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医療ベンチャーKAKEHASHI、総額約9億円のシリーズA資金調達を完了。事業拡大を目指し、エンジニア採用強化

ITニュース

    株式会社カケハシ(以下、 KAKEHASHI)は、グロービス・キャピタル・パートナーズ、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社、Salesforce Ventures、SMBCベンチャーキャピタル株式会社、および既存投資家であるDraper Nexus Venture Partners、グリーベンチャーズ株式会社、500 Startups Japanより、総額約9億円の資金調達を完了したことを発表した。

    KAKEHASHI

    KAKEHASHIは、薬局向けの基幹業務システム『次世代電子薬歴システム Musubi』を運営している。毎日2-3時間かかる薬歴記載にかかわる薬剤師の業務負担を大幅に削減することが可能なシステムで、2017年8月にリリースして以来約8カ月で、全国の薬局約6万店舗の13%にあたる合計8000店舗を超える薬局から問い合わせを受けたという。

    今回の資金調達により、Musubiのさらなる機能拡充と新規事業立ち上げを見据えた組織基盤の強化を図る。

    エンジニア採用を積極的に行うことで開発体制を強化し、顧客のフィードバックを反映したMusubiの機能拡充と改善を行うとともに、医療業務システムとしてスケール化に耐え得るシステム基盤の強化を実施予定だ。また、導入支援・カスタマーサポート体制の強化、営業提携の加速と社内営業体制の強化を実施することで、より高品質なサービス提供の実現を目指す。

    変革が進む医療×IT領域では、エンジニアの積極採用に乗り出す企業が続々と登場している。新たなキャリア選択を実現するフィールドの一つとして、その動向に注目したい。

    【ニュースリリース】
    資金調達のお知らせ(株式会社KAKEHASHI)

    文/福井千尋(編集部)

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