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南場智子「ますます“速さ”が命題に」DeNA AI Day2026全文書き起こし

ITニュース

「開発エンジニアの人生が一変した1年」だった――。

2025年に「AIオールイン」を宣言したDeNA。あれから1年、会長の南場智子さんは劇的な変化をそう切り出した。

コーディングに手を動かすことが激減し、AIが自らタスクを請け負うAIエージェントが民主化したこの1年。最前線で南場さんが痛感したのは、生産性向上という甘い果実だけではない。

「無慈悲なLLM」
「中途半端な専門性は一撃で淘汰される」
「スピード感のないプロダクトに、成長も参加資格もない」

突きつけられたのは、昨日までの常識を無効化するシビアな現実だ。
しかし、南場さんは同時にこうも断言する。

「諦めるのは時期尚早。日本はまだまだ勝てる」

その真意と、南場さんの描く未来予測とは?

2026年3月6日に行われたばかりの最新プレゼンを、熱量そのままにノーカットでお届けする。

※本記事は、2026年3月6日に開催された「DeNA × AI Day 2026」のクロージングセッションの内容全文を書き起こしたものです。一部、文意を明確にするために編集・要約を行っています。

【目次】
1.開発エンジニアの人生が一変した1年
2.OpenClaw社員と、毎朝ケンカ
3.エンバイロメント(環境)エンジニアリングの時代へ
4.「先に人を動かす」ことの重要性
5.基盤モデルプレイヤーは「無慈悲」
6.中途半端な専門性は一撃で淘汰される
7.速さこそが、現代のプロダクトの命題
8.大企業との提携は「要注意」から「戦略的必須」へ
9.マルチモーダル技術の進化は、IP大国日本への朗報
10.日本が「すり合わせの強み」で逆襲する好機
11.組織が人を使うのではない、人が組織を使う
12.想定どおり、未知が訪れる
13.数学の難問を、AIが解く寂しさ
14.AIが人間に仕事を頼む未来に「人間の尊厳」をどう定義するか
15.押し寄せる未来。学者任せにせず、当事者として議論を

開発エンジニアの人生が一変した1年

DeNA会長の南場智子です。1年前、私たちは「AIの力を活用する」と宣言いたしました。

具体的には、約3,000名いる現業部門において、AIを駆使して効率化を徹底的に追求し、半分の人員で現業を維持するだけでなく、さらに発展させるという計画です。

DeNA AI Day 2026で登壇する南場智子会長。背後のスライドには「現在の事業 約3,000人」から人員を削減し、効率化を図る概念図が表示されている。AI導入により現業部門の人員を半分に抑え、そこで捻出されたリソースを新規事業やスタートアップとの共同事業へ大胆にシフトさせる「AIオールイン」戦略の全体像を示している

そして、そこで捻出された人員を新規事業に充て、組織として単一の事業ではなく、数多くの事業を同時並行で展開していく。さらに、自社内だけでなくスタートアップとともにやっていくんだというお話をさせていただきました。

この1年を振り返ってみていかがでしょうか。

まず、開発エンジニアの人生は一変したはずです。

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DeNA AI Day 2026のクロージングセッションにて、超満員の会場を前に未来への展望を語る南場智子会長。物理的な実体を伴うフィジカルAIの普及と、不可逆的に押し寄せる未来に対し、当事者として主体的に議論に参加することを聴衆に呼びかけている

撮影/桑原美樹 編集/玉城智子(編集部)

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