「会社全体で炎上している」というパワーワードを目にして、これはとんでもない相談が来たなという事が一目で分かりました。
(中略)
私が今まで経験した現場では考えられないような出来事ばかりだったので、正直、最初は面くらいました。
でも、明らかなのは、そこが「長期間いるべき現場ではない」ということ。それはすぐに判断できました。
なぜなら、キャリアが浅いときにいかに良い経験ができるかで、今後のエンジニア人生に大きく関わってくるからです。
エンジニアtypeで最も読まれた記事は? サカモト@エンジニアキャリア論、村上臣、伊藤淳一×遠藤大介などランキング形式でご紹介!【2023年4月版】
4月もあっという間に終わり、今週末からはゴールデンウィークに突入しますね。
連休前に、あるいは連休中のスキマ時間にぜひ読んでほしい!ということで、今回は2023年4月に公開された記事の中から、最も多く読まれた記事をランキング形式でご紹介します!
目次
- 【1位】「会社全体で炎上している」「コードはコピペ」二次受け中小SIerで働く24歳エンジニアの悲痛
- 【2位】副業する人・しない人で収入&幸せ格差が広がる? 元LinkedIn日本代表・村上臣がエンジニアに説く「稼ぎ方2.0」
- 【3位】若手エンジニアの成長を妨げる“受託脳”とは? 「受託開発でスキルアップできない」が大間違いな理由/チェリー本著者・伊藤淳一×遠藤大介
- 【4位】「プログラマーの本質に立ち返る時が来た」コードを書き続けてきたアラフォー世代に迫られるAI時代の自己変革【伊藤淳一×遠藤大介】
- 【5位】「業務時間の最大40%をKaggleに投資」がもたらす効果とは? Kaggle Grandmasterを2名同時輩出した医療AIベンチャーに聞く
【1位】「会社全体で炎上している」「コードはコピペ」二次受け中小SIerで働く24歳エンジニアの悲痛
ランキング第1位は、4月からはじまった「サカモト@エンジニアキャリア論」さんによる新連載がランクイン!
初号にもかかわらず、「会社全体で炎上している」とパンチの効いたお悩みに、サカモトさんはどんな回答をしたのだろうか?
外資テック企業の日本支社でフルスタックエンジニアとして働くかたわら、現役エンジニアやエンジニアになりたい学生たちからの相談に無料で応じ続けてきたサカモトさん。「エンジニアがキャリアの不満・不安を解消し、悩みから抜け出すための方法」は必見だ。
【2位】副業する人・しない人で収入&幸せ格差が広がる? 元LinkedIn日本代表・村上臣がエンジニアに説く「稼ぎ方2.0」
続いては、元LinkedIn日本代表・村上臣さんのインタビュー記事だ。エンジニアの給与が安いと言われる日本ーー。これから先、日本のエンジニアの「稼ぐ」環境はどのように変化していくのだろうか。
来たるクリエーターエコノミーの波を乗りこなす方法を、村上さんに聞いてみた。
大切なのは、自分が楽しめることや、頑張らなくてもできることを選ぶこと。
最初から「月10万稼ぐぞ!」などと考えてしまうとやれることが限られてしまいますし、負担が大きいと長続きしませんからね。
最初のうちは「稼げたらラッキー」ぐらいに考えることがおすすめです。
【3位】若手エンジニアの成長を妨げる“受託脳”とは? 「受託開発でスキルアップできない」が大間違いな理由/チェリー本著者・伊藤淳一×遠藤大介
続いては、“チェリー本”の愛称でお馴染みの書籍『プロを目指す人のためのRuby入門』執筆者であり、ソニックガーデンのプログラマー・伊藤淳一さんと、同じくソニックガーデンで指折りのプログラミング力を誇る執行役員の遠藤大介の記事だ。
二人のエンジニアとしてのキャリアは15年以上。両者ともに、これまで受託開発の仕事を続けながら、現在のポジションを築いてきた。
なぜ、クライアントワークで働く道をこれまで選んできたのだろうか。また、これからの時代に若手エンジニアの成長を左右するものとは一体何なのか。
二人が語った内容は、「自社開発>受託開発」の印象を抱きがちな若手エンジニアの疑問を解消してくれそうだ。
多くの人がイメージする「受託開発」に対するネガティブなイメージは、旧態依然とした日本のIT業界が持つ構造的な問題だというのが伊藤さんの見立てだ。
「二次請け、三次請け、四次請けともなると、顧客が何を求め、自分たちが開発しているモジュールがシステムの中でどのような位置づけにあるのか、分からないこともめずらしくありません。
また、開発に従事するエンジニアを粗雑に扱い、法令を守らないブラック企業がいまだに存在するのも否定できない事実です。
どれもエンジニアの成長を阻害する要因になるのは間違いありませんが、かといって顧客に代わってソフトウエアを開発する『受託開発』の問題でもないというのが僕たちの認識です」(伊藤さん)
【4位】「プログラマーの本質に立ち返る時が来た」コードを書き続けてきたアラフォー世代に迫られるAI時代の自己変革【伊藤淳一×遠藤大介】
3位に続き、伊藤淳一さん×遠藤大介さんの記事がランクイン! 今回のテーマは「生成AIの進化が加速する中、今後アラフォー世代のプログラマーに求められる自己変革とは何なのか」。
10年以上ものづくりの現場でコードを書き続けてきたアラフォー世代のプログラマーにとっては、これまでのやり方をどう変えるべきか、そもそも変えられるのか……。
そんな不安を抱えるアラフォーエンジニアはじめ、全てのエンジニアに読んでほしい。
伊藤:僕らはお客さまと直接対話しながら「こんな機能が欲しい」「こんな課題に直面している」といった声を聞いて、システムに実装していくわけですが、こうした日々の何気ない対話にさえ、10年近い蓄積があります。
システム開発はプログラミングだけで成り立っているわけではありません。そう考えると定型的なプログラミングの一部を生成AIに任せることはあっても、それ以上の業務を託せるまでには相当な時間がかかるでしょうね。
これまでに書いたコードを読み込ませることはできるでしょうが、データになっていない記憶や対話のなかに隠れているコンテクストまで、漏れなくプロンプトに打ち込むなんてできません。もしそれが可能になったときは、潔く他の仕事を探します(笑)
【5位】「業務時間の最大40%をKaggleに投資」がもたらす効果とは? Kaggle Grandmasterを2名同時輩出した医療AIベンチャーに聞く
5位にランクインしたのは、医療AIベンチャーのアイリスの取締役CTO 福田敦史さんのインタビュー記事だ。
世界で278人しかいない『Kaggle』の最上位ランク「Grandmaster」の称号を獲得したエンジニアを2名同時に輩出させたアイリス。
「アイリスでは業務時間の最大40%を『Kaggle』に充てられる制度を設けています」と語る福田さんの狙いとは?
私が一番大事だと思っているのは、育成担当者自身が「自己研鑽に投資する意味」を十分に理解していることです。
例えば、私は以前IBMの研究所に勤務していたのですが、その当時のIBM社内にはダーツや漫画部屋、畳部屋といった、仕事の合間にくつろげる空間や、ゲームがいくつか置かれていました。
彼らは世界でも一流の研究者ですが、仕事の合間にゲームで遊んだり、楽しく雑談する中で、さまざまな独創的なひらめきを得て、それらを世界トップレベルの研究をするためのアイデアの創出に繋げている。
遊びと仕事の境目なく、エンジニアが自分の「好き」に素直になってのびのびと働く姿を見て、イノベーションが生まれる環境とはこうした場所なのかもしれないと感じました。
エンジニアtype編集部一同は、「エンジニアのキャリアを考える」メディアとして、読者に気付きを提供できる記事をより多く発信すべく日々取材や記事の執筆に取り組んでいます。来月以降も、ぜひエンジニアtypeの最新記事をチェックしてください!
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