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トップエンジニア&テックな著名人が2026年に注力したいことは? 個人的な抱負を大公開!

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年始の慌ただしさに押されているうちに、早くも2026年最初の1カ月が終わろうとしている。目の前の業務に追われ「今年の目標」と向き合うタイミングを失った……と、心残りを抱えている人もいるかもしれない。

とはいえ、今からでも遅くはない。少しだけ足を止め、これからの一年をどう過ごすかを考えてみることで後悔のないキャリアにつながっていくに違いない。

そこで今回は、業界の第一線で活躍するエンジニアや著名人たちに、2025年の振り返りと2026年の抱負を教えてもらった。きっと、あなた自身の2026年の目標づくりのヒントが見つかるはずだ。

岩瀬義昌さん

【2025年の振り返り】「チームを導くこと」の重要性を再認識

岩瀬義昌さん

AI関連のプロダクト開発に注力していましたが、その中でも結局、最大の課題として帰着したのは「組織・チームの方向性の明確さ」「特に魅力的でメンバーが共感してくれる方向性・ストーリー」を作ることでした。

この重要性は Harvard Business Reviewの論文などでも触れられており、これを定義できるかどうかで、全体としてのパフォーマンスが大きく変わります。

岩瀬義昌さん

コーディングエージェントの進化によって、足元のコードの実装の速さはどんどん向上しています。ただ、その実装が具現化する、より上位の視点の方向性は人が意思を持って、周囲に伝える必要があり、結局はこの課題になるんだな、と思う1年でした。

【2026年の抱負】新たな領域を基礎から学ぶ機会に

岩瀬義昌さん

2026年は、プライベートに時間をしっかり割くため、本業の仕事は長期間お休みをする予定です。付随して、イベントやカンファレンスへの現地登壇も出ない方針です。オンラインであれば、顔を出すかもしれません。

隙間時間がある程度生まれてくるので、技術面では普段は勉強しにくい基礎的なところを学びたいなと思っています。例えば、transformerをゼロから組んだことがないのでその辺りなどです。一方で、非技術面も学びたいと思っていて、人文科学系の分野を学ぶ予定です。

【2026年は私のここに注目!】書籍・Podcastでの発信に注力

岩瀬義昌さん

二つほどあります。一つは、(おそらく)2026年上期に翻訳書籍を1冊出せるはずです。内容はお伝えできませんが、素晴らしい書籍なので、日本のエンジニア組織界隈に必ず役に立つと考えています。

もう1つは、2025年下期に減速していたPodcast(fukabori.fm)の更新頻度を再び上げることです。年間12本を目安に出していく予定です。

プロフィール画像

NTTコミュニケーションズ株式会社
『Generative AI プロジェクト』リードエンジニア | エバンジェリスト
ポッドキャスト『fukabori.fm』運営者
岩瀬義昌さん(@iwashi86

東京大学大学院修士課程修了後、2009年にNTT東日本に入社。大規模IP電話システムの開発などに従事したのち、内製、アジャイル開発に携わりたいという思いから14年にNTTコミュニケーションズSkyWay開発チームに転籍する。20年には組織改善に尽力すべく、ヒューマンリソース部に異動。22年からは再び開発部に戻り、全社のアジャイル開発・プロダクトマネジメントを支援。現在は、同社のイノベーションセンター テクノロジー部門 でGenerative AI PJリーダーとして活躍。『エンジニアのためのドキュメントライティング』(日本能率協会マネジメントセンター)『エレガントパズル エンジニアのマネジメントという難問にあなたはどう立ち向かうのか』(日経BP)など、数多くの技術書の翻訳に携わる。エンジニアに人気のポッドキャスト『fukabori.fm』を運営

LayerX・松本勇気さん

【2025年の振り返り】「Bet AI」をリード

松本勇気さん

特に注力したテーマの一つが、自社をAgent Nativeに変革する「Bet AI」への舵取りです。結果、社内もお客さまに向けてもたくさんのAgentが生まれ、展開されました。

特に、Enterprise企業におけるAgent活用の基盤としてAi Workforceが進化を遂げ、実際に利用されています。

【2026年の抱負】LLMの力を広く届けられる会社へ

松本勇気さん

業務を自動化する、実行するAgentを大量に構築し届けられる仕組みを組織を完成させたいです。

また、社員が急激に増加していく1年になるため、それを支える経理や人事などのバックオフィスにおいてもAgent Nativeな新しい形を実現させたいと考えています。

LLMはコーディングだけでなく多様な領域で自動化を実現する、その力を最も効率よくお客さまにお届けできる会社を目指していきます。

【2026年は私のここに注目!】会社も個人も、テーマは「Agent」

松本勇気さん

引き続き日本を代表する大企業を始めとして多くの企業のAgent活用を、最も高速に最もたくさん実現していく会社でありたいです。

バクラクもAi Workforceも三井物産デジタル・アセットマネジメント(Fintech事業)も、あらゆる経済活動のデジタル化に向けて新機能・新プロダクトを展開し続けます。

個人としても、引き続きCoding Agentと共に新しいプロダクトを生み出していきたいです。

プロフィール画像

株式会社LayerX
代表取締役 CTO 兼 AI・LLM事業部管掌
松本勇気さん(@y_matsuwitter

株式会社Gunosy、合同会社DMM.comのCTOを経て、2021年3月よりLayerX代表取締役CTOに就任。開発や組織づくり、ならびにFintechとAI・LLMの2事業の推進を担当。19年には日本CTO協会の立ち上げに関わり、理事として活動したのち、25年より顧問に就任

米マイクロソフト・牛尾 剛さん

【2025年の振り返り】エージェントに全ベット

牛尾剛さん

去年はエージェントに全部ぶっこんでめちゃくちゃ頑張りました。良いポジションを与えてもらって、死ぬほどがんばりました。

結果はどうだったというと、1年頑張って「何の成果もありませんでした!」でした。まさにイノベーションのジレンマのような状態になって、自ら育てていたたソリューションを捨てました。人生のキャリアの中で、がんばったのに、もっともうまくいかなかった年とも言えますね。

【2026年の抱負】コーディングエージェントを「使える」「楽しむ」ように

牛尾剛さん

今年は GitHub Copilot とか、Claude Code といった「コーディングエージェント」を触りまくりたいですね。

自分は何かを作るのが好きなのでクラウドの中のエンジニアをやっていますが、この辺りは破壊的なテクノロジーで、エンジニアとしてのアイデンティティを崩壊させるほどの何かと感じています。

牛尾剛さん

自分がパッションをもって何を作っていけるか? を模索しながら、まずはどうしていいか分からないなりに、まずはこれらのツールを圧倒的に「使える」ようになって、自分が楽しんで出来ることを考えて実践していきたいと思います。

【2026年は私のここに注目!】全力で「ちゃんとしたエンジニア」でありたい

牛尾剛さん

私は単なるいちおっさんエンジニアですし、出来るタイプでもないですし、有名になりたいとか、ロールモデルになりたいと微塵も思っていませんので、期待していただかなくて結構です。(おこがましいです)

牛尾剛さん

ただ、全力でちゃんとしたエンジニアになれるようがんばりますし、自分が気づいた事は相変わらず、自分のためにブログを書いてシェアしようと思っています。

技術以外だと、去年は、ディープブルースの単独ライブを大阪でしたので今年度末もしたいですわ。趣味のディープブルースはご期待ください。

プロフィール画像

米マイクロソフト
Azure Functionsプロダクトチーム シニアソフトウェアエンジニア
牛尾 剛さん(@sandayuu⁠⁠⁠

1971年、大阪府生まれ。米マイクロソフトAzure Functionsプロダクトチーム シニアソフトウェアエンジニア。シアトル在住。関西大学卒業後、日本電気株式会社でITエンジニアをはじめ、その後オブジェクト指向やアジャイル開発に傾倒し、株式会社豆蔵を経由し、独立。アジャイル、DevOpsのコンサルタントとして数多くのコンサルティングや講演を手掛けてきた。2015年、米国マイクロソフトに入社。エバンジェリストとしての活躍を経て、19年より米国本社でAzure Functionsの開発に従事する。ソフトウェア開発の最前線での学びを伝えるnoteが人気を博す。書籍『世界一流エンジニアの思考法』(文藝春秋)は10万部を突破し、ITエンジニア本大賞2025特別賞も受賞

ハヤカワ五味さん

【2025年の振り返り】“調整”の2025年

ハヤカワ五味さん

去年上半期は生成AI推進関連でバタバタしていましたが、夏に全社での生成AI号令が出たタイミングからは大きく働き方が変わりました。

そのため去年下半期は主に、もう少し長期的なプランを練り、それを各所と調整するような作業が多く、それまでのような短期的で変数の多いような取り組みではなくもう少し落ち着いた大人としての仕事という感じが多かったです。

【2026年の抱負】祈り、そしてドーパミン中毒の卒業

ハヤカワ五味さん

今年は、ドーパミン中毒の卒業を目標にしたいと思っています(笑)

というのも、“調整”の2025年を超えて、自分がコントロール可能でかつすぐに報酬に返ってくるような事象が社会には少ないかつ、ドーパミンドリブンで仕事をしていると中長期的なプランニングに弱いということがわかったからです。

ハヤカワ五味さん

薄々「私はドーパミン中毒なのでは?」と思うことは多かったですし、むしろそれを上手くコントロールできていると仕事のパフォーマンスもむしろ良いみたいな状態でしたが、いい加減大人としての働き方も学んでいきたいのでドパ中卒を目指します。

とりあえず、TikTokはアンインストールしました。あとは水泳などして自分の体力を削ごうと思います。

【2026年は私のここに注目!】テーマはAIエージェント&ロボ

ハヤカワ五味さん

今年は、AIエージェントとロボの2軸で頑張っていこうと思います。個人開発ではAIgomichanなど独自AIエージェントの提供などができたらいいなと。

また、今年中にいくつかのロボを作れたらいいなとも思っています。

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ハヤカワ五味さん(@hayakawagomi

18 歳で起業後、ランジェリーブランド『feast』、フェムテック事業『ILLUMINATE』など、多数の事業を展開。2022年3月にはユーグレナグループにグループインし、はたらく女性向けの新規事業開発に取り組む。24年4月に退職後、大手IT企業に生成AI関連の推進担当として転職。生成AIの利活用に関してSNSでも積極的に発信している

AIエンジニア・からあげさん

【2025年の振り返り】アウトプットの機会に恵まれた1年

からあげさん

2025年は、書籍を2冊(『教えて!からあげ先生 はじめての生成AI』『PythonではじめるMCP開発入門』)出すことができ、月2回以上のペースで勉強会・カンファレンス等のイベントに登壇させていただきました。周りの方から、多くの機会をいただき2024年以上に多くのアウトプットができた年になったと思います。

一方、私自身としては自分の可能性を切り開いていくような新たなチャレンジが少なかったという反省があります。

【2026年の抱負】新たなサービスを生み出す経験値アップ

からあげさん

人から依頼されたことをこなすだけでなく、自分自身で新たなプロジェクト、サービス、プロダクトを生み出したいと考えています。

特にWEBサービス運用に関しては、今まで興味はありつつも、手を出してこれなかった分野なのですが、仕事でもプライベートでも、そういったサービス運用の知識と経験があれば、もっといろいろなことができたかもしれないと痛感することが何度かありました。

からあげさん

生成AIにより、簡単なプログラムは誰でも作れるようになってきたので、自分の幅を広げるためにも、たとえ小さくても個人でWebサービスを作り上げて運用するといった経験をいくつかしてみたいなと考えています。

【2026年は私のここに注目!】“これまでの自分”を超えるチャレンジを

からあげさん

今年は、今までの自分にはできなかったようなことにも新たにチャレンジをしていきたいと思っています。Webサービスに関しては、去年作った仮想本棚アプリを『Biblio Canvas』という名前でWebサービスとして作り直して早速運用を開始しています。他にもいくつか構想はあるので、複数のWebサービスを開発、運営したいと考えています。

からあげさん

また「からあげ帝国放送局」という音声配信も新たに開始しました(SpotifyApple Podcast等各種プラットフォームで配信中です)。

うまくいかないものもあるかもしれませんが、なるべく継続して一つでも大きく育てることができればと考えています。よろしければ是非応援してください!

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AIエンジニア
からあげさん(@karaage0703

『面倒なことはChatGPTにやらせよう』『PythonではじめるMCP開発入門』(ともに講談社)、『人気ブロガーからあげ先生のとにかく楽しいAI自作教室』(‎日経BP)、『Jetson Nano超入門』(‎ソーテック社)、『教えて!からあげ先生 はじめての生成AI』(KADOKAWA)を執筆。『ラズパイマガジン』『日経Linux』など多数の商業誌・Webメディアへも記事を寄稿。 個人としてモノづくりを楽しむメイカーとして「Ogaki Mini Maker Faire」をはじめとした複数のメイカー系イベントに出展。Podcast『からあげ帝国放送局』を配信中。好きな食べ物は、からあげ

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