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一人では超えられない「自分の限界」を超える方法とは?【カケハシ・椎葉光行×ばんくし/聴くエンジニアtype Vol.47】

働き方

エンジニアtypeが運営する音声コンテンツ『聴くエンジニアtype』の内容を書き起こし! さまざまな領域で活躍するエンジニアやCTO、テクノロジーに関わる人々へのインタビューを通じて、エンジニアとして成長していくための秘訣を探っていきます。
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前々回前回に引き続き、今回もカケハシでフルスタックエンジニアとして働く椎葉光行さんをゲストに迎えてお送りする聴くエンジニアtype。

今回は椎葉さんがこれから取り組んでいきたいと考えていること、そして働く上で大切にしていることについて聞いた。

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【ゲスト】
株式会社カケハシ フルスタックエンジニア
椎葉光行(Mitsuyuki.Shiiba)さん(@bufferings⁠⁠⁠

大学時代のアルバイトをきっかけにエンジニアとしてのキャリアをスタート。大手ECサービスの開発リード、組織サポート、CI/CDサービス開発のIndividual Contributorとして従事。2023年4月にカケハシに入社し、現在はフルスタックエンジニアとして新サービスの開発に従事している。 著書に『Jestではじめるテスト入門』(共著・PEAKS)

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【MC】
エムスリー株式会社 VPoE
河合俊典(ばんくし)さん(@vaaaaanquish

Sansan株式会社、Yahoo! JAPAN、エムスリー株式会社の機械学習エンジニア、チームリーダーの経験を経てCADDiにジョイン。AI LabにてTech Leadとしてチーム立ち上げ、マネジメント、MLOpsやチームの環境整備、プロダクト開発を行う。2023年5月よりエムスリー株式会社3代目VPoEに就任。業務の傍ら、趣味開発チームBolder’sの企画、運営、開発者としての参加や、XGBoostやLightGBMなど機械学習関連OSSのRust wrapperメンテナ等の活動を行っている

大切なのは「最高のチームで良いものを作る」こと

ばんくし:椎葉さんがこれからやりたいと思っていることについて聞きたいです。

椎葉:今のチームでどれくらい良いものを作れるのか試してみたいと思っています。と言うのも、最近自分よりもスキルの高いエンジニアやPdMを集めたチームを発足したところでして。そういうメンバーたちと、アジャイルが大前提のチームで何ができるのかがとても楽しみなんです。

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スキルの高い人たちが別々の仕事をするのではなく、モブプログラミングやペアプログラミングを取り入れながら協力しあって開発するチームを作っていきたい。かつ、できるだけ毎日何かしらの機能をリリースしたい。その上で、半年後、1年後も開発スピードを落とさずに続けられているのか、ユーザーが喜ぶサービスになっているのかを確かめたいと思っています。

ばんくし:スキルが高い人たちが集まったときにどんな化学反応が起きるかを楽しんでいるんですね。

椎葉:そうですね。あとはアジャイルの追求もしていきたいです。アジャイルと言うと、「どうやってアジャイル開発を進めるか」に焦点が当たることが多いですが、カケハシは既にアジャイルが前提となっているチーム。なので、アジャイルを使って「どんなものが作れるのか」を追求したいと考えています。

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楽天にいた時に初めてアジャイルを知って、「どうやったらできるか」ということをずっと考えていたんです。その後ジョインしたCircleCIではアジャイルが大前提で、かなりフリーな開発スタイルでした。カケハシはちょうどその中間くらいなので、これも面白いなと感じています。

ばんくし:私を含め、エンジニアはつい方法論にこだわったり、基礎から抑えねばと思ったりしがちな気がするんです。一方で椎葉さんはいろいろな方向から開発というものを捉えているように見えるのですが、それもマネジャーを経験したがゆえの考え方ですか?

椎葉:大前提としては、やはり自分でコードを書いて良いものを作りたいんです。ただ、それを実現するためには組織や開発手法を整えることも大切だと思っていて。その土台作りをこの10年間でしてきました。土台が完成した今、本当に良いものが作れるのかを試すところまできたという感じですね。

ばんくし:椎葉さんのお話はどれも「良いものを作る」というところに終着していますね。

椎葉:そうですね。あとは、一人ではどこまでいっても「自分の範囲」を超えられないじゃないですか。チームで開発すれば、スキルの高いメンバーたちから刺激を受けて自分も成長できる。そういう意味では、「チームで良いものを作る」というのが僕の中では重要だと感じています。

次回は番外編!椎葉光行さんに編集部からの質問に答えていただきます。お楽しみに!

文/赤池沙希

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