type転職エージェント キャリアドバイザー
松永拓也氏
大手食品メーカーの法人営業出身。自らの実績が自分の力なのか、それとも商品の力なのか、という葛藤から転職を決意し、『type転職エージェント』キャリアアドバイザーへ。先導ではなく、転職希望者とゴールに向けて並走するサポート姿勢がITエンジニアから支持されている
多くの人にとって、“転職”とは大きな決断。自分の人生が大きく左右される可能性があるからこそ、悩みや不安を抱えるのは当然のことです。
「いつも面接で落ちてしまう」
「応募をしても受かる気がしない」
「転職をしたいけど、何から始めていいのか分からない」
そんなエンジニアたちの背中を押すべく、あなたにピッタリなアドバイスをお届けしていく本連載。“転職のプロ”であるキャリアアドバイザーの知見を借り、年代や経験別に分けた3つの秘訣を伝授していきます。ぜひこれからの転職に役立ててみてください!
type転職エージェント キャリアドバイザー
松永拓也氏
大手食品メーカーの法人営業出身。自らの実績が自分の力なのか、それとも商品の力なのか、という葛藤から転職を決意し、『type転職エージェント』キャリアアドバイザーへ。先導ではなく、転職希望者とゴールに向けて並走するサポート姿勢がITエンジニアから支持されている
第3回目は、「書類選考には通るのに、どうしても面接で落とされてしまう!」といった20代の若手のインフラ系エンジニアに向けて、面接の際に是非とも押さえてほしい3箇条を伝授! 20代ゆえ、インフラ系ゆえに求められる、特有のポイントとは?
20代は若さというアドバンテージがあるため、30代に比べて身軽に転職を行えると一般的には考えられています。だからこそ企業は「うちにに入ってもまたすぐに転職してしまうんじゃないの?」と、考えてしまいがち。
特にインフラ系の会社では運用監視から設計構築まで幅広いフェーズが用意されている場合が多く、そんな幅広い選択肢を捨ててまで転職をするのは、「単に持続性のない性格なのでは?」と思われてしまうこともしばしば。
だからこそ若手のインフラ系エンジニアは退職理由と次の会社の志望理由をうまくリンクさせ、マイナスイメージを払拭しながら、前向きな転職であることをアピールしなくてはなりません。
例えば、企業によって触れられる技術に差が出るインフラエンジニアだからこそ、環境にフォーカスするのもアリ。「〇〇の環境を使ってスキルアップをしたかったのですが、以前の会社にはその環境がありませんでした。しかし、御社にはその環境があるので、入社を志望するに至りました」とすれば、前職の退社理由と新たな企業への志望理由が綺麗にリンクし、飽き性というイメージを与えなくて済みます。
インフラの開発では、上でも触れたように使用している環境などが各社さまざま。だからこそ共通点を見いだせると一気に親和性が高まり、面接官からしても、あなたがこの会社に入った時の働き方をイメージしやすくなります。
気に入った企業に応募する前に、まずは自身が今まで携わったことのある案件や領域、また言語などの環境をあらかじめ整理しておきましょう。そして「監視ソフトは何を使っていますか?」といった具体的な質問で共通点を見つけることができれば、面接の突破口になるかもしれません。
使われている技術や、今後取り組んでいこうとしている分野、また開発環境などは求人やHPに記載されていることも多いので、事前にチェックしておくことで面接時に慌てることなく共通点をアピールすることができますよ。
長年キャリアアドバイザーをやっていて、面接を終えたインフラ系エンジニアの口からよく耳にするのが「質問への回答に時間がかかってしまった……」という話。もしかしたら、インフラ系エンジニアは少し緊張しやすい人が多いのかもしれません。
スムーズな受け答えができずに肩を落とす人も多いですが、実は企業側は全く気にしていません。面接官は流れるような受け答えができる人材ではなく、不器用でもちゃんと自分の想いを伝えられる人が欲しいのです。
それでも“間”が気になってしまうという方は、緊張しているなら緊張していますと、あらかじめ自身の性格を面接官へ伝えてしまうのも良し。
「御社への志望度が高く緊張してしまっているので、お聞き苦しい部分もあるかと思いますが、ご容赦ください」と最初に一言伝えてみましょう。返答を考える際の沈黙の気まずさをカバーできる上に、緊張しながらも相手への気遣いができるというコミュニケーション力のアピールにもなりますよ。
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取材・文/羽田智行(編集部)
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