活躍している若手エンジニアは、一体どんなキャリアを歩んでいるんだろう?「エンジニアの転職」ならではの成功の秘訣を読み解くために、転職を通じて理想のキャリアを掴み取ってきた35歳以下のエンジニアに聞いてみた!
未経験からAIエンジニアへ。「技術者派遣企業が僕にとって理想の環境だった」理由とは?
【PR】 転職
大橋さんが転職先を決めた条件はこれ!
1、プログラミングができること
2、Pythonを扱えること
3、自由な社風があること
【転職背景】独学でPythonを学ぶうちに、エンジニアの魅力に気づいた
大学卒業後は物流企業へ入社し、オペレーターとして庫内管理に関連する幅広い業務を行っていましたが、約10カ月で退社しワールドインテックに転職しました。
現在はAIエンジニアとしてクライアント先に常駐し、製造業のクライアントが使う機械学習のモデル開発を行なっています。
転職を考えた最大の理由は、あまりに忙しかったことです。物流業界は365日24時間動いているので、基本的に休みが少なく、自分を含め従業員みんなに余裕がありませんでした。
この状況を変えるためには、発生する業務量や稼働する人の量を正確に把握する必要があると思いましたが、当時の職場にはそのような仕組みがなかった。
いろいろと調べるうちに、AIを活用したツールを導入するのが効果的であること、そうしたツールを作るためにはPythonを扱える必要があることが分かったので、前職に在籍しながら半年ほどプライベートの時間でPythonを勉強したんです。
大学では機械知能工学科に在籍しており、プログラミングの経験があったため、独学はスムーズに始められました。
仕事量が多い中、勉強する時間を捻出するのは楽ではありませんでしたが、プログラミングは自分に何ができて何ができないのかがはっきりするので、目標が立てやすく、自分に合っていましたね。
エンジニアは前職と違い「目に見える技術」が得られるのも魅力的でした。また、最初は自分が働く環境をより良くするための勉強でしたが、「この技術があれば物流だけでなく、あらゆる業界に貢献できるようになる」と気づき、エンジニアとしてキャリアを歩める会社を目指して転職活動を始めました。
「入社後10カ月での転職は早すぎる」と感じる人が多いかもしれませんが、迷いはありませんでした。私自身、二浪して大学に行っているので、時間の大切さは誰よりも痛感していて。
もやもやしながら働き続けるよりも、思い立ったタイミングでできるだけ早く動くべきだと思い、すぐに行動に移しました。
【転職先選び】技術者派遣の環境は、自分にとってプラスだった
転職先に求める条件として譲れなかったポイントは、一つ目はプログラミングができること。二つ目は、今まで勉強してきたPythonを使えること。そして三つ目は、あまり束縛されない自由な社風があることでした。
ワールドインテックへの入社を決めたのは、これらの条件を満たす会社だと思ったからです。入社後1カ月間にわたりPythonの研修を受けられる上に、先輩やクライアントにいろいろと教えてもらいながら仕事を進められる環境が魅力的でした。
カルチャーについても、面談やネット上の退職者の口コミなどを見て、自由な雰囲気があると感じました。
実際に働き始めると、想像以上に自分の裁量で決められることが多かったです。例えば「こんな結果が欲しい」と言われたときに、そこへ向かうアプローチは自由に考えられます。
ただ言われたことをするのではなく、自分で最適な手段を考えて実行できる仕事は、とてもやりがいがあると感じました。
また、一つのプロダクトをじっくり開発する自社サービスの会社にも魅力はあると思いますが、さまざまな業種業態の人と関わりながら多様なプロジェクトで知識を蓄えていけるワールドインテックの環境のほうが好奇心旺盛な私には合っていました。
もちろん、どんな現場にいくか分からなかったり、やりたい案件ができなかったりするリスクもありましたが、社員をクライアント先に派遣するという業態上、ミスマッチはどうしても起きるものだと思います。
大切なのは100%ミスマッチが起きない環境を探すことではなく、ミスマッチが起きた時にこちらの要望を聞いてくれる柔軟さがある会社に入ることではないでしょうか。
その点、ワールドインテックは現場のエンジニアの要望をしっかりと聞いてくれる会社です。
実は最初にアサインされた案件は、自分が希望していたプログラミングの知識を増やしていけるような案件ではないと思ったので、営業に相談したんです。すると、クライアントに迷惑のかからないタイミングで担当案件を変更してもらえました。
転職活動中は、どんなに仕事が忙しくても転職活動を後回しにせず、時間を見つけて進めていくようにしていました。面接の日程を合わせるのはとても難しかったですが、出張先のホテルでも面接を受けるなどして、時間を捻出していました。
また、面接中に大切にしていたのは、嘘をつかずありのままの自分で話すことです。実際以上の自分を見せて何とか会社に入れたとしても、そこで実力を発揮できなかったら意味がありません。
最初から「自分はこういう人間なんです」というオープンな姿勢で臨む方が、より良い会社に出会える可能性は高まると思います。
【転職後の変化】独学との違いは「目的」の有無。成長スピードが圧倒的に異なる
ワールドインテックへ入社してまだ半年ほどですが、Pythonを使ってものづくりをする力は格段に伸びました。
というのも、個人で勉強していた頃は、参考書を片手にチュートリアルをこなす程度のことを繰り返していただけ。自分がしたインプットに対して想定したアウトプットがあるかの確認をする程度だったので、今思えば大した成長はしていなかったですね。
インプットに目的がなかったのが要因かもしれません。
今入っている開発現場のようにリアルな業務シーンでは、例えば「明日の会議で使いたい」というクライアントの要望を受けて、ちょっとしたデモ画面を用意する必要があったり、機械学習のモデルを用意するにしても「なぜそのモデルを選んだのか」というそもそもの部分から説明が求められることがあったり、非常に実践的かつスピーディーなインプットが求められるんです。
当たり前かもしれませんが、そうした状況と比べると、独学で得る知識量や経験値とは圧倒的な差が生まれます。
転職後、単なるプログラミングの知識や技術を得るだけではなく、より実践的な知識を得られていることが実感できとても嬉しいのと、確かな自信につながっています。
今の職場には優秀な同僚がいるので、まずはその同僚並みにプログラミングができるようになることが目標です。
彼はクライアントに頼まれてできないことはほとんどなく、周りからとても頼りにされている存在の人。あれだけプログラミングができたらそれは楽しいだろうなと思うので、彼のように何でもできる理想のエンジニア像を、今の環境で目指していきたいと思っています。
株式会社ワールドインテック テクノ事業部
部長 石川
日本の労働人口が減少しつつある中、多くの製造業はテクノロジーを活用した効率化に取り組んでいます。特にAI活用やデータ分析などのデータサイエンス領域の需要が高まっていることから、当社では同領域で活躍できるエンジニアの採用を強化中です。Python研修の実施など、内部育成にも積極的に取り組んでいます。「データ分析に興味がある」「PythonやAIなど、最先端の技術トレンドを使った開発がしたい」方は選択肢の一つとして考えていただければと思います。
取材・文/一本麻衣 撮影/桑原美樹 編集/玉城智子(編集部)
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