アイキャッチ

「あなた死相が出てない?」疲労で壊れたことのあるボクが、エンジニアに言いたい「疲労回復」の重要性【連載:澤円】

#働き方

プロフィール画像
   

株式会社圓窓 代表取締役
澤 円(@madoka510)

立教大学経済学部卒。生命保険のIT子会社勤務を経て、1997年、日本マイクロソフトに転職、2020年8月に退職し、現在に至る。プレゼンテーションに関する講演多数。琉球大学客員教授。数多くのベンチャー企業の顧問を務める。
著書:『外資系エリートのシンプルな伝え方』(中経出版)/『伝説マネジャーの 世界№1プレゼン術』(ダイヤモンド社)/『あたりまえを疑え。―自己実現できる働き方のヒントー』(セブン&アイ出版)/『未来を創るプレゼン 最高の「表現力」と「伝え方」 』(プレジデント社) Voicyアカウント:澤円の深夜の福音ラジオ オンラインサロン:自分コンテンツ化 プロジェクトルーム

皆さんこんにちは、澤です。

コロナ禍によって、「健康であること」の重要性が、全世界的に大きく見直されたような気がしています。また、在宅勤務によって心身の健康を自己管理しなくてはならない状況が増えましたね。

オフィスに出社することの一つのメリットが、「外見の様子の変化に他人が気付いてくれる」というポイントです。

もちろん、外見をいじるのはハラスメントに直結するのでNGとしても、「ちょっと元気ないな」とか「顔色が良くないな」ということに周囲が気付いて、「体調悪くない?大丈夫?」と声を掛けられることで、「あ、そういえばちょっと調子悪いかも」と自覚することもあるかと思います。

ボクは、日本マイクロソフト社に在職中からリモートワーク中心だったので、オフィスで誰かに健康チェックをしてもらう機会は少なかったように感じます。

ただ、2年前の年末ごろにSNSに自撮り写真をアップしたとき、かみさんのところに共通の友人から「澤さん、死相が出てない?」と連絡が入ったことがあります。

その当時、公私ともにストレスフルな出来事があまりにも続いてしまい、かなりへとへとになっていました。

かみさんからはも何度も「少しペースを落としたら?」と言われていたのですが、自分では大丈夫だと思い込んでいたので、スケジュールをいつもぎっしり入れて、日本全国飛び回る生活を続けていました。

「死相が出てる」と言われてしばらくして、夜中に急にボクがガバっと起きて「外の音楽がうるさい!」と家の外に飛び出したことがありました。

かみさんは「あーやばい、この人は壊れてしまったかも……」と思ったそうです。

幸いなことに、その後でいろんな人に話を聞いてもらう機会をつくってもらったり、年末の休暇でサンフランシスコに旅行に行ってひたすらホテルで眠りまくったりして、どうにか元に戻ることができました。

「疲労」は人間を壊してしまう

人間は、疲労によって壊れます。

肉体的にも、精神的にも、壊れてしまいます。

「ストレスが人を壊す」とよく言われますが、実際に人を壊すのは「疲労」です。

元自衛官のメンタル教官である下園壮太さんという方が、ネットの記事の中で「厳しい訓練を耐え抜いてきた超優秀な隊員が、ある日突然折れてしまった。その原因は、ストレスではなく疲労だった」と述べておられました。

ストレスがずっと掛かり続けると、心身に疲労が蓄積して、その疲労を回復させることを怠っていると、ある日完全に「折れる」状態になるのだそうです。

「とりあえず寝る」ということでかなり回復はするはずなのですが、疲労の抜ける環境を整えておかないと、睡眠をとった後でも疲労が抜けきらなくなります。

この状態を「家にいるのに帰りたい」とTwitterで漫画にして表現した人がおられて、まさにこれだな、と思いました。

エンジニアの中には、同様の状態になったことがある方が少なくないように思います。

ボク自身、プログラマーやインフラエンジニアをやってるときに、デバッグしても全然バグが直らなかったり、何度設定を見直してもサーバーが起動しなかったりする夢にうなされたことが、本当に何度もありました。

そうなると、起きた時に全然疲れが抜けていないんですよね。

脳が休まっていないので、疲労は溜まる一方。

結果的に、仕事のパフォーマンスも下がるという結果につながります。

ということで、とにかく「疲労を溜めない」ことと「疲労を回復させる」ことは、エンジニアにとって絶対不可欠な生存戦略だと心得ましょう。

コストをかけずにできることはたくさんある

まず、とにかく睡眠時間を削らないこと。

ついつい寝る前にネットサーフィンしたりゲームしたりデバイスいじったりしたくなるエンジニアの気持ち、分かります。ボクもそうです。

でも、寝ないとダメです。とにかく寝ましょう。

そして、質の良い眠りも大事です。

ベッドや布団の寝心地は良いか、枕の高さは合っているか、寝るときに着ている服は快適か、寝る前にカフェインやアルコールを過剰摂取してないか、目を閉じる寸前までスマホ画面の光を眺めてないか……。

それほどコストをかけずにできることはたくさんあります。

眠りに対する意識をまずは変えていきましょう。

そして、食生活も大事ですね。

甘いものをとりすぎてないか、炭水化物や脂質過剰な食生活になってないか、間食が多過ぎないか、深夜にラーメンを日常化させてないか、水の代わりにレッドブル飲んでいないか……。

見直せる部分はたくさんありますよね。

そして、適度な運動も必要です。

気が付くと、上はオンライン会議用の服に着替えるけど下半身は常にジャージ姿で、ほとんど外出しなくなった人、いませんか?

通勤で駅まで毎朝ぎりぎりにダッシュしていた生活から、最初のミーティングの5分前まで寝ている生活になった人はいませんか?

身体をある程度動かす、日の光に当たることも健康にはとても大事です。

一流エンジニアの中に、筋トレにはまっている人がいるのは、「肉体を疲れさせることで、脳や目の疲れとのバランスをとり、結果的に栄養補給や休養の質を上げる」という効果も期待できるようです。

また、座りっぱなしになりがちなエンジニアのワークスタイルを考えると、意識的に足腰を鍛えておくのも大事な要素となりそうです。

エンジニア特有の疲労回復のためにも、適度な運動は不可欠ですね!

コロナ禍になってから、規則正しい生活が崩れてしまったり、運動不足に悩んだりしている人が増加傾向になると各種メディアも報じています。

まず、自分の健康管理を見直してみましょう。

健康であるだけで、ビジネスチャンスがやってくる可能性もどんどん高まりますよ!

『「やめる」という選択』発売決定!

さて、澤の新著が2021年7月15日に出版されます!

タイトルは『「やめる」という選択』です。

今回のテーマでもある「健康」を作り上げる上でも、「阻害要因となるものをやめる」のは大事なこと。

エンジニアの皆さんにも参考になるお話を書かせてもらったので、ぜひ手に取ってみてくださいね!


▼澤円氏 最新書籍『「やめる」という選択』(日経BP)
「疑う」からはじめる。 これからの時代を生き抜く思考・行動の源』(アスコム)

自分に嘘をつかない、
無理はしない。
だから、可能性が広がっていく。

マイクロソフトを卒業して、
自分らしく生きる僕が大事にしていること

>>詳細はこちら

Twitterをフォローしよう

この記事をシェア

RELATED関連記事

RECOMMENDEDあなたにオススメ

RANKING人気記事ランキング

JOB BOARD編集部オススメ求人特集





サイトマップ