エンジニアが悩む「仕事でミスを責められる」問題の解決方法
エンジニアとして、最近「働きにくさ」を感じていないでしょうか?
中には、仕事上のミスを上司から責められることが続いて、大きなストレスを抱えている人もいるでしょう。できれば、そのようなストレスが少ない職場で働きたいものですが、ミスをして責められてしまうのには理由があります。それを改善させなければ、根本的な解決にはならないでしょう。
そこで今回は、そのような仕事上のミスをどうしたら減らせるのか、ミスをした場合に責められないようにするにはどうしたらよいのか。解決方法を具体例とともに解説していきます。
この記事のまとめ
エンジニアが上司からミスを責められたとき、自分に責任があることは十分理解しています。しかし、あまりにも理不尽な言葉やその場の対応次第で、職場の人間関係が一気に複雑になってしまうケースもあります。
このようなことを防ぐためには、まずはエンジニアが迅速に修正対応することや、周りの人たちがエンジニアの苦労を理解することが大切です。
エンジニアがミスをするのには理由があります。大きく分けると、エンジニア自身における問題と、職場環境の問題の2つに分けられるでしょう。
エンジニア自身の問題としては、疲れが溜まっていて集中力が無い、作業の段取りを組んでいない、スキル不足、といった点が挙げられるでしょう。
一方で、職場環境の問題としては、自動化ツールが活用されていない、人員不足で一人あたりの作業量が膨大、といった点が挙げられます。
エンジニアがミスを責められないようにするには、前述したような原因を改善させなければなりません。
例えば、Python(パイソン:プログラミング言語の一つ。Webアプリケーション開発や人工知能開発に向いている)のデータ解析を使用して作業の自動化をはかったり、作業の段取りを組むためのツールを利用し、効率的な仕事ができる環境を整えましょう。
仕事を一人で抱え込みすぎているのなら、チームの人たちと仕事を分担しましょう。また、他部署の人たちとコミュニケーションをとって、エンジニアの仕事の理解度を深めておくことも大切です。
スキル不足は、自分の努力次第で解決できます。まずは自分にないスキルを自覚し、必要であれば独学やプログラミングスクール通学で学習しましょう。
エンジニアが自身の問題や職場環境を改善させようとしても、どうしても辛いという状況はあるでしょう。そのようなときは、上司や同僚、身近な人に相談してみましょう。
そしてそれでも状況が変わらないなら、転職を考えるのも一つの方法です。
ミスを修正し、事態を収拾させるのが最優先
エンジニアが仕事上でしてしまうミスと言えば、一例としては以下のようなものが挙げられるでしょう。
クライアントに納品したWebサイトで画像がうまく表示されない
スマホアプリの課金アイテムがもらえないというユーザーからのクレーム
このような、システムのバグや製品サービスに問題点が発覚した場合、まずは事態の収拾を最優先させなければなりません。
この初動が遅れると、ミスをさらに責められる原因にもなります。
そうした上で、これらのミスの原因がどこにあったのか、また、再発を防ぐにはどうしたらよいのかを考えましょう。
前述したようなミスが発覚したとき、人によっては高圧的な発言や態度で指摘する場合もあるでしょう。このような場合、エンジニア側も感情的になってしまい、反論した結果口論となってしまうケースがあります。
ミスを指摘されたときは、まずは「その通りです」と、自分のミスを素直に受け入れましょう。自分のミスを認めずに言い訳や反論ばかりしてしまうのは、絶対にしてはいけない行為です。信用を失い、職場でのコミュニケーションが複雑になる原因となるでしょう。
一方で、上司という立場を使って、あまりにも理不尽な発言でミスを責める人もいます。こうなると、エンジニアの我慢が募り、仕事自体に嫌気がさしてしまうでしょう。そのような事態を避けるためには、職場を変えるという選択肢も心に留めておいてください。
エンジニアの仕事は、個人で行うものが多いでしょう。例えば、仕様書の作成や、ソースコードの打ち込みといった作業です。
このような作業は、大企業であれば、複数のチームで取り組むことができるでしょう。しかし、中小企業やベンチャー企業の場合、チームを組めるほどの人員がなく、一人のエンジニアの負担が大きくなっているケースも多いです。
自分一人が、要件定義、コーディング、テストまで行うことになると、こなすタスクが膨大となり大変です。当然、ミスに繋がりやすい状況となるでしょう。また、抱え込む責任が大きくなり、精神的負担が増えます。
もし、このように一人でこなす作業が広範囲にわたる場合は、普段からミスをしないように対策を練らなければなりません。
エンジニアが、システムのバグといったミスをおかすと、その失敗を強く責める人がいます。
時には、恐怖心が芽生えるほど激しく責めたてられ、仕事に対するモチベーションが下がってしまうこともあるでしょう。
そのような「責められることの恐怖心」が根強く残ると、次の案件に取り組むときの漠然とした不安にもつながります。
また、エンジニアがミスの指摘に対して反論し、同じチームの人と口論となるケースもあります。こうなると、エンジニアとミスを指摘した人との関係が悪化し、今後の仕事にも影響してくるでしょう。お互いよりよいシステムやサービスを作り出す仲間なのに、こうした状況になるのは悲しいことです。
ミスをしてしまう主な原因
エンジニアがミスをしてしまう主な原因としては、以下の7つが挙げられます。
エンジニアという仕事は、どうしても残業や休日出勤が多くなりがちです。中には、複数の案件を抱えて、徹夜での作業が求められる場合もあるでしょう。
近年は「働き方改革」として、徐々に就業環境を改善させる企業が増えています、しかし、現実には、休み返上で忙しく働くエンジニアが多数いるのです。日本人の特有の、「真面目すぎる」人間が多いとも言えるでしょう。
実は、労働時間が長いほど、ミスをしやすくなるということがこれまでの研究で明らかになっています。ある実験によると、多くの人が作業を始めて50分で集中力が切れるといったデータもあります。
ミスをしてしまう理由は、このような身体的な疲れにもあるということを知っておきましょう。
あなたは、案件に取り掛かる際に、なにも計画せずに最初の工程から取り組んでいませんか?ミスを少なくするには、まずはやるべき作業の全体を見渡し、段取りを組むことが大切です。
ただでさえ、「自分はミスが多い」と実感しているなら、この段取りはマストです。これをしっかりやっておかないと、納品したあとにエラーが発覚し、修正作業に多くの手間が取られる可能性があります。
また、段取りを組んでいないことは、突発的な作業が発生した場合、パニックに陥りやすいというデメリットもあります。その結果、一つ一つの案件に対して十分に集中できず、ミスをしたり、やるべきタスクをすっかり忘れてしまう事態に陥ります。
あなたが仕事で使う机やパソコンを想像してみてください。パソコンの周りに書類が積み上げられていたり、デスクトップにデータが雑然と並んでいたりしていませんか?
まず、机の上に書類が溢れているケース。会議で配られた資料を、大事な書類の上にポンと置いていませんか?次に、パソコンのデスクトップのフォルダが雑然としているケース。データを保存する際、ただローカルに保存しただけになっていませんか?
このような、「必要なときに必要なものをすぐに取り出せない状況」は、あなたの仕事の効率を下げ、ミスをする原因となっている可能性があります。これを防ぐためには、こまめに整理整頓をすることが大切です。作業にとりかかる前のたったの10分でも、不思議と作業の進捗を上げられるきっかけとなるでしょう。
どこに何があるかがすぐ分かるようになると、自分の思い通りに作業を進められます。探す手間がなくなってイライラが減るので、製品開発に集中できるでしょう。
あなたは、エンジニアが時間を割くべきでない作業に、手間を取られていないでしょうか?例えば、資料作成時に発生する単純作業です。これらを全て手動でこなすのは大変ですし、細かなミスが発生しやすくなります。
また、「本当は開発作業に集中したいのに……」というストレスも溜まってしまいます。
このような作業をいかに効率的にできるかどうかが、エンジニアにとってミスを少なくするポイントと言えるでしょう。
作業を進めていく上で、システム上のバグのチェックを怠っていませんか?「何回もやってきた作業だから」といってテストをしないで進めると大変です。
最終的には重大なミスにつながるケースがあります。
特に、コードのミスチェックは細かい作業となるので、忙しい時はつい流してしまいがちです。どれだけ慣れた作業であってもチェックを忘れず、一つ一つの案件に真摯に打ち込むことが大切でしょう。
エンジニアの作業は、個人で行うことが多いです。しかし、あまりにも一人でこなす作業が多いと、キャパオーバーとなってしまいます。その結果、納期に間に合わせるためにチェックがおろそかになり、ミスをする原因となるでしょう。
前述したように、ベンチャーや中小企業の場合は、人員不足のために一人で多くの工程をこなす場面が多々あるでしょう。しかし、最終的なミスがあっては元も子もありません。作業を分担し、個人のタスクを軽くすることが求められます。
ここまでは「エンジニアの工夫で減らせる」ミスの原因を紹介してきました。最後に紹介するのは「根本的なスキル不足」です。
エンジニアのスキルが仕事内容と見合っていないと、半ば学びながら仕事をすることになります。例えば、自分が習得していないプログラミング言語を使用するシーンです。
具体例を挙げると「フロントエンドの開発にJavaScript(プログラミング言語の一つ。Web開発のあらゆる分野で活用されている)を使った経験はあるが、サーバーサイドの開発にNode.js(サーバーサイドJavaScript)を使用するのは初めて」といったケースです。
未経験のプログラミング言語や開発領域に携わる場合、スキル不足であることは当たり前です。大切なのは、スキル不足であることを自覚し、学習する場を設けることです。
しかし、これを実際の作業中に覚えようとするのは非効率的です。結果、ミスにつながり、他の部署にまで迷惑をかけてしまう可能性があります。未経験分野で仕事をする場合は、仕事とは別に学習する機会を設けましょう。
ミスをした時に責められないようにする対処法
エンジニアも人間ですから、仕事の仕上がりが常に完璧というわけにはいきません。誰でもミスは付き物です。では、ミスをしてしまった場合、周りから責められないようにするにはどうしたらよいのでしょうか。
エンジニアの仕事は、休み返上で行うことも多いでしょう。しかし、このような状況があまりにも続くと、集中力が落ち、ミスが頻発する原因となってしまいます。
これを避けるためには、エンジニアも適度な休みを取ることが大切です。具体的なタイミングとしては、仕事の繁忙期を過ぎたときでしょう。有給休暇が溜まっているのなら、仕事の余裕がでたときを見計らって、思い切って取得するのがおすすめです。
また、1日休みを取らなくても、仕事中に休憩を入れて集中力を保つ方法もあります。以下に具体例を挙げるので参考にしてください。
好きな飲み物を飲む
ガムを噛む
外の風景を眺める
手のツボを刺激する
このような自分がストレスが溜まった時の対処法を、普段から見つけておきましょう。
たとえわずかな休憩時間であっても、よりリラックスできる時間へと変えられます。適度なリフレッシュで自分の思い通りに作業進められれば、ストレスも軽くなっていくでしょう。
エンジニアは、仕事柄それぞれのタスクに集中することが多いでしょう。しかし、ミスなく仕事を進めるためには、まずは仕事の全体像を把握して、段取りを立てることが大切です。
仕事の段取りを決める上で重要となってくるのが、自分のスケジュール管理です。いつまでに何をしなければならないかを明確にすると、作業効率を上げられるでしょう。
このようなタスク管理を行う上で、便利な「Trello」というツールがあります。
Trelloでは、Todoリストをカードで管理できます。まずToDoカードを作り、進行中のものは「作業中」に、終わったものは「完了」に、ドラッグ&ドロップで簡単に移動させられます。「今自分がやるべきこと」が一目瞭然なので、「どこから手を付けたらいいのか分からない」という状況を減らせるでしょう。
ここで注意してほしいのが、予定していたToDoカードが消費できないからと自分を責めないことです。
人間なのですから、予定通りにいかないことがあるのは当たり前です。ToDoカードも、「絶対に」という決め方ではなく、「ここまでできればOK」という風に設定するといいでしょう。
また、TrelloではこのToDoカードを共有できます。エンジニアチームの人がデータベースにアクセスすれば、仕事の分担もスムーズに行えます。仕事を進める上で、この機能はとても便利になってくるでしょう。このようなシステムを上手く利用し、キャパオーバーによるミスを防ぎましょう。
単純作業の繰り返しほど、退屈なものはありません。このような、「必ずやること」をいかに効率化できるかが、「デキるエンジニア」の見せどころでしょう。
例えば、Excelを使った資料を作成するとき。毎回、日付やフッターを入れるのが面倒でしょう。しかもこのような細かい単純作業ほど、ミスが多いのが一般的です。これを防ぐためには、Excelのマクロを使って自動化すると効率的です。
マクロといっても、プログラムコードを書くわけではありません。Excelの「表示」タブの中の「マクロの記録」から設定できます。こうすることで、手動入力していた分の労力を、他の作業に回せます。チーム全体としてのミスも減らせるでしょう。
また、議事録の作成も、手動で行うと手間を取られるでしょう。
この場合は、「GIJI」というサービスを利用してみましょう。GIJIでは、会議の議事録をリアルタイムで作成できます。
また、会議で議題にすべきアジェンダを確認しながら話をすすめられるので、「内容のない会議」が自然となくなるでしょう。さらに、GIJIで作成した議事録は、その場で全員と共有できます。
もし、職場にこのような自動化サービスが導入されていないのなら、上司に導入を提案してみましょう。ExcelのマクロやGIJIを利用することで、エンジニアの本来の仕事である、システム開発作業に集中できます。チーム全体としても、大きなメリットになるでしょう。
エンジニアの仕事のミスを防ぐためには、テストほど大切な工程はありません。テストは、忙しい時ほど怠りがちな作業です。しかし、テストをしなかったためにエラーを見逃し、結局仕事が長引いてしまうケースが多々あります。
たとえ、テストの結果が良好だったとしても、テストをする癖をつけておくことが重要です。「テストをすることが当たり前」という状況を作っておけば、これから発生するかもしれない大きなエラーを未然に防ぐことができるでしょう。そして、長い目で見ても、ミスをしないことにつながります。
エンジニアが仕事でミスをしたとき、特に営業担当者との間でトラブルになるケースがあります。トラブルの原因はさまざまなので、「この答え方が絶対いい」というものはありません。しかし、エンジニアが一番やってはいけないことは、ミスを認めず言い訳ばかりして、指摘してきた相手を責めてしまうことです。
営業担当者の中には、プログラミングの知識を持っていない人もいるでしょう。そのような人に対して、「あなたには説明してもわからないでしょうけど」といった発言をしてしまうのは絶対にNGです。相手はバカにされていると思いますし、そのような発言をしたあなたの立場も悪くなります。
その結果、あなたの評価が下がり、次にミスをしたときにさらに苦しい状況になる可能性もあります。指摘されたミスに過剰に反応した結果、孤立し、気づけば助けてくれる人が周りにいない、というケースも考えられるのです。
エンジニアの仕事は専門領域です。ですので、営業担当者がお門違いな指摘や質問をしてきたとしても、それは当たり前だというスタンスでいるほうがいいでしょう。そうすることで、相手に「いい意味で」期待しない癖がつき、ストレスを抱えることも少なくなります。
エンジニアの中には、一人が多くの工程を任されているケースもあるでしょう。しかし、そのような状況は、ミスをしやすく、また、複数の工程でミスが発覚したときの対処も大変になります。
これを防ぐためには、出来る限りチームで作業を分担することが大切です。前述したようなTrelloを使えば、チーム全体でToDoリストを管理できるので、自分の仕事を他の人に任せやすくなります。
また、動作の確認エラーは、エンジニア以外でもできる作業の一つです。動作の確認エラーを営業担当者や事務職員に任せるだけで、仕事がスムーズにいくでしょう。このような作業分担は、営業や事務の人にエンジニアの仕事の一部を知ってもらうきっかけにもなります。
もしかすると、作業を分担することで、営業や事務から質問される場面があるかもしれません。その際は、専門知識を分かりやすく答える癖をつけておきましょう。丁寧な対応をすることで、ミスをしたときに、周りの理解が得られやすい状況を作り出せます。
もし、作業を人に任せられない状況なら、思い切って上司に相談してみましょう。一人で抱え込んでミスが増える方が、会社側としても大きな損失となります。プロジェクトリーダーやマネージャーに相談し、人員の増加を提案してみましょう。
エンジニアがミスをしたときに責められないようにするには、普段から社内でいい人間関係を作っておくことも大切です。特に、自分の仕事と関連する部署の社員とは、普段から積極的にコミュニケーションをとっておきましょう。
エンジニアの作業は、個人で行うことが多いです。ですので、社内の人とのコミュニケーションを怠りがちでしょう。しかし、同じチームの仲間なら、製品サービスを作り上げるという共通の目標があります。このことを意識し、普段から密にコミュニケーションをとっていれば、ミスをしたときも理解を得られやすいはずです。
例えば、他部署のことで分からないことがあれば、細かなことでも質問をしたり、情報共有することを心がけましょう。コミュニケーションをとるのは、就業時間でなくても構いません。休憩時間に何気ない会話を交わしたりして、自分のミスを受け入れられやすい状況を作っておきましょう。
エンジニアが未経験分野で開発するときは、どうしてもミスをしがちです。そのような根本的なスキル不足の場合、改めて必要なプログラミングスキルを身につける必要があります。
一番やりがちなのは、勉強しながら作業をすることです。これは作業スピードが落ちる原因となり、周りの人に迷惑をかけてしまうでしょう。スキルを上げるためには、就業時間外に勉強をしておくことが一番です。
主な方法としては、本やオンラインのプログラミング学習サービスを使用した独学が挙げられるでしょう。しかし、この方法は学習モチベーションを保つことが難しく、途中で挫折するケースも多いです。また、キャリアの浅い20~30代のエンジニアは、独学で理解を深めることが難しい場合もあります。
実際に開発経験がある、または、独学に自信がないエンジニアは、思い切ってプログラミングスクールに通ってみましょう。仕事後でも無理なく通えるスクールや、自宅での学習サービスが利用できる教室があります。講師陣の手厚いサポートが受けられるので、改めてプログラミングを学習するよい機会となるでしょう。
もし現状に耐えられなくなったら
ミスを減らす方法やミスをしても責められない状況を作っても、現状に耐えられないことはあるでしょう。そのような場合は、まず、一人で抱え込まないことが大切です。
ここからは、エンジニアの辛い状況を改善させる3つの方法を紹介します。
エンジニアが仕事のミスを周りの人間に責められ、もし耐えられなくなったら、素直に上司に相談してみましょう。上司に自分の辛い状況を理解してもらい、場合によっては配置換えの希望を出してみてもいいでしょう。
上司の立場だからこそ改善できることもあるはずです。特に、人員不足からくるミスは、自分の力ではどうしようもない部分があります。また、上司の少し離れた視点からのアドバイスによって、視野が広がって心が軽くなるというケースもあるでしょう。
いきなり上司に相談することに抵抗があるのなら、まずは身近な人に相談してみましょう。特に同僚は、自分の仕事内容について理解している部分が多いです。そのような人たちに相談することで、解決策が見えてくるはずです。
また、辛い状況になっているときは、どうしても視野が狭くなってしまいがちです。そのようなときも、周りの人に相談することで、客観的なアドバイスが受けられます。なぜ責められるのか、または、その原因はどこにあるのか、ということを、第三者から指摘してもらいましょう。
これまで一人で抱え込んできた場合は、それを誰かに聞いてもらうだけでも安心できます。自分の意識を変えるためにも、まずは周りの人に自分の辛い状況を伝えてみましょう。
エンジニアがどれだけ努力をしても、ミスをしてしまって責められる状況はあるでしょう。仕事内容や職場環境によっては、一個人の努力では限界があるケースもあります。
もし、そのような職場で辛い状況ならば、転職を考えるのもいい方法です。エンジニアの業界は引く手あまたです。実際に開発経験のあるエンジニアであれば、再就職できる確率は高いでしょう。
しかし、転職先でいい職場環境に恵まれるという保証はありません。また、新しい職場で自分にないプログラミングスキルを求められるケースもあるでしょう。しかし、転職活動と同時進行でプログラミングスキル向上を図ると、そのような不安要素を少なくできます。
プログラミングスキルを上げられれば、いい条件の転職先を見つけるきっかけとなり、転職先での仕事の効率化も図れるでしょう。ですので、転職期間中は、自分に足りないスキルが何なのかを見直し、再度学習するのに最適な期間と言えます。
※こちらの記事は、『TECH::NOTE』コンテンツから一部抜粋して転載をしております。
>>元記事はこちら
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