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エンジニアの“脳トレ”に使えるClubhouse。冷めた目で見るのはもったいない【連載:澤円】

働き方

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株式会社圓窓 代表取締役
澤 円(@madoka510)

立教大学経済学部卒。生命保険のIT子会社勤務を経て、1997年、日本マイクロソフトに転職、2020年8月に退職し、現在に至る。プレゼンテーションに関する講演多数。琉球大学客員教授。数多くのベンチャー企業の顧問を務める。
著書:『外資系エリートのシンプルな伝え方』(中経出版)/『伝説マネジャーの 世界№1プレゼン術』(ダイヤモンド社)/『あたりまえを疑え。―自己実現できる働き方のヒントー』(セブン&アイ出版)/『未来を創るプレゼン 最高の「表現力」と「伝え方」 』(プレジデント社) Voicyアカウント:澤円の深夜の福音ラジオ オンラインサロン:自分コンテンツ化 プロジェクトルーム

皆さんこんにちは、澤です。

Clubhouse、参加しましたか?

1月末あたりから、まさに「狂騒曲」といった状態でしたね。

かくいうボクも、「招待して~~」とTweetして、参加させてもらったクチなので、まさに狂騒曲参加者ではありました。

それにしても、とにかく一時期の盛り上がり方はヤバかったですね。

めちゃくちゃ多くのインフルエンサーや起業家たちが、夜な夜な雑談を繰り広げる。

そして、それがまためちゃくちゃ面白かったりするわけです。

実際のところ、スタートアップ界隈というのは、雑談から発展していく傾向があります。

雑談の中でアイデアが浮かんだり、お互いの距離感が分かって「一緒にやろう!」と盛り上がったり。

そういう経験がある人たちは、雑談の重要性をよく理解しているので、Clubhouseという「距離を気にせず時間さえ合わせればOKな雑談部屋」をとても便利に感じたのではないかなと思います。

この記事を書いている2月末現在、日本のClubhouseはちょっと落ち着いた雰囲気になってきていますが、プラットフォームとしての認知度はかなり広まった印象があります。

疲労、睡眠不足も「スタートアップ的」

ボク自身は、数回だけ自分が主催者側のClubhouseの部屋で雑談をしました。

ちなみに、かみさんとも2回ほど部屋を作って話しました(笑)

あとは、ちょっと覗きに行く感じだったのですが、知り合いの部屋に行くとほぼ毎回スピーカーに招待されて、おしゃべりする側に回ることになりました。

これはとても楽しくかつ光栄なことではあったのですが、実は非常に知力体力を使う作業だったことも事実です。

というのも、ボクの稼業は「話すこと」がかなり重要です。

話すことそのものが仕事と言ってもいいくらいです。

ゆえに、「話す」という行為に対して相当気合が入ってしまいます。

雑談なんだから気楽にすればいいはずなのに、スピーカーになったとたんに「うおぉ、話すぞっ!」というモードになります。

エンジンをかけて暖機運転なしにアクセル全開でトップスピード! みたいなマインドになってました。

そのおかげで、話が終わったとは、かなりの疲労を感じることになっていました。

これは、単にボクのギヤの入れ方の問題で、万人に共通する事象ではないと思いますが、ボクにとってはなかなか大変な状態でした。

そして、面白そうな部屋は夜の時間帯に集中していたので、睡眠不足を引き起こすという問題もありました。

(実際、親しい友人たちは、かなり深刻な睡眠不足が恒常化していたようです)

でも、この状況もまさにスタートアップ的ではあります。

夜が明けるまでファミレスで議論したとか、誰かの部屋で熱く語り合ったとか、起業家の方々なら誰もが体験したことだったと思います。

ボク自身は起業家ではありませんが、数多くの起業家のサポートをさせてもらっていたこともあり、「あー、なんかこの感じは通じるところあるなー」と思って眺めていました。

アイデアをどうやってテクノロジーに落とし込むか、妄想してみよう

Clubhouseでの起業家たちの雑談を「なんか成功者たちがわちゃわちゃと楽しくしゃべっている」と冷めた目で見てしまうのは、ちょっともったいないと思います。

今までは何かしらの人間関係がなければ聴くことのできなかった、起業家たちのアイデアの交換を横で聴くことができるのは、エンジニアのキャリア構築にもめちゃくちゃプラスになります。

Clubhouseで話している人たちは、必ずしもテクノロジーに明るいわけではありません。

あれこれアイデアを出している中で、実装まで考えていないものもあるでしょう。

そのアイデアをどうやってテクノロジーに落とし込むかを妄想するだけでも、非常にいい脳内トレーニングになります。

「20代限定の中国企業への転職紹介サービスとかあるといいと思わない?」というアイデアがでたら、

「20代に限定するために必要な認証の仕組みはどう作る?」
「中国企業のリストが手に入るデータベースにはどうアクセスするんだ?」
「Webサイトの認知を高めるにはどのプラットフォームが最適なんだ?」

など、考えることはいろいろありそうです。

そういう聴き方をしていると、突然やってきたチャンスにすぐ飛びつく準備ができたりします。

「これできる人~?」とどこかで声が上がったとき、「私できます!」と言える状態をつくっておくと、非常に有利ですよね。

Clubhouseは即興性の高い場なので、アイデアも揮発しやすかったりします。

だからこそ、小さいピースを瞬時につなげていくトレーニングには最適だと思います。

その場限りになりそうな言葉をヒントとして捉え、実際のアイデアに落としていくのは、エンジニアにとって大いなる武器になります。

ぜひともClubhouseの聴き方を工夫してみてくださいね!


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