Vol.655

経営者にも選ばれるテクノロジースクール『TECH::CAMP』に聞く! 市場価値を高めるために、エンジニアはいかに学ぶべきか

TECH::CAMP

「人生を変えるテクノロジースクール」というキャッチフレーズを掲げ、短期間で確かな成長を実現できるようなサポートを行うテクノロジースクール『TECH::CAMP』。そして、「2ヶ月半で“即戦力”エンジニアを育成するプログラム」として2016年に開始した『TECH::EXPERT』。株式会社divが運営するこれらのサービスは、さらなるスキルアップを目指すエンジニアのみならず、テクノロジーの知見を身につけたいと考える非エンジニアや各企業からも注目と期待を集めている。

しかし、「IT人材不足の現状はエンジニアにとって追い風と言えるが、ただ漫然と学ぶだけでは市場価値は上がらない」と語るのは、divのキーパーソンたちだ。では、一体何をどう学ぶべきなのか?近年強まっているテクノロジーを学ぶ潮流の背景とあわせて、今後必要となる学びのポイントを示してもらった。

株式会社div 執行役員 張ヶ谷拓実氏学生時代からIT系エグゼクティブ人材へのヘッドハンティングを遂行するベンチャーに参画。営業、コンサルティング、メディア運営等に従事した後、2015年にdiv入社。TECH::CAMPを軸に急成長する同社において、事業開発のミッションを担い、これまでCS、法人営業、ファイナンス、経営企画、人材採用などの部門確立を行ってきた。現在は人事広報を統括する執行役員として、divのさらなる認知度向上を目指している

株式会社div エンジニア 片岡雅人氏約10年にわたりSIerにてアーキテクトの設計や構築などインフラ分野のエンジニアとして実績を重ねた後、Webサービス系メガベンチャーに転職。巨大なユーザーを持つ同社のシステムインフラに関わった後、2017年にdiv入社。かねてから関心を寄せていた教育事業におけるシステムのあり方を追求。divのインフラ全般を担うと同時に、データ分析分野にも携わっている

経営者がこぞってテクノロジースクールに通う時代、その背景とは?

「TECH::CAMPは、プログラミングスクールというよりもテクノロジースクールを目指しています。プログラミングをお教えするだけでなく、テクノロジーを駆使した仕事の仕方を経験し、習得してもらうための場になりたいと思っています」(張ヶ谷氏)

そう語るのは、divの執行役員である張ヶ谷拓実氏だ。

TECH::CAMPは、他のスクールがオンライン学習の便利さを強調する中で、「教室」というリアルな空間を備えることにこだわっている。教室といってもホワイトボードはない。また大学のような講義も一切ない。自分のペースで学習を進めて、わからないところだけメンターに質問できる「質問し放題」の体制や、受講生同士のチームでWebサービスを開発していく手法などを取り入れることで、実践経験を積むことにフォーカスしているのだ。大学やスクールでプログラミングを学んだエンジニア候補生が最初につまずくのが「仕事で通用するプログラミング」の経験不足だと言われることからも、実践に即したTECH::CAMPやTECH::EXPERTの教育プログラムは有効と言えるだろう。

張ヶ谷氏は、近年の市場動向を踏まえつつTECH::CAMPの特徴を次のように説明した。

張ヶ谷氏

「現代では、あらゆるビジネスのベースにテクノロジーが存在します。最前線にいるエンジニアに限らず、企画や営業としてビジネスに携わる人々、人材採用を担う人事関係者、そして経営者たちも、テクノロジーについての理解が不可欠だということに気づき始めている。エンジニア視点で考えてみても、『ITのことはよくわからないから任せるよ』という人との仕事には苦労しますよね。つまり、ポジションを問わず、社内外のエンジニアと密接なコミュニケーションがとれなければ高水準な仕事を成し遂げることは難しい時代です。

事実、当社のプログラムの受講者にも、直接プログラミングを行うわけではない職種の方や経営者が大勢受講しています。スキルアップを目指すエンジニアも、エンジニアデビューを志す未経験の方も、それ以外の方も。それぞれが自分の目的に適した学び方ができるのが、TECH::CAMPの最大の強みです」(張ヶ谷氏)

経営者までもが受講しているという話には驚かされるが、すでに多くの企業の経営陣がTECH::CAMPを巣立っていったとのこと。例えば、JapanTaxiの代表・川鍋一朗氏が短期集中プランの『TECH::CAMPイナズマ』を受講し、同社のコア事業である配車アプリ『全国タクシー』を支えるエンジニア集団の採用や、チーム活性化で大きな成果につなげたことは、数々のメディアでも紹介されている。

さらに、エンジニアとしてSIから最先端のWebサービスに至るまで深く関わってきた片岡雅人氏も、以下のように語った。

「教科書のような本やテキストを読んだとしても、プログラミングのリアルな側面はなかなか理解できません。一方で、自らサービスの開発を経験すれば、エンジニアが何にこだわって仕事をしているのか、どこで苦労するのか、チームで開発する際に気をつけるポイントはどこか……など、実際の開発現場の状況が理解できるようになりますよね。

だからこそ、経営者や人事の方の受講が増えているのだと思います。エンジニアの心情を知ってこそ、最適な経営判断や人材採用が可能となるのです」(片岡氏)

このような動向は、すでにプログラミングを本業としているエンジニアにとっても他人事ではない。「経営層や他部署のメンバーはテクノロジーに詳しくない」という時代は、すでに過去のものになりつつあるのだ。

「何を学ぶべきか」は己の胸に聞け!スキルの掛け算で広がるキャリアの可能性

では、多くのビジネスパーソンが「自分の職務×IT」にチャレンジしている今、現役エンジニアはいかにして市場価値を上げていけばいいのだろうか?片岡氏いわく、その答えは「新しい強み」を見つけることにあるという。

片岡氏

「私自身、SIerからメガベンチャーに転職した際に、自分の専門領域を固定していてはいけない、と痛感しました。例えば『インフラエンジニアだから』と従来の業務にばかり取り組んでいても、世の中はどんどんクラウド化されていく。『クラウド上で何ができるのか』を考えなければならなくなりますし、クラウドを利用することでサーバサイドのエンジニアであってもインフラを担える人材が増えてきています。だからこそ今後は、持っているスキルとは別の強みを身につけ、掛け合わせることで独自の市場価値を高めていくエンジニアが評価されるはずです。専門外のものにも興味を持ち、チャレンジしていける姿勢が問われてくると思います」(片岡氏)

この片岡氏の意見に同意しつつ、張ヶ谷氏も言う。

「これまではテクノロジーに詳しくない採用担当者が多かったため、『実務経験●年以上』という記述が募集要項に当たり前に掲載されてきました。もちろんザックリした目安にはなるわけですが、本来は経験年数でスキルを計ることはできないはずです。テクノロジーの知見を持つ人材が増え、経験年数だけでエンジニアの価値が決まらないことに世の中が気づき始めた今、フルスタック型やT型と呼ばれる、幅や奥行きを持ったエンジニアの評価が高まっています」(張ヶ谷氏)

T型人材とは、縦の棒にあたる深い専門性を持ちつつも、横の棒にあたる「それ以外のスキル」の幅をも広げている人材のこと。日々の業務においては縦の棒をとことん延ばしていくことが問われがちだが、技術のトレンドは刻々と変化する。横の棒を延ばしてスキルの掛け合わせのバリエーションを増やすことで、市場価値を上げていくべき、というわけだ。

「スキルの幅を広げるために『今だったら何を学ぶべきか』という疑問を持つかと思いますが、まずは自分自身が興味を持てる技術・挑戦したい技術のリストを作成してみてはいかがでしょうか。そのリストの上にあるものからトライしてみましょう。TECH::CAMPのカリキュラムにも、短時間で実践的な経験を積めるものが多数あります。休暇の際にまとめて8時間トライしてもいいし、毎日1時間ずつ学ぶスタイルでもいい。まずは行動を起こしてみてほしいですね」(片岡氏)

TECH::CAMPでは、AIやVR、ブロックチェーンなど、近年バズワード化しているような先端領域のプログラムも積極的に導入している。まずは興味の持てる技術から、という片岡氏の言葉通り、まだ触れたことのない新しい技術にチャレンジする場はいくらでも開けている。

最後に、前職でヘッドハンティングの世界にいた張ヶ谷氏は、キャリアに迷うエンジニアへのメッセージを次のように語った。

「今、日本中がエンジニア不足で悩んでいます。ヘッドハンティングをやっていた経験と現職で採用をしている観点から見ても、エンジニアとしてのキャリアを持っている方であれば、転職に困ることはないと思います。なので本当にやりたいことはなにかを自分に問いかけてチャレンジを続けていけば、間違いなく有利ですし、一層自分が望むキャリアに近づいていくことができるはずです。ひょっとしたら、CTOをはじめとするワンランク上のオファーを受け取る未来が訪れるかもしれない。これからも私たちは、教育事業を通じて、エンジニアの方々や未経験でエンジニアにキャリアチェンジしたい方々のキャリアの選択肢を広げるお手伝いをしていきたいと思います」(張ヶ谷氏)

取材・文/森川直樹 撮影/秋元祐香里(編集部)

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