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プログラマー誕生は「想像力」のおかげだった?母の日に読みたい「プログラマーの母」伝記絵本

ITニュース

今週5月12日(日)は、母の日ですね。プレゼントの準備は万端ですか?

そんな母の日にちなみ、「プログラマーの母」と言われるエイダ・ラブレスについて、彼女の伝記絵本『世界でさいしょのプログラマー』(評論社)からご紹介したいと思います!

約200年も前から「手に職」は最強だった

1815年、エイダはイギリスを代表する詩人の父と、裕福な家で育った数学者の母のもとに生まれた女の子でした。

エイダの父親はクリエーティブ溢れる詩で名を馳せていたそうですが、プライベートは派手で奔放。良く言えば「ロマンを大事にする」生き方をする人物だったのでしょう。

そんなロマンと正反対の考えを持つエイダの母親は「父親のように育ってはいけない」と思い、幼いエイダに徹底的に数学を教え込みます。

今から約200年も前の話ですが、当時から確固たる知識を身に付けること=「手に職を付ける」ことがキャリアを築く上で重要だった様子が伺えます。

Ada Lovelace 伝記絵本12

「想像力」がエンジニアの源泉だった

エルダが物心ついた頃。イギリスでは産業革命が起こりました。

エルダの母親は、新しい技術を見せるために工場めぐりに連れていってくれたそうです。

母親にとっては予想外だったと思うのですが、工場で目にした新しい技術の数々は、エルダの中に眠っていた「父親譲りの想像力」に火を付けました。そして、これまで培ってきた数学の知識と相まって「空飛ぶ機械の馬」を作りたいと考えるようになったのです。

Ada Lovelace 伝記絵本34

母親にとっては疎ましいものだったのかもしれませんが、エルダの想像力はのちに「プログラマーの母」と言われるゆえんともなった「機械に計算させるアイデア」の元となりました。

絵本では、コンピューターの原型ともなった「解析機関」の発明のエピソードや、エイダが作ったプログラムや計算法についても触れられています。

驚くべきことに、「プログミング」という言葉や概念がない当時から、エイダは「計算する機械によって、いずれは絵や音楽、文章を作り出せる」と考えていたそうです。

ぜひ今週末はエイダの伝記を読みながら、想像力を磨くモチベーションも高めてみてはいかがでしょうか。

書籍紹介

Ada Lovelace 伝記絵本 書影

『世界でさいしょのプログラマー』
著者名:フィオナ・ロビンソン
訳者名:せなあいこ
出版社名:評論社

世界初のプログラマーだった女性、エイダ・ラブレスを描く伝記絵本です。コンピューターが得意な子どもたちや、発明家を目指す子どもたちだけでなく、夢見ることが大好きな子どもたちにもおすすめしたい絵本です。

>>>購入はこちらから

文・エンジニアtype編集部

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