株式会社STOP
代表取締役
藤方裕伸さん
大手動画配信サービスや多様なコンテンツビジネスで活躍後、ソフトウエア開発のIT企業を創業。2018年11月、当時の東証一部上場企業に会社を売却。同年12月、IT企業を設立し、22年末に総合建設コンサルタント企業へ同社を売却。24年にSTOPの代表取締役に就任
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企業や政府などが所有する天文学的な量のデータ。それらのデータを集め、活用できるようにするクラウドデータプラットフォームの構築が、国内では圧倒的に不足しており、早急な構築が期待されていることをご存じだろうか。
そんな中、過去に複数のIT企業を立ち上げ、約800人以上のエンジニアの採用と育成に携わってきた藤方裕伸さんがクラウドデータプラットフォームの構築をメイン事業とする株式会社STOPをリスタートさせた。
「企業が既に持っているデータを統合して活用すれば、新しいデジタルマーケティングが実現できる」と藤方さんは話す。
かつて、誰もが知る有名Webサービス企業でCTOを務めていた根立宗一郎さんも「藤方さんとなら、おもしろい仕事ができそうだから」とSTOPへのジョインを決め、すでにソニーやトヨタ自動車、アクセンチュアといった有名企業への支援も決まったという。
藤方さんが過去に立ち上げたITベンチャー2社同様、STOPがスピーディーな事業成長を実現できているのはなぜか。優秀なエンジニアが続々と同社への参画を決める理由とは。その秘密を探るべく、話を聞いた。
株式会社STOP
代表取締役
藤方裕伸さん
大手動画配信サービスや多様なコンテンツビジネスで活躍後、ソフトウエア開発のIT企業を創業。2018年11月、当時の東証一部上場企業に会社を売却。同年12月、IT企業を設立し、22年末に総合建設コンサルタント企業へ同社を売却。24年にSTOPの代表取締役に就任
株式会社STOP
執行役員
技術責任者
根立 宗一郎さん
2007年より大手WEBメディア開発・運営グループ会社にて、モバイル向け開発を担当。サービス開発・インフラ環境の構築運用・各種新規技術導入などを担当し、同社の技術統括チームリーダーに就任。24年にSTOPの技術責任者に就任
――これまでも複数の企業を経営してきた藤方さんですが、なぜ今、データプラットフォームの構築事業に注力しようと考えたのでしょうか?
藤方:データプラットフォームとは、平たく言うと「企業や組織が大量のデータをオンライン上に保存し、そのデータを簡単に検索・分析・共有できるようにするサービス」です。
そう話すと「BIツール」を思い浮かべる方も多いかと思いますが、似て非なるもの。BIツールは、クラウドデータプラットフォームなどに保存されたデータを利用して、データの可視化や分析を行うためのツールを指します。
これにより、データに基づいたビジネスの意思決定をサポートするわけですが、あくまでも道具にすぎません。クラウドデータプラットフォームはデータの「家」であり、BIツールはそのデータを「使って」意思決定を行うための「道具」というイメージです。
藤方:これまで私が立ち上げてきた2社でもそうでしたが、注力事業を何にするのかを決めるのは「そこに世の中のニーズがあるのか」です。
デジタル化を進めている企業はもちろん、まだまだDXが進んでいない企業でも、データ自体は大量に保有しています。例えば、各店舗にある顧客データ、各販売店が持っている営業データ、医療カルテなどを思い浮かべてもらうとそのデータ量の多さは容易に想像できるのではないでしょうか。
ただ、そうしたデータが社内にゴロゴロ転がっているのに、それを集めて活用する手法を知らない企業が多すぎる。企業のマーケティング担当者も、BIツールの使い方すら分かっていない方がほとんどです。
こうした課題を解消するべく、本物のエンジニア集団とクラウドデータプラットフォームの基盤構築に取り組んでいけば勝てると感じたんです。
根立:すでにSTOPでは、家電や電気、ガス、水道などのインフラ系からデータを持ってきて、そのデータで何ができるのかを実験するプラットフォームを作っています。
例えば、電力に関するデータを扱う場合。外気温が上がればエアコンをつける家が増える、冷蔵庫に飲み物を取りに行く頻度が増える、冷蔵庫の扉の開閉回数が増える、といった動きがデータから読み取れます。そのデータとともに、「明日は消費電力が増えそうだから、発電量を増やしましょう」なんて提案につなげることができます。
藤方:BIツールを使うだけなら、オペレーターでもできます。しかし、STOPならここまでやれる。本物のデータマーケティングを提供できるのです。
――今、藤方さんが目指している方向やビジョン、戦略などがあれば教えてください。
藤方:ビジョンというより、私は面白そうなことがあれば、挑戦せずにはいられない性格なんです。まだ誰も答えを持っていないような未知の世界にチャレンジをしないと面白くないですからね。
ただ、未知だけ追ってるようじゃ二流。未来の技術につながる事業に挑戦する一方で、例えばSESなど地に足のついた事業もやる。
現実的な業務ばかりやっていたら、その辺の会社と同じになってしまう。かといって未来のことだけ見ていたら、「なんちゃってベンチャー」にすぎない。未知の世界とリアルの仕事、両方をバランスよくやっていくことがITベンチャーを軌道に乗せるコツだと考えています。
根立:私が藤方さんと一緒にやろうと思ったのは、まさにそこが理由なんです。企業のトップが掲げるビジョンの中には、本当に実現可能か疑わしいと思えるものもありますよね。
でも、藤方さんは世の中の動きから事業を語るので、そのビジョンに現実味がある。夢を語るにしても、現実味のある夢しか語らない。言葉に説得力があるので、一緒に走って上に行けるイメージが強いんです。
――根立さんは、以前は有名Webサービス企業でCTOまで務められていましたが、どのような経緯でSTOPに参加を決めたのでしょうか。
根立:仰るとおり、前職ではCTOを務めていましたがやればやるほど自分は社内政治が苦手だと実感するようになって……(苦笑)
新しい技術に触れているとき、そして自分やメンバーが成長する組織を作るときが一番楽しいんだと痛感したんです。
組織作りならCTOは適職だと思うかもしれませんが、大きな組織になると社内政治が避けられない。そうなると、私が理想とする「メンバーの成長を踏まえた組織づくり」が純粋にできない場面も多くなります。会社としてアクションしてほしいことが、必ずしもメンバーの成長につながるとは限りませんからね。
大きな会社は安定しているというメリットがありますが、自分が本当にハッピーでいられるかどうかは、常に疑問を感じていました。
それと比較して、藤方さんの会社に入れば、新しい技術を取り入れた面白い仕事ができることは確実でした。長年IT業界に身を置く藤方さんであれば、高度で質の高いプロジェクトを持ってくるだけじゃなくて、組織としてみんながどうやったらハッピーになれるのか考えているので、一緒に働きたいと思ったんです。
藤方:業界の最前線を走って来たエンジニアである根立たちのような人が楽しいと思える仕事を見つけてこなければと思いますね。できるだけ楽しい方向にみんなで向かって行けるような会社を作りたいです。
――根立さんは現在、どのような業務を担当されているのでしょうか?
根立:今は、前述のクラウドデータプラットフォームの構築プロジェクトを含め、チームの管理、採用面接まで全て手掛けています。
データプラットフォームといっても、それだけ用意しても意味を成しません。STOPのエンジニアが活用企業が求めているものをヒアリングした上で、「データプラットフォームをこう使えば、こんな風に解決できる」と解を提示していく必要があります。
藤方:根立はインフラからサーバー構築、開発フロント、アプリ開発など、全てを熟知したフルスタックエンジニアなので、クライアントが抱えるニーズと、システム全体を俯瞰した提案ができる点が強みになっています。
根立:そうですね。ただ、STOPでは決してフルスタックエンジニアだけを求めているわけじゃありません。私はどちらかというと、新しいことにどんどん挑戦したいタイプなんですが、安定稼働を遂行する業務も必要不可欠です。
エンジニア外の方からはよく、「エンジニアって何でもできる」と思われがちですが、決してそんなことはないですよね。エンジニアにも一人一人に向き不向きがあるんです。
藤方:私もそう思いますね。得意ではないことを無理してやったって仕方ない。僕はここをやるから、あなたはここをよろしく、というように、お互いに得意な分野を認識したうえでチームメイキングしていけば、最強の技術者集団になれます。
ですから、運用は得意だけどイノベートするのが苦手、という人でも歓迎しますし、実際にいい組織を作る上では必要不可欠な人材だと考えています。
――根立さんご自身は、どのようにエンジニアとして成長を続けてきたのでしょうか?
根立:エンジニアとしてキャリアをスタートさせた時から「一案件一成長」を意識して働いてきたのは成長の原動力になっていたのかなと思います。
一生で40年間働くとすると、その40年をどう使うかが重要です。小さなことでもいいから、今手掛けているプロジェクトで「一つでも成長した」「ここはできるようになった」と言えるような仕事をするかしないかで成長度合いは俄然変わってきます。
私の場合、休日を利用して業務では使わない新しい技術を試すようにしています。決して同じようにしてほしい、という話ではありません。ただ、自分自身は楽しくて楽しくて勝手に手が動いているんですよね。振り返ればそうやって時間を費していたからこそ、人の倍成長できたのかなと思うこともあります。
藤方:例えば、通勤時間の使い方を変えてみるのもいいでしょう。ゲームをするのではなく、電車の吊り広告を見てみる。そしたら世の中がどう動いて、これからなにが起こるか分かりやすくなるかもしれません。それだけでいいんです。
――エンジニアとしての成長を考えたとき、今STOPにジョインすると、キャリア上にどんなメリットが得られますか?
根立:まず、これから大きくなる会社なので、ポジションがたくさんあります。エンジニアの人数もまだまだ少ないので、成長できるプロジェクトに容易に参加できる環境にあります。
それに、案件は、入門から上級者レベルまで幅があります。どのような案件に入ってもらうかは常にエンジニア本人と相談しながら決めていますから、肩ひじ張らず、安心して飛び込んできてほしいですね。
藤方:私が思うSTOPに入る一番のメリットは、根立のようなフルスタックエンジニアと一緒に仕事ができることです。根立のほかにも同じく有名Webサービス企業を退職して当社に来たエンジニアもいます。彼はその系列企業でCEOを経験した、ビジネスも分かる技術者でもあるんですよ。
藤方:そうした本物のエンジニアたちから直に知識や技術を学べることは、これからの若いエンジニアにとって、大きな財産となるに違いありません。
根立:私自身、「自分が持っているものは全て提示するから、全部盗め」と常に言っています。成長するにはそれが一番早い方法です。
部下が成長すれば自分も楽できる。どちらもハッピーな状態です。スピーディーに成果を出し、会社を成長させていくためには、社員みんながハッピーに働ける状態をつくることが、一番重要。そうした環境をこれから入ってくる仲間と一緒につくり上げていきたいですね。
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文/宮﨑まきこ 撮影/大島哲二
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