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「念願の顧客折衝、最初は要望を聞くだけで精一杯だった」小規模IT企業→富士通が誇るネットワーク専門集団へ転職してかなえた成長

【PR】 働き方

保守、運用、構築、そして設計と、経験を重ねていくことが一般的なインフラエンジニア。「上流工程を手掛けたい」「マネージャーを目指したい」という理想はあれど、具体的にどんなエンジニアになりたいか……と問われると、意外と答えられない人が多いかもしれない。

「私は、お客さまの“あるべきネットワーク像”を追求できるネットワークエンジニアでいたいんです」

そう自身の理想像をはっきりと語るのは、富士通グループの中でもネットワーク領域を専門に手掛ける富士通ネットワークソリューションズでリーダーを担う永瀬圭佑さんだ。

「この会社に入ったことで、エンジニアとして確実に成長できた」と語る永瀬さんの例をもとに、インフラエンジニアとして成果を出すために必要な心掛けを探った。

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富士通ネットワークソリューションズ株式会社
民需・東日本事業本部民需インテグレーション統括部
産業・流通システム部
永瀬圭佑さん

前職でインフラエンジニアとして経験を積んだ後、2020年に富士通ネットワークソリューションズへ入社。産業・流通システム部でネットワークの設計・構築などを担当。23年6月からはリーダーポジションに就き、顧客折衝を行いながらプロジェクトを推進している

システムの根幹・ネットワークを担う専門集団の一員へ

――永瀬さんは前職でもインフラエンジニアですが、やはり上流工程へのチャレンジを求めて転職を?

おっしゃる通りです。前職ではカスタマーエンジニアとしてルーターの交換やキッティングなどを主に担当していましたが、インフラエンジニアとしてキャリアを築いていくためにも、設計・構築工程などの上流からお客さまとの折衝経験を積みたいと思い、転職を決意しました。

もともとエンジニアを志した時にインフラエンジニアを選んだのは、システムの根幹となるネットワークを支える縁の下の力持ちとしての役割に魅力を感じたから。なので、富士通ネットワークソリューションズに興味を持ったきっかけも、社名にもある通り「ネットワーク」を専門とする会社だったからです。

加えて、富士通グループの一員としてさまざまな業界の大規模案件に携われることや、上流工程に携わる機会の豊富なことを知って入社を決めました。

――現在はリーダーポジションだと伺いました。理想通りの経験ができているということですね。

はい。ゲーム会社、小売り企業、塗料メーカーなどのお客さまを中心に、データセンターのコアスイッチ入れ替えを含む基幹ネットワークのリプレースや、新設拠点のルーター構築まで、大小さまざまなプロジェクトを担当しています。

富士通ネットワークソリューションズ株式会社 民需・東日本事業本部民需インテグレーション統括部  産業・流通システム部 永瀬圭佑さん

企業ごとに違う「あるべきネットワーク」の実現にこそ、エンジニアの介在価値がある

――リーダーとして顧客折衝に当たることも多いかと思いますが、永瀬さんは「顧客の“あるべきネットワーク像”」の追求にこだわっているとか。詳しく聞かせてください。

お客さまとの折衝に挑戦するようになった当初は、正直なところお客さまの要望に応えることで精いっぱいでした。ですが、長期的な関係を築いていく中で、さまざまな課題が見えてくるようになったんです。

お客さまがふいに漏らした不満や疑問、日ごろから口にしている課題感などをキャッチアップしていくうちに、「最適なネットワークは企業ごとに異なる」ということを肌で感じました。その最適なネットワークを提供できるような存在になりたいと、日々考えながら仕事をしています。

――企業ごとに異なる「あるべきネットワーク像」を追求し、実現していくのは難易度が高いのでは? どのように実現しているのでしょうか。

第一に、お客さまと日常的に課題を共有することが重要です。例えば、「21時頃になるとネットワークが遅延する」「セキュリティー面に不安がある」といった、具体的な問題点を一つずつ丁寧に把握していきます。

近年はテキストベースでのやりとりの他、リモート会議も多くなりましたが、私は定期的に現地に赴いてお客さまと対面でのコミュニケーションをとるようにしています。

基本的な部分ではありますが、プロジェクトを円滑に進める上ではお客さまに信頼していただくことが必要です。「エンジニアとして」はもちろんのこと「人間として」の信頼関係も重要ですから。

富士通ネットワークソリューションズ株式会社 民需・東日本事業本部民需インテグレーション統括部  産業・流通システム部 永瀬圭佑さん

ーー人間としての信頼関係を築く努力をされているんですね。では、エンジニアとしての信頼に応えるためにしていることはありますか?

ネットワークの新しい概念を、常にキャッチアップし続けることです。

その他の技術と同様に、ネットワークも日々進化を遂げています。少し前であれば、社内外のネットワークを全て信頼しない「ゼロトラスト」が話題になりましたが、正しく理解していなければいざというときにお客さまの相談に適切に対応できません。

「お客さまのあるべきネットワーク像」を追求するためには、「一般的なネットワーク像」も知っておくことが大切だと考えています。なので、今すぐ使うものでなくとも、最新の技術動向は把握しておく必要がありますね。

実際、プロキシサーバーの導入を検討しているお客さまを担当していた時のこと。お客さまはプロキシサーバーについて詳しくなく、不安を抱えていらっしゃることが伝わってきたので、自分が持っている知識をもとに、できるだけ分かりやすく説明しながらプロジェクトを進めていったんです。

その結果、「永瀬さんが担当してくれて安心できました」という言葉をいただくことができ、エンジニアとしての介在価値を感じました。目に見えない信頼関係を築けたことが実感できた瞬間です。

「マネジメントだけ」じゃないから、エンジニアとして成長し続けられる

――転職前に思い描いていた通りの成長が実現できていることが伝わってきました。

富士通が主導する大規模案件に上流から携われることは、リーダーとして成長する上で大きな利点でしたね。他にも、お客さまとの直接契約からマネジメントまで一貫して担当する自主ビジネスも手掛けているため、幅広い経験ができると思っています。

そして何よりも、マネジメント業務だけでなく実機に触れながら構築経験を積むことができる点も、エンジニアとしての成長に大きく影響しています。新規機器を導入する際の設定方法や動作の仕組みを実地で学べ、要件定義から導入まで一貫して携われる点も当社の良さです。

富士通ネットワークソリューションズ株式会社 民需・東日本事業本部民需インテグレーション統括部  産業・流通システム部 永瀬圭佑さん

――多くの大手企業の場合、エンジニアといえどマネジメント業務が中心で、実際の機器対応は協力会社に委託することが多いですからね。

そうですね。マネジメントと実務のバランスが取れているところは大きな特徴です。

機器への理解が不十分だと、リーダーとしての判断に迷いが生まれます。ですが、日常的に機器を扱っているので、お客さまとの折衝の際にも設定や動作を具体的にイメージでき、自信を持った提案ができるんです。

また、周りのSEのレベルが非常に高いことも、自分の成長を後押ししてくれました。

ーーぜひエンジニアたちの雰囲気やカルチャーについても教えてください。

エンジニア間でのナレッジの共有を盛んに行っていまして、ワーキンググループを作って通常業務以外の新しい取り組みなども推進されています。最近目にした事例だと、Pythonを使ったネットワークの自動化。まだ導入しているお客さまは少ないですが、テストケースを作りながら実践的な学びを得ています。

新しい知識はみんなでキャッチアップしていこうという雰囲気が強いため、スキルアップがしやすい社風だと感じています。

他には、資格取得を推奨するカルチャーも刺激的ですね。当社はネットワーク専門の会社なので、社内にはCCIEなどの高度な資格保持者も多く在籍しています。

費用補助も手厚いですし、富士通グループ内での講習だけでなく、社外の講習を受ける機会も豊富です。ベンダーからの講習案内も多いので、新しい技術や概念のキャッチアップに役立っています。お客さまへの提案の引き出しも増えますしね。

――周囲にロールモデルになる先輩が多いようですが、永瀬さん自身は今後どんなエンジニアを目指していきたいですか?

エンジニアとしては、より難易度の高いプロジェクトを確実に遂行できる力を身に付けていきたいです。

そして、自分だけでなくチームで成果を出せるようなマネージャーを目指したい。チームの力でお客さまに安定的なネットワークと快適な業務環境を提供することを通じて、社会に貢献していきたいですね。

>>富士通ネットワークソリューションズの求人情報はこちら(富士通グループ合同募集)

富士通ネットワークソリューションズ株式会社 民需・東日本事業本部民需インテグレーション統括部  産業・流通システム部 永瀬圭佑さん

取材・文/福永太郎 撮影/桑原美樹 編集/秋元 祐香里(編集部)

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