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世界初!ルワンダ共和国が活動拠点のベンチャーキャピタル設立「テクノロジーでアフリカ大陸を変革する」

ITニュース

    シード特化型の出資・インキュベーションを行う株式会社サムライインキュベートが、アフリカ大陸のスタートアップへ投資・インキュベーションを目的とする株式会社リープフロッグベンチャーズを子会社として設立した。支店はアフリカ大陸のルワンダ共和国に開設されるという。

    リープフロッグベンチャーズの今後

    leapfrogventures

    リープフロッグベンチャーズは、世界初のルワンダ共和国を活動拠点とするベンチャーキャピタルとして進出し、東アフリカ(ケニア、タンザニア、ウガンダ、ルワンダ)の現地のシードスタートアップ企業を中心とした投資・インキュベーションを行っていく。若者が多いアフリカ大陸において若年層からのアントレプレナー育成を実施しスタートアップ大陸を目指す。

    また、ルワンダ政府と連携して日本企業向けに「Rwanda-Japan TechSandBox」を提供する構想も検討中。日本や欧米等の先進国では実証実験などの取り組みが困難で複雑な規制の枠にとらわれないルワンダ共和国において、情報革命時代に最適化された国づくりの実現を目指していく。

    【設立の経緯】
    これまでサムライインキュベートは、日本におけるシードスタートアップへの出資・インキュベーションや、大企業のイノベーション支援のほか、2014年からはイスラエルに拠点を設け、同様の活動を行ってきた。これら海外における活動の中で、かねてよりルワンダ共和国を始めとするアフリカ大陸に注目していたという。特に活動拠点を設けるルワンダ共和国においては、平和再構築と国の再建にあり、ルワンダ政府とも連携しながら国が抱える様々な課題と向き合い、現地スタートアップへの出資・インキュベーション等を通じて、国全体のイノベーションを起こすチャレンジへと踏み切ったというわけだ。

    そこで今回、子会社としてリープフロッグベンチャーズを設立し、ルワンダ共和国を活動拠点とする世界初のベンチャーキャピタルとして進出する。

    【アフリカで解決に取り組む5分野と課題】
    1.物流
    インフラの未整備、また、16カ国もの内陸国があることによりアフリカの経済発展に伴って高い物流コストがかかってしまう。

    2.金融
    特にサブサハラアフリカにおいては約70%の人が銀行口座を持てず、金融にアクセスできていないため生活レベルの向上が困難。

    3.ヘルスケア
    出生児の平均余命が58歳、1万人あたりの医師の数が2.7人と日本の23人と比較して圧倒的に低い。

    4.農業
    サブサハラアフリカでは農業従事者が各国平均68%と高い割合に対して生産性が低く、人口増加に伴い未来の食糧難の危機が予測される。

    5.エネルギー
    サブサハラアフリカの約65%の人は電力供給を受けることができていない。特に農村部においては
    約80%が未電化の状態である。

    出典:Massive Drop in Number of Unbanked, says New Report、経済産業省 平成27年度インフラシステム海外展開促進調査等事業 (アフリカ・サブサハラ地域への医療技術・サービスの海外展開支援に係る基礎情報収集調査) 報告書、AFRICA BUSINESS PARTNERS African Agriculture Data sheet、PJICAによるアフリカ電力開発支援 資料4

    ※株式会社サムライインキュベート企業HPはこちら
    ※株式会社リープフロッグベンチャーズ企業HPはこちら

    ▼ニュースリリース
    アフリカ大陸への進出 子会社「株式会社リープフロッグベンチャーズ」を設立

    構成/秋元祐香里(編集部)

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