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「継続的インテグレーションって何?」という人から「自動化を極めたい」人まで。Jenkinsのバイブル登場!【担当編集者が解説!エンジニア新刊Watch】

働き方

    エンジニア新刊Watch

    技術者が自身の力でキャリアメイクしていく上で欠かせない情報を、いち早くキャッチアップ!エンジニアに役立つ最新書籍の「読みどころ」を担当編集者に解説してもらおう。気になった本は購入して、がっちりスキルアップだ!

    今週の新刊紹介『[改訂第3版]Jenkins実践入門 ――ビルド・テスト・デプロイを自動化する技術』(技術評論社)

    [改訂第3版]Jenkins実践入門 ――ビルド・テスト・デプロイを自動化する技術

    今回紹介するのは、2017年5月24日に発売予定の『[改訂第3版]Jenkins実践入門 ――ビルド・テスト・デプロイを自動化する技術』。本書の「読みどころ」を担当編集者・山崎香さん(技術評論社)に解説していただきます。

    <<Jenkins 2.0のことならこの一冊!>>

    前身となったHudsonの登場から10年以上が経ち、Jenkinsはソフトウェア開発自動化のデファクトスタンダードとして親しまれています。2016年には、初めてのメジャーアップデートバージョンとなる『Jenkins 2.0』が満を持してリリースされました。

    本書『[改訂第3版]Jenkins実践入門』では、Jenkinsの生みの親である川口耕介氏監修のもと、エキスパートたちが導入方法や運用管理、JUnitによるテスト、さまざまなソースコード管理システムとの連携などを、近年の開発環境に合わせて解説しています。もちろん、Jenkins 2.0からの新機能である『Pipeline』や、UXをモダンなものにする『Blue Ocean』、おすすめプラグインや認定試験についても紹介。チームの一員として上手に迎えるための実開発のポイントが分かります。

    バージョンアップしたJenkinsと本書を活用することで、これまで以上に品質の高いソフトを効率的に開発する手助けになるはずです!

    担当編集者が語る、「こんなエンジニアにオススメ!」

    まだJenkinsや継続的インテグレーションを知らない方のために、継続的インテグレーションの基本から解説しているので、第1章から読むことで理解を深めていただけます。

    また、第4章から第8章では実際のサンプルコードを動かせるので、実プロジェクトでのJenkinsの活用方法が分からない方に向けて、効果的な利用法を紹介しています。

    第9章以降ではより実践的な内容を解説しているので、Jenkinsの高度な使い方を知りたいと思っている方にもおすすめです。

    担当編集者が抜粋「どうしてもここだけは読んでもらいたい!」

    Jenkins 2.0からの新機能である『Pipeline』について解説しています。これからJenkinsを始める人にも、今までJenkinsを使ってきた人にとっても必読の章です。

    Jenkinsのフリースタイルのジョブは、ビルド、静的コード解析、単体テスト、GUIテストなど、アプリケーションライフサイクルの一連のフローを定義できます。

    一方で、自由度の高いフリースタイルのジョブには、以下のような問題があります。

    ・ビルドの途中でJenkinsが終了してしまうと、ビルドも異常終了してしまい、途中から再開することができない
    ・複雑なワークフローを定義することが難しい
    ・GUIから設定を行うため、どこを変更したか履歴管理ができなくなる
    ・GUIから設定を行うため、設定の再利用が煩雑になる

    これらの問題を解決するためには、Pipelineの機能が有効です。Pipelineは、Jenkins 2.0から正式に搭載された機能で、Jenkins 2.0の注目機能です。

    Pipelineを利用すると、Jenkinsのジョブの定義をスクリプトで記述できます。これにより、ジョブの定義をGitなどのSCMで管理することが可能になり、JenkinsをGUIで設定する場合と比べて、誰がどこをどのように変更したのか、履歴を残すことが可能になります。加えて、スクリプトで記述するため、GUIと比較すると再利用が簡単です。Pipelineを使わない従来のジョブは、ビルドの途中でJenkinsが終了してしまうと、ビルドも異常終了していました。Pipelineで作成したジョブは、Jenkinsが途中で終了してしまっても、Jenkinsを起動し直せばジョブを継続することができます。

    これまでは、GUIで管理していましたが、コードとして管理できるようになったためPipeline as Codeとも呼ばれます。

    (『[改訂第3版]Jenkins実践入門 ――ビルド・テスト・デプロイを自動化する技術』P211~P234より抜粋)

    この本を購入する⇒『[改訂第3版]Jenkins実践入門 ――ビルド・テスト・デプロイを自動化する技術』(技術評論社)

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