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「Notion見るまでもない」Slackですぐに専門用語を教えてくれるbot開発秘話【Ubie しかじろうさん】

スキル

エンジニアは楽してなんぼ!

効率アップシステム開発STORY

怠慢・短気・傲慢は、プログラマーの三大美徳だ――そんな言葉があるように、エンジニアは面倒な作業をシステム化して効率アップしてなんぼ。めんどくさい、無駄に時間がかかる……そんな仕事を無くすヒントをWebエンジニアたちの開発実例に学ぶ

今回、自作の作業効率アップシステムを紹介してくれたのは、Ubieでソフトウェアエンジニアを担う“しかじろう”こと渡辺慎二郎さん。

医療Techを手掛けるUbieでは、当たり前のように医療の専門用語が飛び交う。そんな中でしかじろうさんは「用語集を探さなくても簡単に専門用語を理解したい」と考え、botを作成。

どのように開発を進めたのか、工夫したことや開発を通して学んだことを紹介してもらった。

プロフィール画像

Ubie株式会社 ソフトウェアエンジニア 渡辺慎二郎(@shikajiro)さん

フリーランスのAndroidエンジニアとして10年近く活動し、2018年よりZOZO研究所にて機械学習基盤の開発などに携わる。21年からはUbieDiscoveryでソフトウェアエンジニアとしてさまざまな開発に携わる。愛犬コーギーの「もなか」がかわいい

用語集を調べるのが難儀……
ひらめいたのは「Slackで社内用語をすぐに教えてくれるbot」

僕はUbieへの入社が決まってから何度か全体MTGに参加させてもらったのですが、そこでは医療用語・業界用語・ビジネス用語・社内専門用語が飛び交っていて、何の会話か全く分からなかったんです。

もちろんそんな人たちのために、Ubieでの用語集はNotionに記載されていたのですが、それだと調べるのに少し時間がかかります。

そこで、分からない用語が出てきたらすぐに調べられる仕組みと、新しい用語をいち早く用語集に登録する仕組みが必要だと感じました。これが「用語bot」を作ろうと考えたきっかけです。

具体的には、Slackで「@tellme」宛てに用語をつぶやくと、その意味を教えてくれる仕組み。その際に用語集に入っていない言葉だった場合は、用語集への新規登録を促してくれます。

Ubiebot
Ubiebot

制作期間は1カ月で、Python、Docker、Kubernatesを使用。

当初は、GoogleスプレッドシートとGAS(Google App Script)だけで実装しようとしていましたが、認証の仕組みをGASだけで実装するのは難しかったため、自前サーバーを実装しました。

また、始めはGoogleAppEngineで動作させるなどしていましたが、デプロイのタイミングが揃わずうまく動かなかったりしたので、 Kubernatesで動かすようにしています。

新旧メンバーから高評価、オンボーディングもスムーズに

リリース後は、社内から思いの外反響がありました。今までは会議の際に用語を都度説明することもありましたが、その手間が減り、新旧メンバーともに喜んでもらえたんです。

特に新しいメンバーが入社した時に、いち早く用語を調べることができるため、オンボーディングの体験が良くなったとの声も多かったです。

Ubiebot
Ubiebot

開発の際にこだわったのは、なるべく「誰でも簡単に使える」ようにすることです。

特に用語の登録作業は簡単にできるようにしました。

用語の元データはGoogleスプレッドシートで管理をして、非エンジニアでも簡単に登録できるように。そうすると、社員の皆が次々に登録してくれるんですよ。用語botを使う人が増えた結果、用語集も充実させることができました。

実はこの後も、グローバルチーム向けに「翻訳bot」を作るなど、社内でBotを浸透させています。

今回の事例をつくったことで学んだのは、「思いついたものはどんどん作って、皆にお披露目するのが大事」だということ。

自分の中ではそんなに大したことのないシステムだったのですが、実際に使ってもらうといろんな人から喜んでもらえるし、感謝されたり新しい提案をもらえたりします。ある程度動くものが作れたらどんどんリリースしていきたいですね。

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