチベーションアップにつなげましょう。

さらに、副業で「他社がどのように開発をしているのか」「どのようなツールを使って開発しているのか」といった知識を得ることで、本業の成果を上げる施策を見つけられる可能性もあります。

2.社外の人とコネクションを形成できる

副業案件を受けることで、クライアントやデザイナー、他のエンジニアなど、横のつながりをつくることができます。

今までに出会ったことのない人脈が広がれば、新しいビジネスチャンスが生まれる可能性も。副業を通じた出会いがきっかけで本業の案件受注につながったり、独立後のビジネスパートナーになった、という事例も少なくありません。

また、人脈が広がることで「知人紹介経由の発注を受けやすくなる」というのもメリットです。エンジニアが案件を請け負う場合、プロジェクトのどの範囲を担当するのか、ゴールはどこなのかをクライアントと明確に定義しなければ、決まった単価の中で工数だけが掛かり続けるリスクがあります。

知人紹介であればフラットに話し合いをしやすく、仕事を安心して請け負うことができます。

3.独立に向けて準備できる

副業を行う最大のメリットは「独立に向けての準備期間になること」です。副業をすることで、フリーランスエンジニアとして独立した時の生活や収入のイメージも想像できるようになるでしょう。

エンジニアに関する案件は数多く存在します。そのため、いきなり独立するのではなく、まずは副業と本業の二足のわらじで始めることをおすすめします。副業で貯めたお金を資本金に充てる事ができ、また、副業で得た知識や人脈を利用して独立した際に仕事を獲得することもできるかもしれません。

単純に稼ぎを増やすためなら、早く独立して高額案件をたくさん受ける方法もありますが、できればその前に経営に必要な基礎知識は身に付けておきましょう。そうすれば、フリーランスエンジニアとして成功しやすくなるでしょう。

エンジニアが副業を行う方法

エンジニアが副業で高収入を得る方法の参考画像

エンジニア職の場合、さまざまな案件があります。案件によって報酬も方式も全く異なります。エンジニアが副業をする際に、どのような選択肢があるのか解説します。

1.リモートのシステム開発を業務委託で受ける

主に、システムの一部機能などを業務委託という形で請け負うパターンです。

業務委託の場合、求められるスキルが高かったり、短期での納品を希望されたりという場合もあるものの、代わりに高単価で依頼してくれるケースも多くあります。

また、自宅で自分のペースで効率的に開発を進めることができるのもメリットです。新規サービスをつくったり、中小企業のエンジニアが人手不足で人材を募集していたりなど、案件も幅広く存在します。

その中でも、大規模システム開発などの大掛かりな案件は高額報酬を期待できるので、過去に企業においてシステム開発を担当していた方は、副収入アップを狙えるチャンスです。

2.知り合いの会社の新規サービス開発案件を手伝う

スタートアップ企業などは、慢性的にエンジニア不足に陥っていることが多いです。そのためスタートアップ企業の案件を知り合いのつながりで紹介してもらうことは、初期の副業案件としてもよくあるパターンの一つです。

しかし、友人価格で依頼されることもあるため、報酬額は互いに納得できる金額になるよう交渉しましょう。もし提示された金額に納得がいかないのであれば、請けない方が身のためです。友人関係に影響するのであれば、ビジネス目線で話し合う必要があります。

また、友人関係や知り合い関係でも必ず契約書を結ぶようにしましょう。後々、報酬の未払いといったトラブルに巻き込まれないようにするためです。

3.副業案件を扱っている仕事紹介エージェントに登録しておく

エンジニアとしてある程度の実務経験があり、一定のスキルを持っていれば、エンジニア専門の仕事紹介エージェントに登録しておくのもおすすめです。エージェントが取り扱っている案件の中に、週1~2日から稼働できる案件もあります。

登録しておくことでエージェントが定期的におすすめの案件を紹介してくれるので、自ら案件を探す手間が省けます。

登録する際は、一つのエージェントに絞るのではなく、複数のエージェントに登録しましょう。エージェントごとに抱えている案件も異なりますし、同じ案件でも条件が変わることがあるため、相場の確認にも役立ちます。

4.クラウドソーシングサービスに登録する

一般職のユーザーも多いクラウドソーシングサービスでは、エンジニア関連以外の案件も多くあり、誰でも副業を始められるのが特徴です。

はじめに自分の経歴やスキルなどを登録し、希望の案件を探して応募をします。もしくは、クライアントがプロフィールを見た上でスカウトを送ってくれることもあります。

カテゴリ検索機能なども充実しているので、自分のレベルや好みに合った仕事を探しやすいのも特徴です。得意分野で収入アップを計りましょう。

一方で、クラウドソーシングサービスは多くのユーザーが活用しているため、人気の案件は競争率が高く、マッチした条件で請け負うことができない可能性もあります。

プロフィールやポートフォリオを充実させ、工夫して売り込むことも重要です。また、報酬が支払われる際にクラウドソーシング運営会社への手数料が発生することが多いので注意しましょう。

■実務経験が短い人はクラウドソーシングで仕事を受けるのもおすすめ

エンジニア初心者、且つスキルに自信がない方で、副業を考えている人は、まずはクラウドソーシングで案件を探すことをおすすめします。比較的簡単な案件を選び、勉強しながらこなしていくことで、スキルアップにつながります。

ただし、クライアントに迷惑をかけないためにも自分のレベルに合った案件を選択することを心がけましょう。その際、仕事量と報酬の相場を把握しておくことも重要です。クライアントと対等な契約を結ぶことのできる交渉力も身に付けておきましょう。

5.プログラミング教室に登録する

開発案件以外にも、プログラミング教室に講師として登録する、という副業もおすすめです。

小学校でも2019年にプログラミングの授業が本格的に実施されるようになり、エンジニアの知識を活用してプログラミングスクールの講師を副業で始めるエンジニアも増えてきています。

家庭教師のような感覚でプログラミングを人に教えることは、エンジニアとしても貴重な経験になります。また、人に教えることで自分の知識や視野も広くなるため、金額以上に学ぶことが沢山あります。

6.自分でアプリ・サービスを開発する

エンジニアであれば、人から案件を受けるのではなく、まずは仕事の片手間でアプリやサービスを開発し、リリースしてみるという方法も。副業から始めたサービスが当たり、思わぬところで本業になることもあります。

成功したら「サービスを買いたい」と企業から声が掛かり、大金が得られる・・・というケースもあります。

アプリやサービスを開発することが、大きなビジネスチャンスにつながる可能性もあるため、自分で新しいサービスや世の中にない便利なものを開発したいという、意欲のあるエンジニアの方にはおすすめです。

エンジニアが副業収入をアップさせるコツ

エンジニアが副業で高収入を得る方法の参考画像

エンジニアが副業収入をアップさせる方法はさまざまです。とにかく能動的に行動することが何よりも重要です。ここでは四つのコツを紹介します。

1.実績をつくって信用してもらう

多くの案件をこなし、実績をつくることによって、クライアントからの信用度を高め、結果的に高単価の案件を安心して受注する方法です。

少し時間の掛かる方法ですが、長い目で見れば高単価の案件を受注できることも多く、クライアントからは「継続的にお願いしたい」と長期的な仕事につながる事があります。

2.SNSでプログラミングについて発信したり、オンラインサロンに入る

最近ではTwitterやFacebookなどのSNSを使って、エンジニアを採用する企業も増えています。「エンジニア 副業」などで検索すると、エンジニアを募集している投稿も珍しくありません。その際、コンタクトして仲良くなれば仕事につながることもあるでしょう。

また、それ以外にもオンラインサロンなどの、Web上で開催されるコミュニティーに参加してみるのもいいでしょう。近年、副業などをテーマにしたビジネスサロンも増えています。そのようなコミュニティーに参加して案件を獲得することもできるかもしれません。

サブスクリプションはオンラインサロンのコミュニティーによりますが、無料のところから10,000円以上するところもあります。エンジニアがたくさん集まりそうなオンラインサロンを見つけて、まずは気軽に参加するところから始めましょう。

3.エンジニア視点のブログやメディアを運営してみる

自身のエンジニアに関する技術や情報を記載したブログやメディアを運営して、売り込むこともおすすめです。ブログに自分の論説を記載し、興味を持った人がいれば、ビジネスにつながる可能性もあります。

ブログでは自身の考えを思う存分アピールし、ファンを作ることができます。また、エンジニアへの転職を促すアフィリエイト広告などをうまく運用すれば、副収入を得ることもできるでしょう。

4.希望条件を明確に決めておく

自分のスキルを鑑みながら、案件を受けるときの最低単価をあらかじめ決めておきましょう。

希望の条件をプロフィールに書き込んでおくことで、割に合う案件を受けやすくなります。

また、あくまでフルタイムではなく、副業希望ということを明記しておくことも重要です。クライアントにも希望条件があることを忘れないようにしましょう。

お互いの時間の無駄を減らすように、条件をしっかりと伝えておきましょう。

副業をする時の注意点

エンジニアが副業で高収入を得る方法の参考画像

新しく副業を始めれば収入アップもでき、生活にも余裕が生まれますが、実は思わぬ落とし穴もあります。後悔しないためにも、エンジニアとして副業を始める前にあらかじめ以下のことを頭に入れておきましょう。

1.会社の就業規則を必ず確認する

副業を始める前に、必ず本業の会社が副業を許可しているかどうかを確認しましょう。

会社の就業規則に「副業禁止」と記載がなければ基本的に問題ありません。現在は副業を許可してでも優秀な人材を確保しておきたいという会社も増えています。

しかし、中には副業を禁止する会社も存在します。社員は会社との雇用契約で、決められた勤務時間内で労働するという条件が定められています。副業を全面禁止にすることは法的には違法なため、副業を許可制にしている会社もあります。

その場合、会社に許可を取る必要がありますが、副業を始めることで「本業がおろそかになるのでは?」と会社側が心配する可能性があります。副業を始める際は、会社に信用を失われないようにするのも大事なことでしょう。

エンジニアの場合、「自分のスキルアップのために副業をする」ことを条件にすれば、比較的許可が下りやすいため参考にしてみてください。

2.確定申告を忘れないように

本業の収入以外で年間20万円を超える副収入があった場合は、確定申告する必要があります。そのため「副業=確定申告をしなければいけない」と思っておくようにしましょう。納税は義務です。副業を通じてたくさん稼いで満足する人も多いですが、必ずその分の税金を納めましょう。

本業が正社員であれば給与から所得税を源泉徴収するため、確定申告についてあまり意識はしないと思いますが、副業分は自分で申告する必要があります。もし申告漏れした場合、追徴課税があります。税金を多く取られてしまったり、最悪の場合、脱税になってしまうこともあるので注意しましょう。

これまで正社員で働いていた方は確定申告をしたことがないと思います。忘れないよう、早めに税金を納付するようにしましょう。

3.ハードワークになることを理解する

副業を行うと、これまでよりもハードワークになるということを頭に入れておきましょう。

副業の時間を確保する場合、本業の時間以外、つまり普段のプライベートの時間を使って仕事をすることになります。副業を継続するためにも、明確な目標を持ってモチベーションを維持していくことが重要になります。

「収入を〇〇円上げたい」「副業案件をこのくらいこなしたい」など、具体的な目標を掲げ、それを達成することを意識しながら仕事に望みましょう。

ただ、いきなり目標のハードルを高くし過ぎると、継続することができずにモチベーションが下がってしまいます。最初は副業に充てる時間が多くなりすぎない程度の目標を設定し、慣れてきたら増やしていく方法がおすすめです。

4.本業に影響を与えてはならない

副業が忙しくて身体を壊したり、本業が疎かになることは最悪のケースです。あくまでも本業に影響を与えない範囲で副業に取り組むことが大切です。ミスや体調不良が続いてしまうと会社の信用も失い、減給やリストラになる可能性も否定できません。

また、副業を始めたことにより収入は増えるものの、自分の時間が確保できなくなりストレスに陥る場合もあります。身体を壊してしまっては本末転倒ですから、必ず、自分自身の無理のない範囲で行うようにしましょう。

目的を持って副業にチャレンジしよう!

エンジニアが副業で高収入を得る方法の参考画像

エンジニアの副業は多くの経験や収入アップに繋がります。それだけでなく、今後独立する際のコネクションや信頼関係を結ぶコミュニケーションの場でもあります。

また、本業のモチベーションの維持にもなり、仕事の生産性の向上に繋がるため、エンジニア職の副業はおすすめです。

副業を行う際は必ず、目標を持ってチャレンジしましょう。今までにない、新しい自分を見つける事ができるはずです。

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