キャリア Vol.1171

若手エンジニアが伸びる組織とは? エンタメ業界の常識を覆すスタートアップ、Gaudiyが実践するブロックチェーンな働き方

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ビットコインをはじめとする、仮想通貨の基盤技術として注目を集めたブロックチェーン。現在では金融領域のみならず、さまざまな分野で実装されつつある。

中でも、「ブロックチェーン×エンターテインメント」の領域で異彩を放つのが、2018年に創業したスタートアップ企業、Gaudiyだ。

ブロックチェーン分野ではtoBのサービスを提供する企業が多い中、Gaudiyは「ファン国家」の実現を目指すというビジョンを掲げ、toCのサービスを中心に展開。

同社で働く20代エンジニア、勝又拓真さんと鈴木皓大さんは、「手掛ける事業も働く環境も、非常にユニーク。Gaudiyは若手エンジニアがいち早く成長できる会社だ」と自信たっぷりに語る。

その理由は何なのか、詳しく話を聞いてみた。

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株式会社Gaudiy 勝又拓真さん 大学院卒業後、2016年にヤフー株式会社に入社。バックエンドエンジニアとして2年勤務した後、副業をきっかけにGaudiyにジョイン。現在はソフトウエアエンジニアとして、設計・開発を担当している

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株式会社Gaudiy 鈴木皓大さん大学在学中から独学で機械学習やブロックチェーンの技術を学び、2018年に大学休学と同時にGaudiyへ参画。フロントエンド全般に携わっている。現在はコミュニティーのアプリケーション開発をメインに担当している


テクノロジーの力で、「コンテンツのファン」がつくる新たな経済圏を生み出す

――Gaudiyでは、経営ビジョンに「ファン国家の実現」を掲げていますよね。これは一体どういうものなのでしょうか?

鈴木:僕らが考えている「ファン国家」というのは、マンガやゲーム、アイドル、スポーツなどのエンタメコンテンツ資産を核として、それを楽しむ人たちのコミュニティーを“ある種の経済圏”として捉える、というものです。

コンテンツを楽しむ人たちのコミュニティー内外で起こるファン活動の全てが、正しく還元されていく社会――。

そういう経済的なシステムを「インフラ」として技術的に提供していきたいと思っています。

鈴木皓大さん

――具体的に、どんなことに取り組んでいるんですか?

勝又:あるコンテンツを応援したいとき、今は作品やグッズを購入したり、クラウドファンディングに投資して、金銭的に支援するのが一般的ですよね。しかし、Gaudiyでは、コンテンツを応援する方法をもっと多様にする取り組みを行っています。

例えば、『GANMA!(ガンマ)』というマンガアプリに『猫娘症候群(かとるすしんどろーむ)』(以下、『かとるす』)というマンガがあります。『かとるす』ファンが集う「かとるすコミュニティ」の中では、ファンが作品の二次創作物を販売したり、買ったりすることができます。

この作品が売れると、原作者にも販売利益が還元され、作品を売買した双方にコミュニティー内で使えるポイントが付与されます。このような仕組みを、当社ではブロックチェーン技術を用いてつくっているんです。

さらに、今後実現していきたいのは、ファンコミュニティーの中だけでなく、金融や保険など、日々の生活の中で行うあらゆる消費活動が「コンテンツの応援」へとつながる仕組みをつくっていくことです。

――Gaudiyが「ブロックチェーン×エンタメ」という掛け合わせで事業を始めたきっかけは何だったのでしょうか?

鈴木:当社代表の石川がGaudiyを創業したばかりの頃は、ちょうどブロックチェーンの技術が注目されていて、優秀な技術者たちがそこに挑戦しようとしている時でした。つまり、まだ技術が確立されていない分、自分たちが最先端で戦えるフィールドだったんです。

当時、ブロックチェーンの技術は、トークンを使った金融分野での活用が進んでいました。でも、日本でそれをやってもドメスティックに閉じてしまって、グローバルに勝負することはできないと思ったんです。

それで選んだのが、日本独自の強みの一つであるエンターテインメントという分野でした。

勝又:海外では、例えばNBA(米国プロバスケットボールリーグ)の歴史的な名プレーがNFT(非代替性トークン)化され、暗号資産として購入できるようになりました。その技術を利用したゲームなど、ファンのコミュニティーを活性化するサービスがリリースされてきています。

そうやって「トークン化して終わり」というブロックチェーン企業は多いんですが、僕らはそれに加えて、ファン同士がコミュニケーションを取ったり、共創したり、特殊なデジタルコンテンツを持つことができるといった体験を提供しています。そこが他の企業と違う点です。コミュニティーの参加人数の伸びもよく、多くのファンに利用していただいています

勝又拓真さん

――最近では、電子書籍のサービスや大手の出版社との協業なども発表していますよね。

勝又:「データ所有型電子書籍」のサービスは、電子書籍が持つ不便さを解決するために考えました。これまでの電子書籍は「所有している」のではなく、「読む権利を持っている」だけなんですね。だから、プラットフォームがなくなれば、読めなくなってしまう可能性があります。また、紙の本のように友達に貸したり、古本屋に売ったりすることもできません。

一方、Gaudiyは『GANMA!』と共同で、電子書籍を所有できるようにしました。技術的にはイーサリアムを使って、データを唯一無二の形で持てるようにしたんです。そうすることで、電子書籍でも特別なサイン本を作ったり、二次譲渡の際にも作者や出版社に利益が還元されるような仕組みをつくることができます。

>>Gaudiy、「データ所有型電子書籍」をパブリック・ブロックチェーンで世界初の実現化へ(PR TIMES)

鈴木皓大さん

鈴木:他にも『週刊少年ジャンプ』で連載されている『約束のネバーランド』という人気マンガの公式コミュニティーサイトを作ったのですが、そこにもGaudiyの技術が使われています。

>>『約束のネバーランド』公式コミュニティー「みんなのネバーランド」

Gaudiyの事業はいわゆるホワイトラベルなので外的に会社名が出ないことも多いですが、これから先は、さらにいろいろな大きく、驚くような国内外のコンテンツ、サービスと関わっていく予定です。

ブロックチェーンをより身近なものに

――お二人は、どのような経緯でGaudiyに入社されたのですか?

勝又:僕は以前ヤフーのバックエンドエンジニアとして働いていました。ヤフーに2年ほど在籍し、当社に転職しています。ヤフーにいた頃は、『Yahoo! JAPAN』のトップページのレコメンドAPIの開発をしていたんですが、そうした業務の中でブロックチェーンの思想や将来性に興味を持ったんです。

それで、ブロックチェーン関連の副業を探していた時に、代表の石川と出会いました。

結果的にGaudiyに転職を決めた理由は三つあります。

一つ目はブロックチェーンの技術に興味があったこと。二つ目は「toC」のブロックチェーンを当時日本でやっていた企業が数少なく、その中でもチームが優秀だったこと。そして三つ目は、「自分たちが考える未来を実現しよう」という熱量が圧倒的に強かったことですね。

勝又拓真さん

鈴木:僕は、大学に入ってからインターンなどで画像認識の機械学習の仕事をしていました。学生時代から起業に興味を持っていて、大学のブロックチェーン団体などで活動していたのですが、その際に石川に会ったのが入社のきっかけです。

実は、その頃から自分でもGaudiyのビジョンの一つである「イノベーションの民主化」と似たことを考えていたんですが、実際にプロダクトに落とし込むまでには至ってませんでした。でも石川は、ブロックチェーンを使って、具体的にプロダクトを作っている。そこに強く引かれたんです。

それで、大学2年生の頃から休学して、そのままGaudiyで働いています。大学の専攻は理系ですが、コンピューター関連ではなかったので、機械学習やブロックチェーンなどは、独学と仕事の中で身に付けてきました。ブロックチェーンは新しい技術で、教えてくれる人がいないため、ほとんどの人が独学で学んでいます。

――お二人がこれまで携わった仕事の中で、最も印象的だったことは?

勝又:先ほどご紹介した『かとるす』と、ブロックチェーンゲーム『クリプトスペルズ』のコラボで、デジタルアイテムのオークションサービスを開発したんですが、これはかなりチャレンジングな取り組みだったので印象に残っています。

このオークションの仕組みは僕らだけではなく、慶應義塾大学経済学部の坂井豊貴教授と一緒に考案しました。一般的に、NFTのオークションには、「ダッチオークション」と呼ばれる「競り下げ式」が採用されていますが、僕らが考案したのは「競り上げ式」のオークション。「競り上げ式」を採用することによって、価格の公平性や入札タイミングの適正化を実現することができました。

経済学的な理論を実際のプロダクトに導入したことと、UXの面で非常に苦労しました。ブロックチェーン技術を活用したサービスを、一般のユーザーにどうしたら安心して使ってもらえるのか、知恵を絞って考え抜いたことで自分自身にとっても大きな学びになりました。

鈴木:僕が担当しているフロントエンドにおいても、UXは課題が多い部分ですね。例えば、仮想通貨などのブロックチェーンアセットを管理するには、ウォレットと呼ばれるソフトが必要です。ただ、このウォレットはある程度ブロックチェーンに詳しい人が使うことを前提としているせいか、UX部分はユーザーにとって分かりづらくなっていることが多いんです。

僕らがNFTのマーケットをつくった時には、ブロックチェーンに詳しくないユーザーでも使いやすいようにフロントアプリをUXも含めて丁寧に設計することを心掛けました。

例えば、ブロックチェーンの資産を送信すると、トランザクションにかなりの時間がかかります。よく知らない人だと、その間って結構不安になってしまうんですが、そういう不安を取り除けるような画面上の設計をしました。

鈴木皓大さん

エンジニアの自主性を伸ばす「ブロックチェーンな働き方」

――Gaudiyでは、エンジニアの挑戦や、成長を加速させるために、どんな環境づくりをしているのでしょうか?

勝又:Gaudiyは基本的に「ティール組織」になっています。つまり、個々のメンバー全員が全ての意思決定権を持っている。だからこそ、変化に対応できるスピード感のある働き方ができています。

僕らエンジニアも開発だけをやっているわけじゃなくて、自分たちの力で働きやすい環境づくりやチームづくりをしているんです。例えば、エンジニアの採用に関しても、現場のエンジニアが主導しています。

「チームにこういうエンジニアがいれば、もっと新しいことができる」という話になれば、自分たちで人を探して、面談はもちろん、場合によっては給料の交渉までやるんですよ。財務の状況もオープンだから、どれくらいの余力が会社にあるのかも全エンジニアが把握しています。

勝又拓真さん

――エンジニアが、人事、経理、総務のような役割までこなしてしまうんですね。

鈴木:ええ。自分たちが導入したいものは、制度であれ技術であれ、自分たちで提案して取り込んでいくことができる環境ですね。石川はそれを「ブロックチェーンな働き方」、「自律分散的な組織」だと言っています。

技術的にも、メンバーの中から新しい言語を取り入れた方がいいという声が上がれば、みんなで勉強会を開いて、プロダクト開発をやり切る強さもあります。先日も、オークションのバックエンドにはGO言語がいいという提案があり、僕自身はGO言語を使ったことはなかったんですが、それを機に習得していきました。

自分たちが目指したい社会があって、それを最短で効率よく目指すための「最善手はどれか」という視点で、常に新しい技術、難しい技術を取り入れていく姿勢は、チーム全員にあると思います。

――なるほど。制度の面でいうと、最近取り入れたものはありますか?

勝又:「成長促進」の制度を新しく現場からの声でつくりました。

エンジニアの人は分かると思うんですが、家にいてもついコードを書いてしまうことが多く、クラウドサービスをよく使うんですが、その利用料金は結構馬鹿になりません。

それで、自分たちの成長のためだから福利厚生で利用料を出してほしいと要望して、新たに用意してもらったんです。制度の正式名称はまだないんですが(笑)

他にもさまざまな組織制度や福利厚生を、みんなで意見を出し合って導入しています。

――それはすばらしいですね。最後に、お二人は今後エンジニアとしてどのようなことに挑戦していきたいと考えていますか?

鈴木:僕は今、エンジニアという立場ですが、事業領域やマネジメントなど、それ以外の領域にも手を伸ばしていきたいと考えています。

Gaudiyはティール組織なので、やりたいと手を挙げれば必ずやらせてもらえる環境です。メイン業務はあるけれど、必ずしもそれに縛られることはありません。また、プログラマーとして技術を極めたいという人は、それを突き詰めることも選択できます。Gaudiyの中では、肩書は目安でしかありません。

僕自身は、ブロックチェーン以外にも常に最先端の技術に興味があります。ただ、技術は人に使ってもらわないと意味がありません。だからその技術が世の中の役立つよう、事業的な側面も考えていきたいと思っています。

鈴木皓大さん

勝又:僕はグローバルで勝てるプロダクトを作りたいというのが、一番の目標ですね。ブロックチェーン企業と呼ばれるところは数多くありますが、ユーザーのことがちゃんと見えているところは多くない気がします。

toCとブロックチェーンを掛け合わせてサービスを提供している企業というのは、まだまだ少ない。だからこそ、グローバルで勝負できる自信があります。社会からの期待に自らの技術や、優秀な仲間たちとチームを組んで応えることができる。そこがエンジニアとしてこの会社で働く醍醐味だと思います。

取材・文/高田秀樹 撮影/赤松洋太 編集/川松敬規

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