

インフラエンジニアが成長できる環境とは? ハイスキル人材育成企業に聞く、転職先選びのポイント
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テレワークやリモート学習など、新しい生活様式にはオンラインの環境整備が欠かせない。それに伴い、ネットワークを整備するインフラエンジニアの需要がますます高まっている。
インフラエンジニアに有利な売り手市場が続くが、好条件の選択肢が増えた分、「自分が本当に成長できる1社」を見つけることが難しくなっているのも事実だ。
そこで今回は、国内トップシェアを誇るネットワーク機器メーカーで、多くのインフラエンジニアを抱えアライドテレシス株式会社を訪問。同社取締役の永野忍さんは「自分らしく働ける環境」を見つけることが、インフラエンジニアの成長を促すカギだと語る。
20年以上、インフラエンジニアの成長を支え、年間百数名にも及ぶ転職者の面接を担当している永野さんに「自分らしく働ける会社」はどうすれば見極められるのか、話を聞いた。

アライドテレシス株式会社 取締役/ソリューションエンジニアリング本部長 永野 忍さん
1999年、新卒でアライドテレシスに入社。インフラエンジニアとして、ネットワーク環境の提案・構築に携わる。2010年からシステムエンジニアリング部シニアSEスタッフグループ部長、SEグループの部門長を歴任した後、19年からソリューションエンジニアリング本部長に就任。プロダクトのプロモーションや販売支援、ソリューションの提案、サポートなど、エンジニアリング部門全般を統括している。20年4月から取締役に就任
ネットワーク業界はコロナ禍が追い風に
ネットワーク機器の研究開発を原点に、ネットワークの設計、構築、ワイヤリング、保守、運用、サーバー/仮想化関連、セキュリティーマネジメントまでを幅広く手掛けるアライドテレシス。1987年の創業以来、国内外にネットワーク機器に関する事業を展開し、国内トップクラスのシェアを誇る。その成長の背景には「技術力の高いインフラエンジニア」を数多く抱えていることが挙げられる。
「技術力の高いインフラエンジニアが当社で育つ背景には、われわれの事業スタイルが大きく影響していると思います。当社はメーカー機能だけでなく、ITシステムの設計から運用、サポートまで一貫して行うSIerの機能も兼ね備えています。実際、メーカーがSIer機能を持つのは業界でも珍しいケースです。
当社はどちらの側面も持っているからこそ、通常のメーカーよりもユーザーとなるクライアントサイドに詳しくなれますし、SIerでありながら、機器の設計から製品の内部構造まで幅広い知識を学ぶことができる。結果的に、広く深いスキルを身に付けられるということです」

コロナ禍も、同社には追い風に働いた。
「例えば、クライアントからは『在宅勤務やオンラインミーティングの環境を整えたい』という問い合わせも増えています。また、それに伴ってセキュリティーや通信品質の向上、安定化への考慮も重要な要素として推進しています。社内の働き方に関しても、コロナ以前から体制が整っていたので、リモートワークへの移行もスムーズでした」
インフラエンジニアが「成長できる環境」見極める三つのポイント
アライドテレシスに技術力の高いエンジニアが集まるのにはもう一つ理由がある。それは、採用時に「企業と求職者のマッチング」を最重視することだ。背景には、「自分に合った会社でないと、エンジニアは成長することができない」という考えがある。
「世の中に魅力的な選択肢はたくさんあるかもしれませんが、それが本当に自分に合った環境なのか、自分の希望に沿った仕事ができる場所なのかは非常に重要です。そのような環境に身を置けば、自ずと勉強したり、チャレンジしようと思えたりしますからね」

ではどうすれば「自分らしく働ける会社」を見つけることができるのだろうか。転職活動を始めるインフラエンジニア向けに、ポイントを三つ挙げてもらった。
ポイント1.明確な意志があるなら「専門商社的な会社」、やりたいことが分からなければ「デパート的な会社」
「一つ目は、自分のやりたいことベースで会社を選ぶことです。自分が興味がある分野があるのなら、その領域をやっている企業を選ぶこと。しかし転職時に、明確にやりたいことが決まっていない人も多いでしょう。そういう方は『専門商社よりも、デパート的な会社』を選ぶと良いと思います」
何か一つに特化した“専門商社的な会社”か、さまざまな業界・領域を持つ”デパート的な会社”か。まずは自分のタイプを知ることが重要だ。
「インフラエンジニアと一口に言っても、業務内容はさまざまです。例えば当社には、ネットワーク系、サーバー系、サービスの企画、開発、検証、カスタマーエンジニア、ネットワークオペレーションセンターなど、多種多様なフェーズのポジションがあります。そのようにさまざまなポジションを持つ企業であれば、例えば任された業務が自分に合わないと感じても、社内で別の業務にスライドできるので、ミスマッチのリスクが少ないのではないでしょうか」
ただし、どちらの企業を選ぶにしても「希望を聞いてもらえる環境かどうか」は確認した方がいいと続ける。
「自分が興味がある分野に携われたら、モチベーションもぐっと上がるはずですし、その逆もまた然りです。当社では創業以来『やりたいことに挑戦できる文化』が継承されているのですが、やはり自ら手を挙げた仕事に取り組んだエンジニアは成長速度も早いですよ」
ポイント2.自分が活躍できるイメージが持てるか
永野さんがポイントの二つ目に挙げたのは「活躍イメージの確認」だ。
「例えば面接や面談で、自分と同じくらいの職歴の人はどのようなポジションで、どんな仕事をしているのか。社風は自分にフィットするのか。そういった質問を積極的にすることで、自分が活躍ができそうかをイメージすることは大切です。
特に、その会社で技術者として成長したいと考えるのなら、『自分ができることより少し上の仕事を任せてもらえそうか』を確認するといいでしょう。今の自分が持っている力でこなせる業務だけを繰り返していても、エンジニアとしてスキルアップすることは難しいです。
最初から高過ぎる目標を掲げると苦しくなりますが、できそうでできないギリギリのところに目標を設定させてくれる環境が理想的だと思います」

「また、背伸びしてチャレンジする経験を積んでいくうちに、気付いたらいろいろなスキルが身に付いているのが理想ではないでしょうか。『ドラゴンボール』のサイヤ人が、今の自分のままでは超えられない負荷がかかったときに進化するようなイメージですね(笑)」
ポイント3.技術以外のスキルも伸ばせる環境か
最後に永野さんは、「技術以外のスキルアップにも注目してほしい」と続ける。
「クライアントの要望に耳を傾けたり、チームの仲間と切磋琢磨したりと、エンジニアは技術一辺倒ではなく、コミュニケーション力やチームビルディングなども欠かせないスキルとなります。
例えば当社では、新人に対して必ず先輩が同行しコミュニケーション力の指導などもしていますが、そのように技術以外のスキルを伸ばしてくれるかも着目すべきポイントだと思います」
これからの方向性に迷っている人こそ、さまざまな経験を積んでほしい

今や電気やガス、水道と同じように、暮らしに不可欠なものとなっているITインフラ。市場の展望は明るく、業界天気は当分の間「晴れ」の状態が続くことが予想される。そんな中、さらなる成長を目指して転職を考えているエンジニアに向け、永野さんはこんなメッセージを送ってくれた。
「今の仕事や環境が自分に合うのかどうか、悩みながら働いている人は多いと思います。そういう人こそ、さまざまな分野を経験して、自分の得意分野を見つけ、伸ばしてもらえたら仕事はもっと楽しくなるはずです。
またネットワークの知識と技術があれば、サーバーやセキュリティー、アプリケーション、クラウドなど、さまざまな分野に応用して、キャリアを展開していくことが可能です。まだエンジニアとしての方向性が定まっていない方であれば『まずはネットワークやインフラから』という選択肢もあると思いますね。
そういった『これからの方向性に迷っている』人にこそ、当社でさまざまな経験を積むことを選択肢に入れてもらえたらうれしいです」
>>アライドテレシス株式会社【東証二部上場企業】の転職・求人情報
取材・文/高橋美帆子 撮影/桑原美樹 編集/大室倫子
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