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技術者におすすめのインプット方法&アウトプット下手におすすめの学びの深め方は?【キャディばんくし・Sansan藤倉成太・ZOZO瀬尾直利/聴くエンジニアtype Vol.2】

働き方

エンジニアtypeが運営する音声コンテンツ『聴くエンジニアtype』の内容を書き起こし! エンジニア読者が抱える仕事やキャリアのお悩みに、注目企業のCTOやさまざまな領域の第一線で活躍する技術者が回答します
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前回に引き続き、「ばんくし」ことキャディ・河合俊典さん、Sansan・藤倉成太さん、ZOZO・瀬尾直利さんがエンジニアから寄せられた相談に回答してくれた。

今回の相談は「インプット・アウトプット方法」について。自分自身の若手時代を振り返りつつ、各社の取り組みを紹介した。

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【MC】
キャディ株式会社 Tech Lead
河合俊典(ばんくし)さん(@vaaaaanquish

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【Speaker】
Sansan株式会社 執行役員/技術本部 インフラ戦略部 部長/同 海外開発拠点設立準備室 室長
藤倉成太さん(@sigemoto

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【Speaker】
株式会社ZOZO 技術本部 本部長 兼 VPoE
瀬尾直利さん(@sonots

【今回の相談】

Tさん(28歳・男性)

将来はWeb系のプロダクト開発をしたいと思っています。日常的にできるインプット・アウトプットの方法を教えてください。

「知りたいこと」にあわせてインプット方法を使い分ける

河合:日常的にできるインプット・アウトプットの方法が知りたいという相談ですね。まずは瀬尾さん、いかがでしょうか?

瀬尾:若い頃は本とSNSを中心にインプットしていました。

体系的な知識を学ぶなら、本が便利ですね。一方で、最新のトレンドはまだ本にはまとまっていない場合も多いので、SNSでキャッチアップするためにTwitterなどを日々巡回しています。

あとは、社内だと、社員が技術に関連するトピックを共有しあっているSlackのチャンネルもよく見ますね。そちらは社内で使われている技術に絞られているので、効率がいいんです。

全社的な技術戦略を見るような立場になってからは、さらにインプットの効率化を意識するようになりました。かつ、社員にもインプットの機会を提供していきたいと考えた結果、技術顧問によるオフィスアワーやライブコーディング会、AWSのソリューションアーキテクトによる講習会を開催しています。

有識者の力を借りて、効率よくインプットできる仕組み作りを進めていきたいですね。

河合:私も30代になってから、もっと効率を良くしていきたいと思うようになりました。日々の勉強でも、削れる情報があるな、と思って。

ただ、情報を削ることで特定の分野に対する深みが増す反面、当然ながら知識の広さはなくなっていくので、どうやってカバーすればいいか悩んでいます。

瀬尾:知識の幅を広げるためには、それこそSNSが便利ですよ。

経営者をはじめ、いろいろなジャンルの人をフォローすると、技術領域に限らず幅広い情報が入ってきます。毎日全てを細かく追えなくても、ある程度眺めていればインプットになるかなと。

聴くエンジニアtype

河合:自分の専門外の領域については「トレンドを追えているか」という肌感を持っておくと良い、ということですね。

続いて、アウトプット方法についても聞かせてください。

瀬尾:私自身が行っている効率的なアウトプット方法でいうと、何かを学んだらすぐに「メモを取る」ことですね。メモを整えればすぐにブログで公開できる状態にしているんです。

ZOZOとしてもテックブログの執筆やミートアップでの登壇は推奨していて、アウトプットの仕組みづくりもしています。

河合:メモやテックブログでのアウトプットは私もやっているのですが、「中途半端なものは出せない」という気持ちが邪魔になることもあって……。

瀬尾:私は、自分の個人ブログであればあまり気にしすぎずに載せていますよ。背景を知らないと何の話か分からないような記事もあるけど、気にせずがんがん載せちゃってます。

「アウトプットが苦手」でも、インプットしっぱなしにはしない

河合:ちなみに、先ほどおっしゃっていた「会社でアウトプットを推奨するための仕組みづくり」とは具体的にどういったものですか?

瀬尾:「ZOZOの技術プレゼンス向上のために、テックブログを書いてほしい」というお願いを会社からしているんです。

その上で、「テックブログを●本執筆」といった評価基準を設けて、アウトプットの実績を評価しています。

河合:しっかり評価に入れるというのが重要なんですね。

藤倉さんは、インプットやアウトプットについて意識していることはありますか?

藤倉:ばんくしさんも含め、アウトプットが上手なエンジニアの方って多いじゃないですか。この相談者さんもそうかもしれないのですが、私は個人としてのアウトプットが苦手なタイプなんです。

私のFacebookやTwitterを見てもらえれば分かるのですが、何もアウトプットしていません。Facebookは海外出張の空港でのチェックインでしか更新していませんし、Twitterはほとんど使っていないんです。

経営層としてではなく一エンジニアの藤倉としてお話しますと、自分の体の外に何かを出すということに対するモチベーションがあまりない。その代わり、インプットしたものを頭の中できちんと言語化して、いつどこで誰に何を聞かれても完璧に答えられるようにしたいとは思っています。

そのためにも、お風呂に入ってる時や通勤中に、インプットしたものについて自分の頭の中で説明を繰り返すようにしているんです。

ロジカルに説明しようとすると、どうしても自分の知識量では説明しきれない部分が見つかる。

「あれ、なんでこうなるんだっけ」とか「世の中ではこれが常識だって言われてるけど、どうして?」とか、自分の言葉で説明できないことを発見したら、それが次のインプットの糧になりますからね。

聴くエンジニアtype

藤倉:今回の相談には「将来」というキーワードが入っていましたが、私はあまり将来を見過ぎずに今をどう楽しく、やる気を持ってやっていけるかを考えています。今に向き合い、それが積み重なって未来につながると思っているので。

河合:インプットもアウトプットも、人それぞれで非常に面白いですね。私や瀬尾さんはアウトプットが大好きなタイプかな、と思うので。

瀬尾:そうですね。藤倉さんが頭の中で行っている情報の整理をするために、私はアウトプットをしているんだと思います。

アウトプットするタイミングで体系立てて整理しなければならないから、自分の理解も深まる。私の場合は、「情報を共有する」ということが好きなのかもしれないですね。

河合:瀬尾さんと藤倉さんのアウトプットに対するスタンスは対照的ですが、共通点も見えてきましたね。インプットした内容を整理すること・構造化すること。ここが大切なのかなと思います。

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次回更新は12月1日(木)予定。テーマは「ユーザー視点の必要性」です。お楽しみに!

文/まゆ

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