株式会社テプコシステムズ
ICT推進室 基盤技術部 基盤技術グループ 主任
大平 健さん(36)
SES企業で流通業界の社内システム開発などに10年間従事。その後、2018年7月にテプコシステムズに入社。現在もインフラエンジニアとして、ネットワークやサーバの設計・構築業務に携わっている
【PR】 転職
SES企業から大手SIベンダーや事業会社に転職し、上流工程や自社サービス開発を手掛けたいと考えるエンジニアは多い。しかし、これまでの経験やスキルに自信が持てず、転職に二の足を踏んでしまうエンジニアも少なくないだろう。
そこで今回は、SES企業から東京電力ホールディングスグループのシステム開発を一手に手掛けるテプコシステムズに中途入社した二人のエンジニアの転職経験談を紹介したい。
株式会社テプコシステムズ
ICT推進室 基盤技術部 基盤技術グループ 主任
大平 健さん(36)
SES企業で流通業界の社内システム開発などに10年間従事。その後、2018年7月にテプコシステムズに入社。現在もインフラエンジニアとして、ネットワークやサーバの設計・構築業務に携わっている
営業システム事業部 営業システム部
枡田 翔さん(29)
SES企業で保険業界の業務システム開発や保守、パッケージソフトの導入などに4年携わった後、2017年10月にテプコシステムズに入社。現在は、Webシステムの保守・開発に従事している
キャリアをスタートする場所としてSES企業を選ぶエンジニアが多いのは、IT未経験者を積極的に受け入れる間口の広さと、実践的な技術を身に付けるのに有効な場数を踏める環境があるからだろう。
しかし、一般的なSESに寄せられる案件は、市場の需要や顧客の事情、SES企業の営業力によって大きく変わる。そのためエンジニアによっては、似たような業務にばかりアサインされてしまうこともあれば、逆に任せられる業務の振れ幅が大き過ぎて中途半端な経験しかできないという弊害も生まれやすい。また、企画力やマネジメント力を養いたくても、社内にそうした成長環境がないケースも散見される。
今回登場する、インフラエンジニアの大平健さんとアプリケーションエンジニアの枡田翔さんも、かつてはそうした境遇に置かれていたエンジニアだった。
中堅規模のSES企業で約10年間、流通業界向けの社内情報システムのインフラ構築に携わるネットワークエンジニアとして働いていた大平さんは、34歳の時にテプコシステムズへの転職を決意する。
このまま前職のSESに留まり続けても、自分に明るい将来が待ち受けているとは思えなくなったからだ。
20代の頃は、学んだ技術を仕事に生かせるだけで十分満足だったので、業界での会社の立ち位置や自分の将来についてあまり深く考えず楽観的に捉えていました。
でも、30代に入ってからはこれまで培った技術力を土台に企画力や提案力を伸ばしたいという思いが強くなっていくに従って、「契約の壁」、「下請け構造の壁」、「業務範囲の壁」に阻まれ、私が思い描くようなキャリアを手に入れることが難しいことが分かってきました。それが転職を考え始めたきっかけです。
27歳でテプコシステムズに転職するまでの4年間、アプリケーションエンジニアとして保険業界向けの業務システム開発や保守、パッケージソフトの導入に携わっていた枡田さんも、目に見えないキャリアの壁に囲まれていることを感じて転職を志すようになった一人だ。
私が転職を考えるようになったのは、このまま順調に昇進してリーダー、マネジャーになれたとしても、2次請け案件が大半を占めるSES企業にいる限り、プロジェクトを牽引できるような経験が積めないと思ったからです。
給料や待遇に不満はありませんでしたが、先々後悔したくないと思い転職活動を始めました。
そんな二人が熟慮の末に選んだのは、東京電力ホールディングスグループのシステム開発を担うテプコシステムズだった。選択のポイントはどこにあったのだろうか。
テプコシステムズは東京電力ホールディングスのシステム企画部門とともにシステム開発を行う、インハウスベンダー的な側面を持つシステム開発会社です。
プライムのSIベンダー同様、システムの構想段階からプロジェクトに参加することができるため、企画力や提案力が鍛えられると思ったのが転職した一番の理由です。電力の安定供給に欠かせない業務システムを守ることで社会を支えている充実感が味わえる点もテプコシステムズへの転職を後押ししてくれました。
枡田さんも電力インフラを支える大企業の下で大規模なシステムを支える環境に大きな魅力を感じたという。
大平さんが言うように、テプコシステムズは東京電力ホールディングスから直接発注を受けてシステム開発に臨みます。システムの構想から企画立案、開発、保守運用まで、プロジェクトの全体を見渡しながら開発に携わることが求められるため、プロジェクトマネジメントの素養を培えると考え転職しました。
前職では保険販売代理店向けの小規模なシステム開発にしか携われなかったので、東京電力が保有する大規模かつ多様なシステムに携われることも大きな魅力でしたね。
転職から約2年、現在大平さんはリーダーとして、東京電力の業務系システムのネットワークやサーバーの設計、構築、保守・運用に携わっている。
実際、業務に携わってみて感じたのは、SIベンダーのエンジニアのやりがいは、システムを構築し安定稼働させる責任感に比例するということでした。
SES企業であれば、所属エンジニアの能力と要求レベルを秤にかけ、困難が予想される仕事には手を出さないという選択もできる。
しかし、東京電力ホールディングスと半ば一体となって開発にあたるテプコシステムズにはそうした選択肢はない。「自社開発」同様、どのような課題にも現実解を示し、実現する使命を負っているからだ。
今年に入り新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、急遽テレワーク対応をした時は、通常の倍にあたる数千人規模の利用に耐えるネットワーク環境を、わずか3週間で用意しなければならずとても大変でした。
でも、その分やりがいがとても大きかったのも確かです。日頃から東京電力ホールディングスのシステム企画部門と、社内のアプリケーション開発チーム、インフラチームの三者が緊密な連携を取っているからこそ、迅速に対処できたんだと思います。
現在、アプリケーションエンジニアとして、契約内容の確認や変更、月々の電力使用量を確認できるエンドユーザー向け情報サイト『暮らしのTEPCO Web』など、営業関連システム運用を担当する枡田さんも「責任感が伴う仕事だからこそやりがいを感じる」と口をそろえる。
私たちの使命は顧客に指示された通りのシステムをつくることではなく、顧客の課題をシステムで解決することにあります。ですから、より本質的な解決につながるアプローチがあるのであれば、困難が伴っても提案しなければなりませんし、実現に向けた努力も必要です。
一エンジニアがプロジェクト全体像を掴み、他のシステムとの連動を踏まえた上で最適かつ的確な提案をすることは言葉で言うほど簡単ではありません。でも、そうした環境にいるからこそ期待に応えられたときにやりがいが得られますし、成長意欲が湧くのだと思います。
大平さんや枡田さんと同じように、SES企業で「スキルアップが見込めない」と悩むエンジニアは、まず何から手を付けるべきか。
大平さんは転職活動に踏み出す前に、やるべきことがあると指摘する。
多重下請け構造の下位に位置しがちなSES企業のエンジニアは、多くの制約を課せられています。でも、それを言い訳にして安易な転職に走ってしまうのは得策ではありません。もし課題解決につながるアイデアを持っているなら、成功するか失敗するかなんて気にせず、上司やお客さまにそのアイデアをぶつけてみるべきです。
可能性は低いかもしれませんが、もし提案を評価してもらえたら自信になるでしょうし、聞く耳を持ってもらえなかったとしても、提案を受け入れてもらうために努力したことはきっと転職後に生きてくるはずです。
一方の枡田さんも、大平さんと同じく「今の仕事が嫌だからといって即転職活動に入るのは得策ではない」と、安易な転職に釘を刺す。
解決すべき課題の本質がどこにあるのか理解しないまま転職すると、転職の目的に沿わない環境に身を置くことになってしまうかもしれません。
そこで、私は将来的に大規模なシステム開発のマネジメントを経験するチャンスがあり、システムコンサルティング能力を磨けるテプコシステムズを選びました。現状をどう変えたいかよく考えた上で転職先を吟味したので、現状にとても満足しています。
テプコシステムズは、発電所の制御に特化したシステムに加え、基幹業務システムからエンドユーザーが利用するWebシステムなど幅広いシステムを開発・運用している。同社が求めているのは、彼らと同じように現状に飽き足らないエンジニアだ。
エネルギー関連のシステムに携わった経験がない方にとってテプコシステムズは少し敷居が高く感じられるかもしれません。しかしインフラエンジニアにせよ、アプリケーションエンジニアにせよ、何らかの業務システムに携わった経験があれば問題ありません。
SES企業などで働いているものの将来に不安を感じる方、環境を変えて成長したいという意欲がある方を歓迎します。
限定された業務にしか携われないSESのエンジニアと違い、テプコシステムズのエンジニアは東京電力の企画担当者や社内の各部署、外部のベンダーのみなさんと緊密なコミュニケーションを取りながら開発業務にあたるため、プロジェクト全体を俯瞰する力が身に付きます。
担当する業務が狭く、なかなか幅広い経験が積めないことを悩んでいるみなさん。ぜひ私たちと一緒に働きましょう!
株式会社テプコシステムズの中途採用情報
システム企画・開発/インフラエンジニア
取材・文/武田敏則(グレタケ) 撮影/赤松洋太
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