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吐き気やめまいに悩むエンジニアも? 眼精疲労対策にはトマトジュースがおススメ

働き方

    こんにちは、
    管理栄養士の道江美貴子です。

    連載第2回目となる今回は、眼精疲労がテーマです。

    長時間PCで作業をして、隙間時間にはスマホを見て、起きている時間のほとんどを、画面を見て過ごすというエンジニアの方はきっと多いのではないでしょうか。

    目の疲れがひどくなると、めまいが起きたり吐き気を感じたり、頭痛がしてきてしまう人もいるようですね。そうなってしまうと、仕事どころではなくなってしまいます。

    では、眼精疲労を和らげるには、どうすればいいのでしょうか。目を温めて血行を良くするなどの対処療法もありますが、根本解決を目指すには、やはり食生活の見直しが欠かせません。

    眼精予防には赤い野菜や果物が◎

    そもそも、なぜ目は疲れてしまうのか。瞬きの回数が減って目が乾燥するドライアイや目の使い過ぎなども原因と言われています。日々の眼精疲労の改善は、食事からもアプローチができます。注目したいのは「目のビタミン」とも言われる「ビタミンA(β-カロチン)」。

    ビタミンAは、赤い野菜や果物に多く含まれているため、緑黄色野菜などもビタミンAを豊富に含みます。

    例えば、トマトは完璧。ビタミンAとほぼ同じ栄養成分であるβカロチンの宝庫です。トマトをたくさん食べるのが大変なら1日1本、トマトジュースや緑黄色野菜のジュースを飲むのもいいと思います。

    他には、人参もオススメ。サラダで食べてもいいし、こちらもジュースなどで飲む方が摂取しやすいかもしれませんね。

    果物なら、ドライマンゴー。βカロチンが豊富に含まれていて、食べ過ぎにさえ注意すれば、おやつとしてもぴったりです。
    だたし、ビタミンAは食品から摂取する分には問題ありませんが、サプリメントから過剰に摂取すると、体内に蓄積されて過剰症を引き起こすので、摂りすぎには注意が必要です。

    目が疲れたら無理せず10分目を閉じて

    ビタミンAの摂取を意識した食事は、長期的な眼精疲労改善や予防に効果を発揮しますが、「今すぐこの目の疲れをどうにかしたい」というエンジニアの方もいますよね。

    どうしても目が疲れてつらいときには、10分くらい昼寝をするのが有効。ただ、会社環境によって仮眠が厳しい場合は、目を閉じるだけでも効果があると思います。

    PC作業中は極端に瞬きが少なくなっていますので、休憩時間には意識的に目を閉じてみてください。

    あとは、寝る直前までスマホを見るのはなるべくやめましょう。スマホの光は最小限に抑え、目への刺激をできるだけ弱くできるといいですね。食事改善と合わせて、できることから試してみてください。

    次回は、「うつ予防」についてお伝えしたいと思います。
    お楽しみに。

    プロフィール画像

    食事管理サービス『あすけん』管理栄養士
    道江 美貴子(みちえ みきこ)さん

    女子栄養大学栄養学部卒業後、フードサービス大手の(株)グリーンハウスに入社、これまで100社以上の企業で健康アドバイザーを務める。2007年、事業立ち上げに参加した『あすけん』は、栄養士のアドバイスが受けられるダイエットサポートサービスとして、280万人以上が利用する国内最大級のサービスに成長。現在、『あすけん』の事業統括責任者を務めるかたわら、テレビ・雑誌の出演や栄養監修等、幅広く活躍中。著書『なぜあの人は、夜中にラーメン食べても太らないのか?』(クロスメディア・パブリッシング)のほか、監修書多数
    >>食事管理サービス『あすけん』

    取材・文/栗原千明(編集部) イラスト/石山好宏

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