~サカモト@エンジニアキャリア論が回答~
エンジニアのための「転職&キャリア」相談室有名テック企業への転職、年収アップ、理想のキャリアを築くための方法は? エンジニアのための無料キャリア相談で人気の「サカモト@エンジニアキャリア論」さんが、エンジニアから実際に寄せられた相談内容をもとに、転職成功の秘訣や年収・キャリアアップに役立つ情報を紹介していきます!
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こんにちは、サカモトです。
とある外資系企業でソフトウエアエンジニアとして働く傍ら、Twitterやnoteなどで、テック企業の面接情報、面接で聞かれる技術質問の解説、さまざまなエンジニアのキャリアストーリーなどを中心に情報発信活動しています。
皆さんはLINEヤフー、メルカリ、マイクロソフト、アマゾンといった有名テック企業にどんな印象を持っているでしょうか?
一般的なエンジニアと比較して卓越した技術力を持っている人が多い? 入社にはモダンな技術の経験が必要? さまざまな考えがあると思います。
サカモトは『InsideStory InterviewCat』というメディアを今年の9月にスタートしたのですが、ここで有名テック企業に勤めるエンジニアに「仮に面接官をするならどんなエンジニアを採用したいですか?」と聞きました。
当たり前ですが、企業によって採用基準は異なります。ここではどのようなポジションであっても多く共通するような内容をピックアップしてご紹介します。
サカモト@エンジニアキャリア論さん(@sakamoto_582)
外資テック企業で働くソフトウエアエンジニア。エンジニアがテック企業トップに行くためのキャリア論をTwitterなどで発信中
複雑なアルゴリズムを書けることは技術力が高いと言えるでしょうか? トレンドとなっているライブラリやフレームワークが使えることは技術力が高いでしょうか? 「技術力」という言葉は人によって解釈が異なります。
では、面接官は何を重視しているのでしょうか? 某ポータルサイト運営企業に勤めていたエンジニアが話していたのは「表面的な内容ではなく、中の仕組みや基礎知識をどこまで知っているか」ということです。
例えば、フレームワークを使うことでわれわれはローレイヤーのことを意識しなくともアプリケーションを作成できます。また、データベースの中身を知らなくともなんとなく技術記事に書かれているステップ通りに設定すればセットアップできてしまいます。
世の中で使われる技術の大半は抽象化されており、中の仕組みを知らなくてもなんとなく動くアプリケーションやソフトウェアは作成できてしまうわけです。
初心者と経験者にはこの部分で大きな差があります。規模の大きなシステム開発や更に難しい課題に遭遇した時には、技術記事に書かれていることをそのまま持ってきても解決できないシーンがあるわけです。よって有名テック企業で働くエンジニアの方は基礎をとても大切にします。
この問題に対応するには、普段から皆さんが使っている技術に関してもっと中身まで知るように努めましょう。
例えば、Reactを使っているフロントエンドエンジニアの場合、コンポーネントが保持している状態を変化させたら、その内容が表示まで自動的に反映されていますよね。この仕組みがどのようになっているかを説明できるようになる必要があります。
就職活動時によく聞く言葉の一つに「コミュ力」があると思います。では、エンジニアにおけるコミュニケーション力とは何でしょうか?
コミュニケーション能力認定協会によると、コミュニケーション能力には「聴く力」「説明する力(伝える力)」「質問する力」「チームでの協調性」という四つの要素があります。
有名テック企業に勤めるエンジニアは何を重要視しているでしょうか? 某SNSアプリの運営企業に勤めるシニアエンジニアが話していたのは「感情的にならずに議論ができる人」という点です。
Googleのre:Workガイドによると、効果的なチームには「心理的安全性が高いこと」が挙げられます。感情的な議論になってしまうと、これを損なう内容になってしまう可能性があります。
エンジニアとして仕事する上で、相手との意見の対立は避けることができません。その時に感情的にならずに、相手の意見を尊重しながら議論を進めなければいけません。
テック企業の面接ではしばしば「同僚と意見が対立した時にどのように解決したか?」という質問をされる事があります。この質問に対して適切に答えられる準備をしておきましょう。
エンジニアは開発することだけが仕事だと思っている方もいるかと思います。特に、言われたことだけをこなしている働き方をしている場合は少し危機感を持った方がよいと思います。
某人材テックの企業に勤めるエンジニアが言うには、「課題を見つけ、主体的に改善の提案ができる力」、「チームでプロジェクトを推進していける力」を重視するそうです。
これらを実践するのは意外と難しいものです。ただ働くなら与えられたことだけこなしていた方が遥かに楽だからです。
しかし、テック企業の採用では「自らが主体となってプロジェクトを推進した経験」を聞いてくる場合があります。特に成果を話す時に“We”ではなく“I”を語ることが求められるので、実際に経験をしていなければ曖昧な回答しかできず、相手に自分の成果をアピールできません。
以前私のところに相談に来た金融系SIerのエンジニアの方は、かつては毎日誰でもできるような仕事をこなしていましたが、自ら提案して一部のプロセスを自動化したことで転職活動に成功したようです。
主体的な働き方でプロジェクトを前に進めたことがない方は、どんな小さなことでも改善点を見つけて自らプロジェクト化する経験をしてみましょう。
今回はエンジニア転職で採用したいエンジニアとは? というテーマで、技術的なハードスキルの話からソフトスキルの話まで話していきました。
これらの話はどのテック企業を受ける際にも役に立つことです。しかし、企業や職種ごとにさらに求められることは変わってきます。
例えば、とある外資で働くクラウドサポートエンジニア職の方は、「どんなに変なお客さまに相対しても、お客さまが間違っているからといって、匙を投げる方向性の回答はNGを食らいます」と言っていました。
応募しているポジションに求められるマインドセットとは何か? 深く考えて面接を受ける際は準備していきましょう。
『エンジニアtype』読者の皆さんからも相談があれば、ぜひサカモトのTwitterまでDMください。模擬面接を通して率直なフィードバックも可能です!
※応募前に『note』記載の応募条件を必ずご確認ください。相談内容(DMと通話内容)に関しては、個人情報は伏せたかたちで、SNSや記事等でコンテンツ化させていただくことがあります
※こちらの記事はInsideStory InterviewCatに投稿されたストーリーを参考にして書かれています。
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