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30代エンジニアが転職活動で失敗しないための6つのスキル

ITニュース

    転職に失敗しやすい30代エンジニアの多くは、以下のような特徴があります。

    ・大きなプロダクトの開発に携わったことがない
    ・クライアントへの提案や要件定義の打ち合わせ経験がない
    ・コスト管理などのマネジメント職の経験がない
    ・自発的に仕事をする積極性や向上心が見られない

    30代エンジニアが転職活動する場合、20代エンジニアにはない付加価値をつける必要があります。30歳を超えたエンジニアは、エンジニアに必要な経験に加えて、マネジメントなどの管理職としての経験も求められます。これらの経験があるかどうかで、30代エンジニアの市場価値は大きく変わってくるでしょう。

    30歳を超えたエンジニアは即戦力の期待がかかる

    30歳を超えたエンジニアが転職する場合、採用する会社からは、以下のような6つのスキルや経験を求められます。

    ・即戦力となる高いスキル
    ・前職での実績
    ・事業を成長させようとする高い意欲
    ・コミュニケーション能力
    ・マネジメント能力
    ・後輩社員の育成

    このような30代エンジニアに必要なスキルについては、記事中で詳しく解説していきます。

    転職に失敗しがちな30代エンジニアの特徴4つ

    転職に失敗しがちなエンジニアの特徴として、以下の4つが挙げられます。現在転職活動中で、なかなか先に進めないという人は、自分に当てはまるかどうかチェックしてみてください。

    特徴1:大きなプロダクトの開発に携わったことがない

    あなたはこれまでに勤めてきた会社などで、大きなプロダクトの開発に携わった経験はあるでしょうか。エンジニアが過去に携わってきたプロダクトの大きさは、実績として評価されます。

    もし、大きな実績がないまま転職活動をする場合は、アピール方法を工夫すべきでしょう。

    特に、30代を超えている場合、そのような開発の実績がないことが大きな壁となるケースもあります。実績が少ない30代エンジニアとして、人事側からの評価も低くなりやすいので注意しましょう。

    特徴2:クライアントへの提案や要件定義の打ち合わせ経験がない

    エンジニアの仕事内容として、開発を依頼したクライアントの元へ足を運び、提案や要件定義を行うことが挙げられます。

    しかし、会社によってエンジニアの仕事内容は異なります。自社内での開発のみを行い、クライアントへの提案は社内の営業職が行っているというケースも珍しくありません。

    クライアントとのやり取りの経験がない場合、転職先でそのような業務を求められたときに、即戦力となれない可能性があります。

    一般的に、エンジニアにはクライアントとの折衝ができる、コミュニケーション能力が求められることを理解しておきましょう。この経験があるかどうかで、面接の合否も大きく変わります。

    特徴3:コスト管理などのマネジメント職の経験がない

    エンジニアは、30代、特に中盤から後半になると、マネジメント職としてコスト管理をしてきた経験を求められる可能性が高くなります。

    技術者としては高いレベルの能力があっても、管理者としてのスキルや経験も持ち合わせていないと、採用に繋がりにくい傾向があります。

    このようなマネジメント経験については、後ほど詳しく解説していきます。

    特徴4:自発的に仕事する積極性や向上心が見られない

    30代以降のエンジニアに求められることは、自ら仕事を見出し獲得していく積極性です。そして、仕事を部下へと割り振るマネジメント能力も必要となります。

    一つの案件を効率的に回すためには、部下のスケジュール管理やマネジメント能力の高さが求められます。クライアントからの要望にしっかり応え、納期に間に合わせようとする向上心も大切でしょう。

    30代のエンジニアが転職を成功させるには、受け身の体勢で仕事をしていてはいけません。自分が仕事の指示を出す側に回ろうとする気持ちがないと、高い評価は得られないでしょう。

    このような積極性や向上心があるかどうかは、いくら言葉で取り繕っても、採用側に見抜かれてしまう可能性が高いです。

    また、過去のに勤めていた会社での勤続年数からも仕事への意欲を判断される場合があります。これまでに勤めてきたどの会社でも3年以内で退職しているなどの事実があると、評価が低くなってしまう可能性があるので注意です。

    30歳を超えたエンジニアの市場価値を理解する

    エンジニアやプログラマーといったIT専門職は、慢性的な人材不足が続いています。IT業界は、売り手市場の業界とされており、「IT業界に転職するなら今」と言われているほどです。

    しかし、30代以降のエンジニアやプログラマーの市場価値は、20代と同じではないのが現状です。これは、採用側が考える、「将来への期待値の違い」と言えます。

    20代のエンジニアが転職する場合、成長性が評価ポイントとなります。ある程度スキルや経験が不足していても、今後の成長する期待が大きければ、採用となるケースも多いでしょう。

    一方で、30代以降のエンジニアの場合、採用側から、20代と同じような成長を望めないと判断されやすいです。20代までのプログラミング経験や、クライアントとの交渉力の有無などを想定して、採用するかどうかを決めることになるでしょう。

    ですので、30代以降のエンジニアは、20代で伸び盛りのエンジニアに比べると、採用までのハードルが高くなります。

    プログラマーの場合は、「35歳定年説」というものがあります。プログラマーは35歳くらいを境に、収入などの理由から転職やキャリアアップを図る人が多いです。

    30代以降のエンジニアは、自分の市場価値を冷静に判断しなければなりません。そのうえで、他のエンジニアと比較し、自分の付加価値を見出す必要があるでしょう。

    会社側が30代エンジニアに求める6つのスキル

    30代エンジニアは、以下の6つのスキルを持ち合わせていると、転職活動における採用率を上げられるでしょう。

    スキル1:即戦力

    30代エンジニアが転職する場合、会社側から即戦力を求められます。人事としては、面接によって、あなたが会社による研修や指導が不要で、すぐに活躍できる人材かどうかを見極めたいのです。

    ですので、30代のエンジニアは、企業にとってメリットとなる、高いスキルがあることを人事の担当者にアピールしなければなりません。

    即戦力となる高いスキルには、プログラミング言語の知識や技術はもちろん、クライアントと商談して要件定義をすることや、仕様書を作成することも含まれます。

    スキル2:前職での実績

    転職活動の面接では、前職でどのような仕事をし、どのようなシステムやサービスを開発・導入してきたのかを問われるでしょう。このような質問で、採用側は、あなたの前職での実績や能力を測りたいのです。

    ここでいかに自分の実績をアピールできるのかが、転職成功のカギと言えます。実績のある応募者はそれだけ能力も高いと判断され、採用される確率も高くなるでしょう。

    多くの言語を扱えるというのも実績となります。

    スキル3:事業を成長させようとする高い意欲

    中途採用の場合、評価基準として重要になるのは、スキルや実績の部分です。さらに、仕事や事業を伸ばそうとする意欲も評価ポイントとなります。会社としても、やる気があって、意欲的な社員を募集しているはずです。

    この意欲的な姿勢を示すためには、自分の持っているスキルや経験だけでなく、それを入社後にどう生かすのかをアピールしましょう。自分が会社にとってどのように役立つのかを伝えることで、「この会社で働きたい」という気持ちを示すことができます。

    スキル4:コミュニケーション能力

    一般的に、エンジニアという職業は、一人で黙々と作業をこなすことが多いです。そのような環境のせいか、「コミュニケーションが苦手」というエンジニアも珍しくありません。

    しかし、エンジニアは、クライアントの元に出向いて要件定義を行い、他部署と連携して案件を進めていく必要があります。ですので、エンジニアにこそ、コミュニケーション能力が求められるのです。

    特に、30代エンジニアは、付加価値を付けて市場価値を高める必要があります。30代エンジニアとって、このような現場で使えるコミュニケーション能力は要となるでしょう。

    スキル5:マネジメント能力

    30代のエンジニアとなると、マネジメント職の経験も求められることがあります。もし、あなたがプロジェクトマネージャーの経験を持つ場合は、人事との面接で積極的にアピールしていきましょう。

    30代前半のエンジニアですと、マネジメントの経験は少ないかもしれません。その場合は、転職活動中に、マネジメント能力を磨くクセを付けておきましょう。

    例えば、自分のスケジュール管理を行うことはもちろん、チーム全体のスケジュールを把握することも、マネジメント能力につながります。将来的に会社での出世を目指すためにも、このような小さなことから、マネジメントスキルを磨いていきましょう。

    スキル6:後輩社員の育成能力

    キャリアのある社員は、自分のスキルアップだけでなく、後輩社員の育成もしなければなりません。

    これは、中途入社の社員も同様です。入社後は後輩をスキルアップさせ、将来的に会社を支えるリーダー職、あるいは管理職へとステップアップできるようサポートすることが求められます。

    このような育成能力を高めるためには、普段から後輩の話に耳を傾けて共感したり、何か成果を上げたときには小さなことでも褒める、ということを意識してみましょう。

    その結果、自分が実際にチームを統括するときも、部下への対応がしやすくなります。育成能力のあるリーダーなら、チームメンバーからの支持も得やすくなるでしょう。

    ※こちらの記事は、『TECH::NOTE』コンテンツから転載をしております。
    >>元記事はこちら

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