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【体験談】英会話スキルほぼゼロから外資テック企業への転職&大幅年収アップをかなえた超シンプルな学習法

転職

~サカモト@エンジニアキャリア論が回答~

エンジニアのための「転職&キャリア」相談室

有名テック企業への転職、年収アップ、理想のキャリアを築くための方法は? エンジニアのための無料キャリア相談で人気の「サカモト@エンジニアキャリア論」さんが、エンジニアから実際に寄せられた相談内容をもとに、転職成功の秘訣や年収・キャリアアップに役立つ情報を紹介していきます!

こんにちは、サカモトです。

とある外資系企業でソフトウエアエンジニアとして働く傍ら、Twitternoteなどで、テック企業の面接情報、面接で聞かれる技術質問の解説、さまざまなエンジニアのキャリアストーリーなどを中心に情報発信活動しています。

今回の記事では、「将来Googleで働きたい」ソフトウエアエンジニアの方から寄せられた英語学習に関する相談内容をピックアップしたいと思います!

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サカモト@エンジニアキャリア論さん(@sakamoto_582

外資テック企業で働くソフトウエアエンジニア。エンジニアがテック企業トップに行くためのキャリア論をTwitterなどで発信中

<今回の相談>
「将来Googleに転職したい」どのくらい英語力が必要?

Dさん

将来Googleのソフトウエアエンジニアとして働きたいと思っています。実際、英語力はどれくらい必要で、どうやって勉強すればいいのででしょうか?

私自身が外資系の企業で働いているということもあって、Dさんに限らず、「どのくらいの英語力があれば転職できるのか」と相談を受けることがよくあります。

また、こういう場合は「TOEICで何点以上とったらいいのか」と気にする人も多いのですが、TOEICはリーディングやヒアリング能力は示せても、職場で使えるスピーキング能力を示す基準にはならないので、注意が必要です。

ちなみに、サカモトは非ネーティブで留学経験なしですが、過去20回以上、英語面接を受けた経験があり、自覚している限り語学力を理由に面接を落とされたことはありません。

その経験から、Googleのような外資テック系企業でエンジニアが働くために必要な英語力について相談を受けた場合は、『IELTS』(※)を例に、「『IELTS BAND6.0』のスコアレベルで話せれば、エンジニアが外資系企業の英語面接に挑戦するだけの準備は整っていると思う」とお伝えしています。

(※)IELTS(International English Language Testing System)は、英語圏の国々に留学、就労、または移住するための英語力を測定する、イギリス発祥の英語試験。リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング(試験官との面接)で試験を行う

「IELTS BAND6.0」は、対話相手と特定のトピックに対してしっかりディスカッションができるようなレベルですから、これまで英語の勉強をあまりしてこなかった人や、スピーキングの経験がない人は、頑張って努力するしかここに到達する道はありません。

エンジニアの場合、内勤で英語を使用する仕事が多いので、スピーキングである程度つたなさがあっても大目に見てくれる企業も多いと思いますが、面接において英語で流暢にコミュニケーションが取れれば、転職においてアドバンテージになるのは間違いありません。

また、転職後には英語を使って大勢でディスカッションをする機会が増え、面接以上に難易度の高い英会話を求められることがありますから、自分自身が困らないためにも今のうちからしっかり英語力を上げておきたいところです。

英語ができるだけで、年収大幅アップは夢じゃない

サカモトはこれまでも常々、エンジニアの皆さんに「英語を話せるようになりましょう」とお話ししてきました。その理由は至極シンプルで、高給企業に転職できる可能性が格段に上がるからです。

英語ができればアマゾン、マッキンゼーなどのグローバルファームや、GitLabなど海外に拠点がある企業でも、リモートで働くチャンスを得ることができます。

サカモトの実体験でも、とあるアメリカのリモート企業に面接を受けて12万ドル(=1730万円)のオファーを手にした経験があります(2023年7月4日現在 1ドル144円)。

また、メルカリのようにエンジニアの年収レンジが比較的高い国内企業においても、ポジションによっては外国籍の社員と働く機会が増えていますから、英語ができるに越したことはありません。

エンジニアとして年収を上げ、キャリアアップの可能性を広げるなら、もはや英語は必須のツールとも言えるでしょう。

サカモト@エンジニアキャリア論

それを裏付けてくれたのが、過去に私のもとに相談にやってきてくれた、若手エンジニアの転職事例です。

その相談者の方は新卒で入った会社でエンジニアとして働いており、当時の年収は400万円程度ということでした。

ただ、一年間必死にTOEFLの勉強をしてスコアを大幅に上げてビジネスSNS『LinkedIn』にその事実を書いたところ、外資系企業からのスカウトのメッセージが続々と寄せられるようになったとのこと。

その結果、英語面接も受けて転職に成功し、年収は前職のおよそ倍になったそうです。

技術力やビジネス経験にはそこまで大きな違いがなくても、一年間みっちり勉強して「英語ができるようになった」だけで年収が倍になるのですから、すごい差ですよね。

「フレーズを学ぶ→実践で使う」サイクルを回して英語力アップ

ただ、英語を学ぶメリットは重々分かっているけれど、どうやって学べばいいのか分からないというエンジニアの方も多いはずですよね。

そこでここからは、エンジニアが外資テック系企業の英語面接を問題なくクリアできる程度のレベルまで英語力を持っていくための方法を、サカモト個人の経験談でご紹介したいと思います。

私も、最初は何からやればいいか模索していて、とりあえず英会話レッスンのサービスに申し込んでみました。

初回レッスンのことは忘れもしません。私は何も話すことができず、気まずいやら恥ずかしいやら、「人生最長の30分」を過ごすことになりました。

ただ、当時の私は「将来仕事で英語を使えるようになりたい」という思いがあったので、その地獄の30分の経験をバネに、毎日のように英会話レッスンを続けたのです。

そこである程度はスピーキングのスキルが伸びていきましたが、英会話レッスンに臨む前に「いくつかのフレーズを自分で調べて予習する」→「レッスンの場で、実際に口にして会話の中で使ってみる」ということを意識的に繰り返すようになった結果、一気にしゃべれるようになっていったように思います。

サカモト@エンジニアキャリア論

世の中にはいろいろな教材や学習方法がありますが、いろいろなものに手を付けてしまうとどれも中途半端になってしまう可能性があるので、英会話サービスを使って「話す」経験を増やしながら、予習・復習のサイクルをひたすら回していくのがおすすめです。

「何も話せない」からスタートした私でも、上記のやり方でほぼ毎日学習を続けた結果、半年後にはある程度、一つのテーマについて相手と英語でディスカッションができるようになってきました。

日々、忙しく働いている人からすると「何とか手っ取り早く英語を話せるようになりたい」と思うのは自然なことだと思いますが、残念ながらある程度の期間みっちり努力することが必須です。

いざ「転職したい」と思ってから対策すると時間がかかってしまうので、今すぐ転職とは考えていなくても、英語学習だけは未来の自分のために今すぐ始めてみてほしいと思います。きっとあなたのキャリアの選択肢がぐっと広がりますよ。

最後に、『エンジニアtype』読者の皆さんからも相談があれば、ぜひサカモトのTwitterまでDMください。模擬面接を通して率直なフィードバックも可能です!

>>DMはこちらから

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