INTLOOP株式会社の中途採用情報
【開発エンジニア】&【インフラエンジニア】
エンジニアが適正に評価されない業界に喝! コンサルタント以上の市場価値を発揮するための3つの条件
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「コンサルタント」と「エンジニア」は、本来であれば役割が異なる。しかし、現実にはどうだろうか?大規模プロジェクトでしばしば共存する両者の仕事内容や責任に、大きな差がないケースも多い。時には、エンジニアや彼らをとりまとめるリーダーの活躍によってプロジェクトが成功したにも関わらず、報酬面ではコンサルタントとの間に大きな開きが生じたりもする。よくよく考えると、何とも歪ではなかろうか。しかし、当事者であるエンジニアですら、その歪みに気付いていないのだ。
多くの業界関係者がこの構造に課題意識を持ちつつも、自ら変革を起こそうという存在は現れてこなかった。そこで立ち上がったのがINTLOOPだ。ビジネス・IT領域のコンサルティング事業とともに、人材支援の事業を展開してきた同社が、ついに動き始めた。
高い評価を受けるべき優秀なエンジニアに、活躍の場と、フェアな市場価値、そして継続性のあるキャリア形成の道を提供することで、業界構造を正そうとしている。一体、どのような仕組みを展開しようというのか?それによって、どんな変化が起こるのか?執行役員の田口正剛氏に話を聞いた。
社員とフリーランスが密に連携し、最強チームを結成するためのプラットフォームへ
2005年に設立されたイントループは、三つの事業を柱に成長してきた。ビジネスコンサルティング、ITコンサルティング、人材支援という三本柱で、クライアント企業の課題解決に向けたプロジェクトを牽引していくスタイルだ。
同社の主要メンバーには、名だたるコンサルティングファームやSI企業で活躍してきた顔ぶれが並ぶ。現場でパフォーマンスを発揮している社員たちもまた、高い実績を上げてきたメンバーばかりだ。従来のコンサルティング会社やSIerであれば、彼らがクライアントのプロジェクトに参画し、必要に応じて外部スタッフを加えていくわけだが、INTLOOPには強力なオプションがある。三本柱の一つである人材支援事業に登録しているフリーランスのコンサルタントやエンジニアの中から最適な人材をアサインし、チームでプロジェクトを成功へと導くことができるのだ。
「どんなに優秀なコンサルタントやエンジニアであっても、人によって得意とするテーマや技術領域に違いがあります。コンサルティング会社やSI企業が様々なプロジェクトで成果を上げるためには、幅広い人材を確保できるかどうかが問われてくるわけです。その点、当社にはフリーのコンサルタントやエンジニア約7000名とのパイプがあります。この人材ネットワークがあるからこそ、常に最高のパフォーマンスを発揮できるチームを構成することが可能となるのです」
必要に応じて外部スタッフを招く、という手法は多く見られるものの、メインチームと外部スタッフとの連携不足による失敗談も少なくない。INTLOOPが推進する「自社社員×登録フリーランス」という手法であれば、創業以来蓄積してきた実績に裏付けされた目利き力でフリーランスの特性や力量が把握できるだけでなく、すでに連携実績を持つ社員とフリーランスでチームを構成することも可能となる。いかなるプロジェクトであっても、常に高水準のチームパフォーマンスを発揮できるというわけだ。
さらに田口氏は、フリーランスにとってのメリットについても以下のように語る。
「コンサルタントもエンジニアも、あえて一つの組織に所属せずにフリーランスとして生きていく道を選んでいる方が多数います。高いスキルを持っているからこそ可能なキャリアではありますが、安定的に活躍の場を得ていくのは非常に難しいのが現状です。当社が実践しているこのスタイルに賛同していただければ、フリーランスの方のキャリア形成にも多様な選択肢を提供できると自負しています」
単に「最適なジョブやタスクをマッチングして提供する」というサービスではない、と田口氏は強調する。
「大それた言い方かもしれませんが、この国のIT業界の働き方を真に改革していく担い手になりたい。私たちは、そのくらい大きな理想を持っているのです」
【市場価値を高める条件:その1】「自分にできること」を正確に把握し、前向きに増やしていく発想
田口氏によれば、INTLOOPはこの春から新しい取り組みをスタートしたとのこと。
「社員・フリーランス共に、これまでの当社の人材はコンサルタントが中心でした。しかし、いかなるプロジェクトにおいても、エンジニアの存在は必要不可欠です。そのため、フリーランスエンジニアの登録を増やすのみならず、社員によるエンジニア組織を新設しました」
同社に登録しているフリーランス約7000名の内訳をざっくり示すと、業務系コンサルタントが2000名、ITコンサルタントが3500名、エンジニアは1500名。エンジニアを増強して技術領域の幅を広げていくべく、6月にはフリーランスエンジニア向けの新サイトも立ち上げる予定とのこと。そして、彼らを束ねてチームとしてのパフォーマンスを高めていくために、正社員のエンジニアも増員するのだという。だが、前段でも語ってくれたように、この新プロジェクトをリードしている田口氏が目指すのは「エンジニア人材の拡大」だけにとどまらない。
「日本のIT業界では、同じような仕事をしても肩書きが『コンサルタント』であるのと『エンジニア』であるのとでは報酬に大きな差が生まれます。市場価値に見合う評価を得ていないことに気づいていなかったり、気づきつつも『仕方がない』と諦めているエンジニアが数多くいる。このままではいけない、と痛感していました」
これまで多様なプロジェクトの最前線を見てきた田口氏が、いつも感じていたという課題。エンジニアにとって、コンサルタントの仕事ぶりやその中身を注視する機会は意外にも少ない。そのため、実際の仕事内容も知らないまま「コンサルタントはより上流の業務を手がけているのだろう」と信じているエンジニアもいるという。
「当社では、通常ならばコンサルタントが担うクライアントとの折衝やプロジェクトマネジメントをエンジニアに任せることもあります。もちろん、その働きに見合った評価と報酬を提示しているため、中には『こんなに評価してもらえるなんて』と驚くエンジニアもいるのです。今後も、向上心のあるエンジニアには積極的に成長の機会を提供していきたいと考えています。今まで培ってきたスキルを生かすことで、キャリアが広がることをより多くの方に知っていただきたいですね」
【条件:その2】「成長」に貪欲であること
田口氏は、育成のための投資や支援についても熱く語る。
「多くのエンジニアが、自らセミナーに参加したり、独学で新しい知識を得る以外に成長する術はないと思い込んでいます。社員研修に潤沢な予算を投じるのは、限られた大企業だけだ、と。ですが、当社では成長意欲の高いエンジニアの方に対する支援は惜しみません。専門領域に磨きをかけるためのものでも、先ほど話したようなコンサルタント同様の働き方の基礎を身につけるためのものでも、それが有効だと判断できれば応援していくつもりです」
さらに、社員だけではなくフリーランスに対する支援の充実化についても意欲的だという。
「これまでのフリーランスエンジニアは、持っている能力をひたすらアウトプットする他ない状況に追い込まれていたと思います。成長の後押しを惜しまず、成長したあかつきには、その成長に見合うだけのプロジェクトと報酬を提供する。私たちが目指すのは、そんなプラットフォームです」
働き方改革が社会全体のテーマとして叫ばれ、「副業」ならぬ「複業」を持つべきだという気運は高まっているが、複数の仕事を手がけるだけの能力は、一体どうやってインプットするのか?その術は明確になっていない。「成長のプラットフォーム」は、近い将来必ず必要となってくる。多様な働き方が可能になっていく中で、「蓄えた力を放出し、やせ細っていくだけ」では、この国の働き方改革は成功しないということだ。
【条件:その3】自分らしい「働き方」を探すこと
「当社で成長したエンジニアが、その成果を他所で使ってくれても良いと思っているんです」と、田口氏は笑う。育て損にならないものかと尋ねると、こんな答えが返ってきた。
「働き方はどんどん多様化していますし、人材の流動化も進むでしょう。社員として教育を受けた方が、後に転職して他社で活躍する。そういったケースは昔からありましたよね。それよりも、能力を秘めたエンジニアが平等に成長支援を得られないことの方がおかしいと思うのです。この業界のためにもなりません。もとより、培った経験や新たに得たスキルを思う存分発揮できる機会を、当社であれば提供できる自信がありますし、正社員からフリーランスへ、フリーランスから正社員へ、という転身にも柔軟に対応していきたいと考えています」
これまで閉じていた多様な可能性の追求について、いくつもの働き方や成長路線の選択肢を提供し、フリーランスや小規模企業の社員エンジニアには用意されていなかったキャリアアップの道をも整備する。それがイントループの新たなチャレンジというわけだ。
「何のプロジェクトに就くか、どうやって学び、成長していくか、どのような働き方を選択するか……そういったことを、エンジニアの皆さんも考えなければいけない時代が来ています。自分の市場価値を正しく評価してもらえる環境や、未経験の領域にチャレンジできる場を貪欲に求める人だけが、この時代を生き抜いていける。私たちはそのためのプラットフォームになろうと思っています。是非、様々な志向や価値観を持つエンジニアの方に、キャリアの選択肢として検討してもらえればと思っています。この国のIT業界や働き方を、一緒に変えていきましょう」
取材・文/森川直樹 撮影/小林正(スポック)
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