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やりたい仕事なんてないのだが…即実践できる「興味のあること」の探し方を伝授!【カミナシ原トリ・10X石川洋資・キャディばんくし/聴くエンジニアtype Vol.15】

働き方

エンジニアtypeが運営する音声コンテンツ『聴くエンジニアtype』の内容を書き起こし! エンジニア読者が抱える仕事やキャリアのお悩みに、注目企業のCTOやさまざまな領域の第一線で活躍する技術者が回答します
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職場で上司と面談をするとき、キャリアの目標を立てるとき、「やりたい仕事」「やってみたい仕事」がキーワードとして使われがちだ。しかし、誰もが明確に「やりたい仕事」を持っているとは限らない。

今回の相談者も、そんな「やりたい仕事迷子」の一人。カミナシ原トリさん、10X石川洋資さんはどんなアドバイスを送るのか? キャディばんくしさんが聞いていく。

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【MC】
キャディ株式会社 Tech Lead
河合俊典(ばんくし)さん(@vaaaaanquish

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【Speaker】
株式会社カミナシ 執行役員CTO
原トリさん(@toricls

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【Speaker】
株式会社10X Co-Founder, 取締役CTO
石川洋資さん(@_ishkawa

【今回の相談】

(Yさん・27歳)

私の上司はいつも「やりたいことがあったら言ってね」と声を掛けてくれるのですが、正直なところこれといってやりたい仕事がありません。

皆さんはどうやってやりたい仕事、やってみたい仕事を見つけましたか?

身の回りにある「機会」から、興味を持てる仕事を探ろう

河合:私自身も「やりたいことがあったら言ってね」と言ってしまうことが多いので、ぜひお二人の話を聞いてみたいなと思います。まずは石川さん、やりたい仕事はどうやって見つけたらよいのでしょう?

石川:前提として、生まれた時から「やりたい仕事」が決まっている人はいないですよね。特定の状況に置かれて「やってみたら面白かった」といったケースが大半ではないでしょうか。

やりたいことは、その辺りに転がっているものではありません。ただし、自分のそばに転がっているものというのは、自分にとってのチャンスです。

「これは面白いかもしれないな」と思えるものも、「別にやりたくないな」というものもあるでしょう。それをヒントにしながらやりたいことを見つけられるといいのではないかと思います。

基本的に、会社には機会が溢れています。社員数よりも機会の数が少ないということは、まずありません。身の回りにある機会を一通り検討してみた結果、この会社にはやりたいことはなさそうだと感じたら、別の場所で新たな機会を探していくのもアリだと思いますよ。

河合:社員の分だけ機会がある、というのは心強いですね。原さんはどう思いますか?

原:まず相談者さんにお伝えしたいのは、おそらく上司の方は相談者さんが楽しそうに働いているところを見たくて言っているということです。

僕自身、メンバーがもっとやりがいを持って働くためにはどんな仕事を任せたらいいか確認するために、同じような質問をすることがあります。ただ、自分がプレイヤーだった時は、マネジャーにこういう質問されると「知らんがな」って思っていました。

聴くエンジニアtype

原:僕は転職するときも「この人と働いてみたい」という思いで決めることが多いので、やりたい仕事があって行動した経験はありません。とはいえ、どういう仕事ができるのかな、と検討したことはあります。それは、前職のAWSの時のことです。

AWSはめちゃくちゃ大きな会社なので、ポジションが無限にあるんですよ。それを順番に見ていくだけでも、こんな仕事があるんだ、という発見がありました。

なので、いきなりやりたい仕事を探すのではなく、自分がいる会社の中にどんな仕事があるのか見てみると楽しいのではないでしょうか。その中に「これめっちゃ面白そうじゃん」と思う仕事があるかもしれないですからね。

スタートアップ企業にいる場合は、まだ仕事が細分化されてない状態なのでポジションから探るのは難しいかもしれません。その場合は、大きい会社の求人情報を見てみるのもいいと思います。その中から自分の会社でもできそうなものを見つけたら、上司に提案してみるとかね。

河合:原さんの場合、「こういう人と働いてみたいから転職した」という経験をお持ちですよね。とすると、上司からの質問に対して「こういう人と働けたら楽しい」という回答ができそうだなと思いました。それも広義ではやってみたい仕事に含まれるのかな、と。

石川:あとは、理想的な仕事の「やり方」を考えるのもありかなと思います。

例えば、「仕事でRubyを書きたい」というのは「言語を書くことを仕事にしたい」ということですよね。それとはまた違った視点として「こういうカルチャーの中で働いてみたい」とか「大きな責任のもとで仕事がしたい」とか。

今いるチームの規模が4、5人だったとしたら、10人、20人のチームだったらどうなるんだろうと考えてみるのもいいですね。カルチャーに目を向けてみたら面白い発見がありそうです。

原:相談者さんの上司に「あなたの仕事の3割を僕にやらせてください」って言ったら、どんな回答が返ってくるんですかね。

河合:それはチャレンジングですね(笑)

原:メンバーに言われたら、僕だったら「どうぞどうぞ」っていろいろな仕事をやってみてもらうかもしれません。すごく重い仕事から順に渡してみるかも。

石川:むしろ「あなたが持ってる仕事の中で1番面白いやつを譲ってください」って言うのはどうですか。

原:相談者さん、それでいきましょう。

6月25日(日)『聴くエンジニアtype』公開収録を赤坂で開催!

ポッドキャストチャンネル『聴くエンジニアtype』初の公開収録を東京赤坂の会場で開催します。MCのばんくしさんをはじめ、澤 円さん、池澤あやかさん、小城 久美子さん、増井 雄一郎さんが、エンジニアから寄せられた仕事・転職・キャリアの悩みに回答。収録後には懇親会や、書籍サイン会も開催予定です!
※公開収録はエンジニアtype主催のテックキャリアカンファレンス『ECDW2023』の中のコンテンツとして開催いたします

>>エントリーはこちら(ECDW2023特設ページ)

【開催場所】
〒107-0052 東京都港区赤坂2-5-1 S-GATE赤坂山王ビル 5階
株式会社キャリアデザインセンター 赤坂山王オフィス

【参加費】
無料
※懇親会は15:30~30分程度の予定です
※懇親会への参加は自由です

【定員】
60名(先着)

【エントリー方法】
以下より詳細をご確認の上、エントリーフォームより必要事項をご記入の上エントリーください。

>>エントリーはこちら(ECDW2023特設ページ)

聴くエンジニアtype

文/まゆ

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