株式会社システム・リノベイト
ソリューション事業部 事業部長
近藤正樹さん
会社設立から立ち上げメンバーとして参画。GW事業の所属長として従事した後、事業副部長へ昇格。東京オフィスの開発責任者として活躍中
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先々のキャリアを見据えたときに、「若手のうちから活躍できる環境」に身を置きたいと考えるエンジニアは多いだろう。しかし、その環境を見極めることは容易ではない。多くの企業が若手人材の採用・育成に力を入れているものの、実際に若手が定着し、活躍し続けられる職場は限られているのが現状だ。
そんな中、DX導入支援やWebシステム開発を手掛ける株式会社システム・リノベイトでは、若手人材の育成と定着に見事成功しているという。新卒入社の三人に一人が入社3年以内に辞めるといわれる今、同社の新卒入社3年間の定着率は90%。さらには在籍社員の9割が未経験、6割が20代のメンバーだというから驚く。
若手エンジニアが活躍できる会社の特徴とは一体何なのか。同社の事業部長を務める近藤正樹さんに話を聞いた。
株式会社システム・リノベイト
ソリューション事業部 事業部長
近藤正樹さん
会社設立から立ち上げメンバーとして参画。GW事業の所属長として従事した後、事業副部長へ昇格。東京オフィスの開発責任者として活躍中
ーーシステム・リノベイトでは、多くの若手エンジニアが活躍していると伺いました。そもそも「若手が活躍できる会社」とは、どのような特徴があるとお考えでしょうか?
大きく分けて、三つのポイントがあると考えています。
まず一つ目は、「年齢や性別に関わらず、誰もが大きなチャンスを得られる環境」があることです。ただの作業者にとどまらず、重要なポジションでプロジェクトに参画することで、自分の仕事が組織にどのように貢献しているかを実感できます。そうした「自分ごと」としての意識が、さらなる挑戦意欲を引き出すんです。
ーー若手の意欲を引き出す環境が重要である、ということですね。
加えて、二つ目のポイントである「若手に裁量権が与えられていること」も大切です。自分で考えて判断できる環境の方が、若手も挑戦を楽しみながら成長しやすくなりますから。
エンジニアとして長くキャリアを歩んでいくためには、「どう成長したいのか」を自ら考えて道を切り開いていく主体性が欠かせません。その主体性は指示待ちの姿勢で仕事をしていては一向に身に付かないので、裁量を持って働ける環境に身を置くことが重要なのです。
とはいえ、単に自由に働くだけでは成果を出すことはできない。主体性と「責任感」が伴う必要があることを忘れてはいけません。
ーーでは、その「責任感」を育む環境があることが、三つ目のポイントになるのでしょうか?
その通りです。「若手が自走できる風土」が、一人一人の責任感を育てていくと考えています。自ら目標を掲げ、達成に向けたアプローチを選択していく環境であれば、「自分で立てた目標だからこそ達成したい」と思いますからね。
ーー挑戦意欲・主体性・責任感。これらの素養を伸ばしていくことが大切なんですね。一方で、若手が成長しにくい(活躍できない)企業には、どのような特徴があるとお考えでしょうか?
意思決定がすべて上層部で行われる組織の場合、若手に発言権がほとんど与えられないので受け身の姿勢になりやすく、成長も停滞しがちです。
また、仕事に対する適切な報酬やフィードバックがない場合も、若手社員は「自分の成果が評価されていない」と感じ、モチベーションの維持が難しくなります。そのため当社では、努力や成果を適切に評価した上で、その評価がどのように会社の成長に結びついているのかまでフィードバックします。
若手にとっては、このフィードバックが成長を実感できる要素として大きな意味を持つんです。成功だけでなく失敗も含めて次につながる学びを得られることで、若手の成長がより確実なものとなっていきます。
ーーシステム・リノベイトでは、若手エンジニアの育成に欠かせない要素を育むために、どのような取り組みを行っているのでしょうか。
いくつかの取り組みがありますが、特に注力しているのは「大規模案件に若手を積極的に参画させる」ことですね。
例えば、当社が手掛けている中でもかなり大型の数億円規模のプロジェクトで、若手エンジニアに開発環境の構築リーダーを任せたケースがあります。
このプロジェクトでは、開発環境の選定やコーディング規則の策定など、基盤となる部分を若手が中心となって決定していきました。実際に手を動かしながら、どのような開発環境が最適かを検証し、必要なツールやプロセスを整えていく工程を任せたんです。
ーーただ参画させるだけではなく、プロジェクトをリードする経験を積ませているのですね。
リーダーを経験することは自信や責任感を生むと同時に、技術選定や品質管理に対する深い理解にもつながりますからね。さらに、開発環境を構築する上では他部署やプロジェクト関係者との調整も必要なので、コミュニケーション力や柔軟な対応力も培われます。
このプロジェクトをリードした若手エンジニアも、初めは戸惑いがあったようですが、最終的には自分の選択がチームに与える影響の大きさを理解し、責任感を持って取り組んでいました。
ーーとはいえ若手がプロジェクトをリードすることには、一定のリスクも伴うのではないでしょうか。その点はどのようにカバーしていますか?
開発の各フェーズで先輩エンジニアが技術的な助言をするだけでなく、判断に迷った際に「どの選択肢がベストか」「各選択肢がプロジェクトにどう影響するか」を一緒に考えられる場を設けています。
ここで重要なのは、答えを直接教えないことです。自ら答えを導き出せるように促し、若手が「自分で考えて決断する力」を育むことを目指しています。
ーーここまで、若手エンジニアが活躍できる会社の特徴を伺ってきました。ただ、活躍や成長は「持続させていくこと」の方が難しいですよね。そのためには何が必要になるとお考えですか?
成長を持続させるためには、日々の業務で得られるスキルや知識だけでなく、「自己成長への意識」を常に持つことが不可欠です。
例えば当社では、プロジェクトの振り返りの際に技術的な成長だけでなく「どのような視点を養えたか」「自分の強みや課題は何か」といった、今後の成長につながる自己評価を促しています。さらに、一定期間ごとに「目標再設定」の機会を設け、個々の成長や志向に応じて、新たな挑戦を目指す環境づくりにも力を入れています。
ーー若手がキャリアを主体的に築いていくためには、会社としての支援も重要ということですね。
そうですね。当社では社内のプロジェクト情報を広く公開し、エンジニアが自ら希望するプロジェクトに参加できる仕組みを整えています。エンジニアが自ら手を挙げて参加できる仕組みを整えることで、どのチームにいても自分の力を活かせる機会が得られるようになっているんです。加えてエンジニア自身が学びたいテーマで勉強会を積極的に推進しており、特に若手がリーダーシップを発揮しやすい風土を育んでいます。
とはいえ、全員にやみくもにチャンスを与えているわけでもありません。日常的な仕事への取り組み姿勢や、チーム開発への貢献度合いを鑑みて、このメンバーなら任せられるだろうという判断は入ります。このような姿勢を持つ若手の活躍が、他のメンバーやベテラン社員にとっても良い刺激となり、成長のサイクルを生み出していくのです。
システム・リノベイトでは、「全員経営」という考え方を大事にしており、若手でも経営層と直接の対話がしやすい環境です。経営層が持つビジョンを肌で感じることで、若手が会社の未来を「自分ごと」として捉えられるようになる。すると、自分のキャリアの方向性もより明確になります。
さまざまな取り組みを通じて、若手エンジニア一人一人が成長し、会社の未来を支える存在となってくれることが、システム・リノベイトが目指す理想的な姿です。
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撮影/桑原美樹 取材・編集/エンジニアtype編集部
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