本連載では、圓窓代表・澤円氏が、エンジニアとして“楽しい未来”を築いていくための秘訣をTech分野のニュースとともにお届けしていきます
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オンラインミーティング・プレゼンのクオリティーを上げるガジェットのススメ【連載:澤円】
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株式会社圓窓 代表取締役
澤 円(@madoka510)
立教大学経済学部卒。生命保険のIT子会社勤務を経て、1997年、日本マイクロソフトに転職、2020年8月に退職し、現在に至る。プレゼンテーションに関する講演多数。琉球大学客員教授。数多くのベンチャー企業の顧問を務める。
著書:『外資系エリートのシンプルな伝え方』(中経出版)/『伝説マネジャーの 世界№1プレゼン術』(ダイヤモンド社)/『あたりまえを疑え。―自己実現できる働き方のヒントー』(セブン&アイ出版)/『未来を創るプレゼン 最高の「表現力」と「伝え方」 』(プレジデント社) Voicyアカウント:澤円の深夜の福音ラジオ オンラインサロン:自分コンテンツ化 プロジェクトルーム
皆さんこんにちは、澤です。
突然ですが、皆さんはITガジェットがお好きですか? ボクは大好きです。
今回は、ガジェットの話をさせてください。
コロナ禍によりリモートワークが日本でも随分浸透してきましたね。緊急事態宣言が明けてからも、ずっとリモートワークを続けている方も多いのではないでしょうか。
オフィスって、会社によって程度の差はありますが、実はいろいろちゃんとそろっている場所なのですよね。
それが、急に「会社に来ちゃだめですよ、家でやりなさい」と言われて、「さぁ、作業してみましょう」となった時、あれこれ足りないものに気付いて困った方もいるかもしれません。
エンジニアの方々は、家での作業に困らないだけの機材をもともと持っていた方も少なくないと思いますが、それでも「完全在宅ワーク」が可能な環境を構築済みだった方は、多数派ではないように思います。
ボクは、去年の5月から、たまたま自宅から歩いて10分以内の場所に事務所を借りていました。
50平米程度の広さで、駅から0分。
親しい不動産屋さんからこっそり教えてもらった掘り出し物の物件で、複業の活動拠点を探していたボクにぴったりでした。
住宅街ということもあり、都心よりもはるかに安い賃料で十分な広さがあります。ここで10人くらい集めた勉強会を月に数回やれればな~と漠然と思いつつ、のんびりとリモートワーク拠点にして働いていました。
そこに、今回の新型コロナウイルスの登場。
ボクは本当にラッキーなことに、リモートワークをするためのインフラがある程度整っていたので、「他の人にもまねができるような構築方法」を念頭に置きながら、ガジェットの購入や環境の整備を行いました。
![澤さんのデスク周り](https://type.jp/et/feature/wp-content/uploads/2020/09/IMG_6681.jpg)
デスク周りの様子
まず、親しい友人の一人に相談して購入したのが、ミラーレス一眼カメラ。
数年前からYouTuberに人気のある『Panasonic LUMIX GH4』というモデルをチョイスしました。すでに新型のモデルが出ていたため、このモデルはかなり値段が安くなっていました。
性能はWeb会議や動画配信を行うには十分すぎるくらい十分なもので、パソコンに標準で付いているカメラよりも、非常に高画質で配信ができるようになりました。
固定の仕方は三脚などいろいろ試しましたが、今はテーブルにクランプを取り付けて固定してあります。
複数のマシンを使いこなすにあたって、「画面切り替えにスイッチャーがあった方がいいかな」と思い、物色し始めたのが4月くらい。その時点で、すでにメジャーな機種は超品薄状態になっていました。
特に人気のBlackmagic社の『ATEM mini』シリーズは、納品まで数カ月待ち。対抗機種でちょっと値段高めのRolandのスイッチャー製品群も同様の状況でした。
あらゆるネット通販のサイトを眺めてみたものの、どうにも入手は困難な模様。「これは夏まで待つしかないかな……」と思ったのですが、ある方からの助言でアメリカのAmazonを覗いてみたところ、なんとRolandのスイッチャー『V-1HD』の在庫がまだある!!それも、残り1台!
値段も、送料込みでも日本国内で買うのとほとんど変わらず。すぐにオーダーに踏み切り、なんと3日で手元に届きました。(オーダーした途端に在庫が3台に増えたのは笑いましたが……)
V-1HDへの接続はとても簡単で、ボタンとレバーの組み合わせによる画面切り替えがガジェッターとしては非常に楽しい。4つのHDMI入力端子には、プレゼン用PC、ミラーレス一眼、手元撮影用のスマホ、クロマキー使用時の動画用のスマホを接続。
それらをまとめて配信用のPCに接続して、YouTube LiveやZoom、Teamsなどを使って外部配信します。
ピクチャーインピクチャーや、クロマキー合成など、あれこれ楽しめるガジェットです。軽量かつコンパクトなので、外部イベントで登壇する際にも活用しそうです。
いわゆる「女優ライト」と呼ばれるものですね。
これがあるのとないのとでは、オンラインで実施される会議やイベント登壇での顔の印象が全く違ってきます。大して高い投資でもないですし、絶対に持っておいた方がいいでしょう。
USB給電のタイプを購入すると、手持ちのパソコンやスマホの充電器で電力供給できるので、非常に便利です。
顔が明るく映るだけで、相手に与える印象は大きく違ってきます。使わない手はないと思います!
マイク付きイヤホンやヘッドセットもいいのですが、ぜひお薦めしたいのが外付けマイクです。なぜかというと、「違和感の軽減」ができるからです。
オンラインの会議やプレゼンにおいて、「イヤホンのケーブルが見える」「ヘッドセットをしている」というのは「状況としては理解できる」レベルのことなのですが、「リアルな空間では使わないものがある」という違和感をどうしても与えてしまいます。それを軽減する意味でも、マイクを外部接続のものにするだけで印象は全く違ってきます。
ボクは、SHURE社のステレオミニプラグで接続するタイプの『VP83』というモデルを使っています。このマイク、プレゼンを聞いてくださっている皆さんからの評判が本当にいいのです。
勧めてくれたのはドキュメンタリーの撮影が得意な映画監督さんなのですが、人の声を拾うことがかなり得意なマイクらしく、外部のノイズが聴いている人たちに届きにくいようです。これはなかなか自分では確認しにくいところですが、ボクのプレゼンをオンラインで聞いた人たちからのフィードバックからは、かなりのクオリティーであることが垣間見えています。
パソコンに装備されているマイクを使っても十分ミーティングやプレゼンはできるのですが、打鍵音がすさまじいノイズになって相手に届くことを考えると、マイクは外付けにした方が「一歩先を行っている」と思わせることができそうです。
他にもいろいろなガジェットを組み合わせることで、より一層クオリティーの高いプレゼンやミーティングができるのですが、ひとまずこの辺にしておきましょう。
皆さんのリモートワークに幸あれ!
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