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ビーサイズ八木啓太氏が語るBsize BoTのコンセプト「モノのBoTが語るコトは、ヒトの人生を変えるか」
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大切なヒト・モノ・コトをみまもる、モノのBoT
テレビ東京系列で放送されている『ガイアの夜明け』といえば、新しいビジネスを手掛け、飛躍を目指す企業の姿を追う人気テレビ番組の一つだ。そこで2017年4月、「業界の“巨人”に挑む!」というテーマで特集された新たな“みまもり”サービスが、今大きな注目を集めている。
八木啓太氏が代表を務めるビーサイズ株式会社がリリースした新デバイス「GPS BoT」と、みまもりサービスだ。高性能ながら、リーズナブルで明瞭な価格。誰でも簡単に使えるシンプルな便利さが視聴者の反響を呼び、番組放送直後から、申し込みが殺到したという。
これまで、自然光に近いLEDデスクライトや、新型iPhoneで再注目されるQi規格のワイヤレス充電器などを開発してきた同社。今回あらたに、IoTサービス、とりわけ“みまもり”サービスをリリースした背景には、どのような思いがあったのだろうか。
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「私自身、子どもが生まれるなど、社会を支える側の世代になりました。そうした時に、社会の様々な課題に対して、どのような解をもたらせるか。次の世代に、どんな未来を託せるか。そんなことを、これまで以上に実感を持って考えるようになったからかもしれません。ただ、自分たちが支えると息巻いても、世代の非対称性が拡大する中で物理的に難しい。そこで、スケーラブルなテクノロジーによって、時間的、物理的制約を超えて、知的労働の不足を補えないかと構想したのがBsize BoTシリーズです」
そして八木氏はBoTシリーズの開発コンセプトについて以下のように続ける。
「クラウドの知性と物理インタフェース、それらをつなぐセルラー回線を持った知的ロボットが、社会の片隅をみまもり、知的労働をサポートする。ということを目指して開発しました。まずはじめに『共働き世帯の子どもの見守り』というドメインに絞り、社会実装を検証しているのが、シリーズ最初のGPS BoTです。」
GPS BoTは、セルラー回線を内蔵し、端末単独でクラウドと通信できる位置情報デバイスだ。GPSや周辺に飛ぶWiFi電波、携帯基地局や加速度などのセンサ情報を使いて、クラウドで高精度に現在地を特定するシステムだという。
GPS BoT端末は5センチ四方で厚みは2センチに満たない、コンパクトなプロダクトだ。さらに興味深いのは、連動するアプリ内でアイテムを課金すると、このリアルアイテムが自宅に届くというUX。サービスのモノ化ともいえるこのUXは、新鮮な感動があるばかりか、ユーザーによる一切の接続設定を廃すという合理性も兼ね備えている。シンプルで分かりやすいUI/UX設計は、IoT機器にありがちな煩雑さやストレスを感じさせないものになっている。
GPS BoTは、既存のみまもりサービスに比べて、圧倒的に使いやすいと評判だ。精度と頻度が高く、日本中どこでも確実に通信できるなど、技術的な面でも優位性がある。しかしその違いは、個々のスペックではないという。
「既存の位置情報みまもりサービスとの決定的な違いは、サービスの設計思想ではないでしょうか。これまでの見守りサービスは、例えば、保護者が検索ボタンを押すと、30秒後に子どもの現在地が分かるといったものです。いうなれば、『遠隔で、人が、手動で見守ることができる』サービスです。一方で、GPS BoTは『保護者に変わって、BoTが、自動で見守る』ことを前提につくられたサービスです。そもそも、親御さんからすれば、お子さまに健やかで安全に過ごしてほしいだけであってみまもり自体が目的ではない。だから、誤解を恐れずに言えば、僕たちが実現したいのは、『みまもらなくてもいい』サービスです」
八木氏の言う『みまもらなくていい』サービスとは一体どのようなものなのだろうか。
「GPS BoTが、自律的に現在地をアップし続けるため、今どこに居るのかがリアルタイムに分かるのはもちろん、過去の生活パターンを学習し、それぞれの生活に応じた見守りを行うことができます。ご自宅や学校、塾や通学路などを自動特定し、登校や帰宅、はたまた何か異常な行動をしているなどの出来事に応じて、保護者にPUSH通知します。つまり、GPS BoTは保護者に代わってずっと見守ります。何かあれば通知するのでどうぞ安心してください、というサービスを目指しており、見守りそのものを失くすこと、不安そのものを失くすことが我々の目的です」
そんなコンセプトが共感を呼び、GPS BoTは、サービスリリースから高い支持を得る結果となった。
「おかげさまでユーザーの方々からたくさんのお声をいただきます。感謝や応援、ご期待もお叱りもある。それを励みに、日々サービスを進化させ、アップデートさせています。通常、家電メーカーは売り切りビジネスと言われるが、私たちは端末を販売してからが始まり。一緒にサービスを創り上げる関係性を構築できているのは、とても光栄でうれしい」
デザインとテクノロジーで、社会革新を目指すエンジニアチーム
富士フイルムで医療機器の設計を手掛けていた八木氏は、メーカーを退職後、ひとりで家電メーカー、ビーサイズを創業。LEDデスクライトを企画設計製造販売し、ヒットさせたことから「ひとりメーカー」と呼ばれ、注目される存在となった。今回、IoTの分野へ進出し、ハードウェアだけでなくアプリ・クラウドサービスにまでその領域を広げてきたのには、どのような経緯があったのだろうか。
「私たちがチームとして成長するに連れ、解決を志す社会課題も大きくなり、結果的に個々のハードウェアだけで解決しようとするのが合理的ではない場合も多くなりました。実現したいことを前にすると、ハードもソフトもクラウドも手段に過ぎません。システム全体として、あらゆる手を尽くして理想の実現を目指す。そのために必要なものは何かを考えた時に、セルラーIoTや、クラウド、AI、といったテクノロジーを取り込む必要があると考えたんです。これまではハードウェアエンジニアを中心としたチームでしたが、徐々にアプリやクラウドといった上位レイヤーのチーム強化を進めています」
ビーサイズでは、八木氏や開発メンバーの想いを起点に、プロジェクトが始まる。自分たちが作り手でも使い手でもあることで、真のユーザー視点に立った開発ができると語る。
「実際にGPS BoTのプロトタイプを、開発メンバーがお子さんに持たせて使いながら、模索をしてきました。みまもりとは何か? そのための最適な方法は? 採用する技術は? 試作と仮説検証を幾度も回し、機能を研ぎすませながら多くの淘汰を超えて、初めて優れたプロダクトが実現できるというのが私たちのやり方です」
Bsize BoTが描く未来の可能性
『ガイアの夜明け』での特集以降、GPS BoTは八木氏の予想を上回る申し込みが寄せられている。すでに活用しているユーザーからの評価も高いことなどから、サービスに確かな手応えを感じているという。今後の戦略について聞いた。
「GPS BoTのリリースによって、クラウドとアプリ、セルラー回線とBoT端末がシームレスに連携するIoTサービス基盤を確立することができた。これによって、位置情報以外にも、次なるBoTシリーズの展開が早期に実現できると考えています。
現在、人感センサーやコミュニケーション機能で生活者をみまもる屋内向けのBoTや、車向けのBoTなど、みまもりBoTデバイスを並行開発し、UXの検証を行っています」
八木氏によると、将来的にはそれらは互いに協調しあいながら、より高次のみまもりを実現していくようになるという。いずれ、人では預かり知らない予兆をBoTが捉え、お知らせてしてくれるとしたら、それはもはや、虫の知らせかお告げのようなものだ。
Bsize BoTは、そんな人生を左右する未来予報をもたらすサービスになるかもしれない。静かなる革新を続けるビーサイズ。次にリリースされるBsize BoTシリーズにも目が離せない。
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スマホアプリエンジニア こないだガイアの夜明けで特...
文/浦野 孝嗣 撮影/竹井 俊晴
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