実際に作って最新技術が学べる！業務にも即役立つ新スクール「Techツクール」

2018.05.17 ITニュース

IoTハッカソンの企画・運営からIoT製品開発、IoT教育コンテンツ事業を手掛けているJellyWare株式会社（本社：東京都新宿区四ツ谷、代表取締役社長：崔熙元）が、動くモノを作りながら最新技術を学ぶ最新技術スクール「Techツクール（テックツクール）」をリリースした。

「技術知識」や「開発方法」を習うだけでなく、「自分で作れるモノづくり」を学び、成果として自ら考えて作ったものが必ず生まれる、作りながら学べる最新技術スクールだという。

Techツクールでは、単に技術スキルを身につけることだけにフォーカスせず、モノを「作る」という「目的」も重視するため、技術の有効な使い方について学ぶことができる。また、プロトタイピングに最適な独自のモノづくりレシピをもとに、無駄を無くした作り方が学べるため、学習コストを下げる効果も見込まれる。

Techツクールの全てのセミナーは、自分でプログラムを組みながら、手を動かしてモノを作るハンズオン形式セミナー。最新技術を使ってモノを作る中、技術の応用力が身につくことはもちろん、作るプロセスの中で見つかる課題を解決できる課題解決力まで身につき、真の技術スキルアップにつながるのだ。

運営会社のJellyWare社は、大手企業や自治体等との沢山のIoTハッカソン企画・運営実績を持っており、そのハッカソンノウハウを活かし、Techツクールでも自分で考えたモノを作り、その成果物を発表するところまでを目標としているという。自分で考えたモノを作って発表することで、技術力だけではなく、クリエイティブ力と情報伝達力の向上までつながる効果が見込めるのが、Techツクールが他セミナーと大きく異なる点と言えるだろう。

Techツクールは、IoT・AIを中心とした最新技術ハンズオンセミナーを6月から提供し、IoT・AIの人材不足解消、技術人材のプロトタイピング能力とクリエイティブ力向上、現場担当や責任者の最新技術導入に必要な技術知識向上などを目指す。

単なる知識を学ぶだけで終わらない、超実践型のスクールだからこそ、最新技術のリアルな側面を肌で感じることができる。今の職場でのスキルアップを目指すエンジニアにとっても、新たなスキルを身につけて転職したいと考えているエンジニアにとっても、理想的な環境と言えるだろう。

「Techツクール」詳細

Techツクールハンズオンセミナーラインナップ
■RaspberryPiを使ったIoTプロトタイピング　(２日コース) ※６月開始予定
【講座内容】
シングルボードコンピューターRaspberryPiを使って、IoT組込みプロトタイプを開発。ボタン・センサー・カメラ・スマホなどを入力とし、LED・音・画像・モーター・SNS投稿などを出力にすることが可能
GPIOやPWM、応用アプリケーションなどについても学び、自ら考えたアイデアを目標として成果物を得る。
【取得スキル】
Linux基礎、Python基礎、組込み開発基礎、電子回路基礎、Python基礎

■実践ディープラーニング　(3日コース) ※今夏開始予定
【講座内容】
既に用意してある学習データを使うのではなく、webカメラを使って各自で好なものを複数種類学習させ、リアルタイムに物体識別する
【取得スキル】
Python基礎、ディープラーニング(CNN)基礎、Tensorflow+Keras基礎、OpenCV基礎

■実践ディープラーニングでIoTプロトタイピング　(4日コース) ※今夏開始予定
【講座内容】
「実践ディープラーニング」と「RaspberryPiを使ったIoT プロトタイピング」の組合せ。学習はクラウド側で行うが、推論はエッジ側（RaspberryPi）で行い、出力結果をIoTを使ってリッチに表現
【取得スキル】
Linux基礎、Python基礎、組込み開発基礎、電子回路基礎、ディープラーニング(CNN)基礎、Tensorflow+Keras基礎、OpenCV基礎

■Web Bluetoothを使ったBLE開発　(１日コース) ※今年中開始予定
【講座内容】
BLE搭載マイコンを使って、マイコン側の回路・ファームウェア及び、通信相手のPC側のアプリを開発。アプリはHTML/JavaScriptを使って開発
【取得スキル】
HTML/JavaScript基礎、BLE通信基礎、組込み開発基礎、電子回路基礎

■Arduinoを使ったフィジカルコンピューティング　(2日コース) ※今年中開始予定
【講座内容】
オープンハードウェアとして最も有名なArduinoを使って、電子回路や組込みの基礎を学び、入力としてセンサー、出力としてPCモニターなどに繋がるフィジカルコンピューティングのプロトタイプ開発
【取得スキル】
電子回路基礎、組込み開発基礎、アプリ開発基礎

■FlashAirを使った組込み開発プロトタイピング　(1日コース) ※今年中開始予定
【講座内容】
WiFi機能搭載SDカードであるFlashAirを使って、低学習コストでプロトタイピングを行う。一例として、WebSocketでリアルタイムにビットコイン価格を有機ELに表示するガジェットを作成
【取得スキル】
組込み開発基礎、電子回路基礎、HTML/JavaScript基礎、Luaスクリプト基礎、FlashAir開発

Techツクールハンズオンセミナーの第1弾は、6月開始する「RaspberryPiを使ったIoTプロトタイピング」ハンズオンセミナー。世界的に有名な教育用コンピューター「RaspberryPi」を使ってIoT組込みプロトタイプを開発するハンズオンセミナーとを予定している。ボタン・センサー・カメラ・スマホなどを入力とし、LED・音・画像・モーター・SNS投稿などを出力にすることを学び、自分でアイデアを考えてオリジナルのモノを作ることを目指すセミナーだ。学べる技術としては、Linux基礎、Python基礎、組込み開発基礎、電子回路基礎などがある。

今夏には、AIの最新技術であるディープラーニングを使った画像認識技術を利用し、IoTプロトタイピングにつなげるハンズオンセミナーもリリースする予定。ディープラーニング関連モノづくりレシピも開発中とのことだ。ディープラーニング学習はクラウド側で、推論はエッジ側（RaspberryPi）で行い、出力結果をIoTを使ってリッチに表現するハンズオンセミナーとなる見込み。

「RaspberryPiを使ったIoTプロトタイピング」開催概要
【主な学習内容】
RaspberryPiの基礎から、RaspberryPiで使うLinuxコマンド、各種開発ツール、Python、GPIO制御、PWM、各種アプリケーション等について学び、自ら考えたアイデアを目標として、成果物を作る
【開催日時】
2018年6月21日（木）～ 6月22日（金）／10時～19時（受付：9時半～）
【会場】
東京都渋谷区千駄ヶ谷5-14-10 新宿明治通りビル６階みんなの会議室　代々木第１
【必要なスキル】
基本的なPC操作方法ができる方（プログラミング知識がなくても受講可能）
【必要な持ち物】
ノートPC（WiFiに接続可能、ソフトウェアをインストール可能であること）
※RaspberryPiを含む周辺機器や電子機器や電子部品、およびWiFiルーターは全て弊社にてご用意します
【受講料】
1日8時間 × 2日 = 16時間／法人：89,000円（税別）、個人：69,000円（税別）
【参加特典】
・使用したRaspberryPiとmicroSDカードは持ち帰りOK
・講義資料及び演習サンプルソースコードは持ち帰りOK
・最新技術情報が共有できるTechツクールコミュニティに参加可

Techツクールのハンズオンセミナーはこんな人にオススメ！
・技術の概念だけではなく技術の活用度を高めて、実務に最新技術を活用したい人
・専門的な業務に慣れすぎて、最新分野の勉強が足りないエンジニア
・ハードウェアに詳しくないが、IoTモノづくりにチャレンジしたいソフトウェアエンジニア
・最新技術の導入を目的に、知識や手法では得られないモノづくり実体験を通して、効果的な技術導入を達成したい人
・普段の業務にはない、最新オープンソース技術を学び、仕事の幅を広げたい人

Techツクールで作るモノの例
【自分だけのAIガジェットが作れる！】
・STEP1：ディープラーニング技術を利用して回転寿司のお皿の種類を認識するAIを作る
・STEP2：AIの指示によって回転寿司の会計を表示するガジェットを作る
→何を認識させたいかは無数な認識対象から自分で決める

＜認識対象の例＞
性別、年齢、果物、お菓子、食べ物、製品 etc
→出力ガジェットも学んだ技術から自分で考えて決める
＜出力技術の例＞
音、光、画像、SNS、モーター etc
※上記例は「実践ディープラーニングでIoTプロトタイピング」ハンズオンセミナーで作れるモノの一例です