iOS、Android、Unityなどのアプリ開発について、初心者向けの内容を『RainbowApps』講師陣が分かりやすく解説していきます。
アプリ開発未経験から、3カ月で2本のAndroidアプリをリリースした私なりの学習法【初心者向けアプリ開発3分tips】
目次
【1】アプリ開発を勉強する理由
私のプログラミングライフは大学入学後から始まりました。
大学入学前は「プログラミング」という言葉すら知らないほどの未経験者だったのですが、情報系の学科に入り、そこで初めてプログラミングと出会いました。講義でC言語を学び、プログラミングに興味を持ったものの、講義が終わってからは全く触れていませんでした。
そんな私がこのスクールに出会ったのは、就職活動中の1月です。IT企業に軸をおいて就活をしていた時、ネットでRainbowAppsのアプリ作成無料講座を見つけました。
参加を決意してから、この経験が就職活動に良い影響を与えるようにと願いながら、夢中で勉強しました。最初のうちは、私のアプリ制作の勉強理由は就職のためでしたが、いつの間にかアプリやゲームを作る楽しさに引き込まれ、もはや就職のためという考えはなくなり、趣味の1つとなっていました。
最初はどんな理由でも構いません。いつの間にかモノづくりに夢中になっていれば、勝ちだと思います。
【2】アプリ制作の基本
私がRainbowAppsの講座で最終的に作ったアプリを簡単に紹介します。EclipseとUnityというツールを使ってAndroid対象にゲームアプリを作りました。
お菓子工場をアイデアに、出荷される前にお菓子を食べ尽くそうというゲームです。上のプレイ画面にあるように、ウサギを左右に動かしてお菓子を食べさせます。
そもそもこのアプリを作り始めた時、私にはゲームを作るノウハウが全くない状態でした。しかし、作り方を2週間ほどで身に付け、アプリを完成させることができました。
では、アプリ開発ってそもそもどうやってやるのでしょう?
例えば、私がアプリを作る時にはこんなことをしていました。
・ツール(EclipseとUnity)をインストール
・アプリに必要な画像を描いたりフリー素材を集める
・うさぎの操作や、画面のレイアウトをコーディング
・アプリを実行
以上が簡単な流れです。これを地道に進めることでアプリが完成しました。次に、私が行ったアプリ開発の学習法を詳しく述べていきます。
【3】アプリ学習法その1(本を買う)
プログラミング経験者の方なら、書籍をお勧めします。ある程度専門用語の意味が分かる経験者の方なら、書籍の通りにすいすいと進められるはずです。
ただし、未経験の方は書籍をしっかりと選びましょう。難しい言葉が並んでいる書籍では、なかなか進まずモヤモヤすると思います。そんな方にオススメするのは、アプリを作りながら学習する本です。本にならって実際に作ってみると、その手順や構造が分かってきます。
ネット上では特定のオススメ本が記載されていますが、購入前に必ず自分の目で見て、自分が分かりやすいと思った本を選びましょう。本との相性は人それぞれです。
また、書籍を買う時の注意点として、読み終わるまでの日時を必ず設定するようにしましょう。きちんと目標を立てることで、途中で挫折する可能性は低くなります。
【4】アプリ学習法その2(講義・勉強会)
書籍での学習法にはデメリットがあります。それは、つまづいた時にモチベーションが下がってしまうことです。そこを1人で乗り越えられればいいのですが、壁が大きすぎて挫折してしまう場合があります。
そんな時はアプリスクールに通ってみる、勉強会に参加してみる、経験者の方に質問をするなどしてみましょう。1人で勉強していると必ず行き詰まります。ぶつかった問題を他の人と共有して、一緒に解決しましょう。
【5】アプリ学習法その3(調べ方)
ここまで書籍や講座などの学習方法を紹介しましたが、ネットで調べることは最も重要です。
アプリを作っているうちに書籍や講座では教えてもらえなかったことをしたい時、ネット上には同じ悩みを抱えた人がいるはずです。その人の解決方法にならって自分で解決してみることも学習法の1つ。
例えば、エラーが出てしまったとします。まずは自分でエラーの内容を読んでみましょう。それで意味が分からなかったら、そのエラーの内容を検索してみてください。同じ悩みを抱えた人のブログなどから解決方法を見つけられます。
途中であきらめてしまう人は、大抵が人に頼りっきりな方です。自分で調べて解決すると、身に付くのも早く、次に同じ壁にぶつかってもすぐに解決できるようになります。アプリ制作に慣れないうちは経験者に頼っても良いですが、慣れたら自分で調べる癖をつけましょう。
【6】アプリ制作時に私が引っかかったポイント
私がゲームアプリを作った時に、いくら調べても解決できないことがあって、最終的に講師の方に助けを求めたことがあります。
例えば、スマートフォンのタッチイベントがうまくいかなかったことや、Unityで作ったゲームをAndroidでリリースする方法は調べても分からずじまいだったことがあります。
前者に関しては私がきちんとエラーを見ていなかったために、ミスに気付かなかったということが原因でした。エラーを読んで、それに対処した結果解決に至りました。また、後者も講師の方から教わって、リリースまでうまく進めました。
以上のように、私自身の経験で壁にぶつかったのはエラーに気付かず対処できなかったことと、Androidのリリース方法でした。ゼロからアプリ制作する時に壁にぶつからない人はいません。どんなプロでも、プロになるまでたくさん壁にぶつかって、その度に解決して力を付けてきたはずです。
【7】上達するには?
それでは、上達するためにはどんなことをすればいいのでしょうか?私がアシスタントをしていて見出した上達法を3つ紹介します。
■ エラーへの対処
先ほどアプリ制作で引っかかったポイントをお伝えしましたが、アプリ制作にはエラーは付きものです。初心者の方は必ずエラーにびっくりするのですが、大したことではありません。
ただのスペルミスや大文字小文字の違い、構文の間違いまで、エラーの種類はいくらでもありますが、だいたい対処方法は決まっています。1度出てきたエラーへの対処は、次に出てきた時に必ず自分の力で解決できるようになると、上達につながります。
■ コードの意味を考えること
書籍を買ったり、講座に参加した時、コードを写す作業があると思いますが、ただ単に写すだけでは何も成長しません。コードを写しながらその意味を考えましょう。何のためにそのコードが必要なのか、考え、覚えることで、自分でアプリを作る力が身に付きます。
■ 次のステップへ
また、私は講座に通いはじめ、自作アプリを作るにあたって、他のツール・言語を使う必要があると気付きました。そんな時は自分で書籍を買って学習を始めました。私の場合は、ゲーム作成ツールUnityとプログラミング言語C#についての書籍を購入しました。
そして、エンジニアの方とコミュニケーションを取って、もっと新しい技術を身に付けたいという思いから、RainbowAppsのアシスタントになったのです。このように、次へ進もう、という前のめりな気持ちが大事だと思います。
【8】挫折しないために…
私が考える、挫折しないためにするべきことは以下の2点です。
まず1つ目は、自分の力で頑張ることと人に頼ることのバランスを取ること。よく、1人で全部頑張ろうとする方がいますが、それでは解決できないことも多いはずです。
先ほど、「何でも人に聞く前に調べよう」とは書きましたが、バランスも大事。そんな時は、自分以外のプログラマーに助けを求めることも必要です。
2つ目は、モチベーションを保つことです。例えば、アプリを作って何になるんでしょう? ただ作るためだけならモチベーションも保ちにくいです。アプリを作って、広告を載せて、収入を得る。ちょっとしたお小遣いになることも、うまく行けば得た収入だけで生きていくこともできちゃうかもしれません!
最後になりますが、アプリ制作を勉強する最初の理由は何でも構いません。ほんの少しの興味からでも始めてみてください。勉強方法はさまざまですが、自分に合ったものを見つけてください。途中で挫折しないように目標達成まで頑張ってみましょう。
世の中に求められているアプリはまだまだたくさんあります。アイデアを絞り出して、アプリ制作技術を身に付けて、素敵なクリエイターになりましょう!
【講師プロフィール】
RainbowApps講師アシスタント
松田美由妃(まつだ・みゆき)
1993年生まれ。埼玉県出身。大学にてプログラミングを学習(C言語のみ)。2013年1月から約2か月間、RainbowAppsにてAndroidアプリ開発講座を受講。修了後、同講座のアシスタントを担当。2015年4月から某企業にエンジニアとして入社予定。
スクール講師がアドバイス!初心者のためのアプリ開発3分tips
アプリ開発スクール『RainbowApps』
日本で初めて、プログラミング受講料の無料提供を始めたアプリ開発スクール。iPhone、Android、Unity、HTML5、AWSコースを展開しており、受講用のMac完備、初心者・未経験者から受講OK。特徴は、大手IT企業からベンチャーまで、受講後の就職・転職もサポートしている点だ。全国で教室を開いているほか、オンライン講座も展開中
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